2008-04-21

今夜のオープンGチューニング。

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話○ 抜○ 消小 総合○

外見ロリーな姉さん女房表題作連作3話&描き下ろしショート+官能小説好き彼女を同級生彼氏がライト調教連作3話+短編5本。
貧乳マスターであるこの作家であるから当然つるぺたティーンズ主体ではあるが、今回は冒頭連作の人妻ヒロインがオーヴァーエイジ枠なのでピュア幼女好きは要注意。絵柄自体は古典的で超絶画力タイプでもないが、くるくる変わる表情の愛らしさや扇情的なアクメ顔などの描写は本当に向上したと思う。
ストーリー面でもヴェテランらしくワン・アイディアをていねいにオチまでつなげる展開力はさすが。和姦/凌辱どちらもやれる人だが完全ダーク系2本がある以外はベタ甘ラヴか多少プレイが強要っぽくても相思相愛だったりなのでおおむね前者寄り。
このところはエロシーンの充実ぶりもいちじるしく、とりわけおずおずと未成熟な下半身を拡げた際のパイパンまんこの微妙な肉づきとか、勢いよく発射された精液を受け止める女性器附近のクローズアップとその瞬間絶頂に達する女の子のイキ顔とがシンクロするさまが快感中枢を直撃。修整も昨今の松文館としてはかなりがんばっていて、シャーペン芯2本分くらいの黒線でなんとか収まっている。もはや作風は完全に固まったので新鮮さはみじんもないもののガチロリ抜きツールの鉄板銘柄。
なお恒例の作者自身による簡潔ながらもツボをおさえた作品解説がカヴァー下にあるので購入後はさっそく表紙を剥いでみよう。作家さんにここまでしていただくと俺のようなヘボレヴュワの存在価値を根底から揺るがされて複雑な気分ですが。
話×(ホメ言葉) 抜○ 消極小 総合△

モテモテショタ男子ハーレム表題作長編全9話。独特の太い描線とくどいギャグを武器に一般誌でブイブイ言わしていたこの作家が仕事を成年向けにシフトしてだいぶ経つが、絵も話もエロ参入前と大差ない芸風だったのにこの単行本からぎこちないながらも突如萌えフレイヴァーを導入。首から下はこれまでどおりクセのある巨乳系の肢体描写でさほど変化はないが顔はまるでアイコラですげ替えたかのよう。しかも今作の最初の2本は従来の絵柄なのに3話め以降からいきなり全登場人物が初期こち亀→現こち亀レヴェルの変貌ぶりを遂げ大爆笑。連載時にはちょうど同時期に宮崎摩耶もコテコテの萌え絵に変わってエンジェル倶楽部の編集は気が狂ったか? と思ったものだ。
オハナシは全盛期のゆずぽんや少し前の悠宇樹をほうふつとさせる無内容の極みで、主人公が努力レスで女教師やら同級生やら先輩後輩やら肉親やら幼なじみやらのテンプレヒロインたちと即座にセックスになだれこみ大量に膣内射精して余韻もなにもなく終了。主人公の絶倫ディックから噴水のごとく放出される白濁液をまんこの奥深くまで叩きつけられるさまを官能小説ばりのモノローグと子宮や卵巣まで描かれた透過図とのコンビネーションで執拗に描写するという実用一点張りの構成はもはや様式美。
いくらがんばっていま風に挑戦しているとはいえ最新型の絵師たちのそれと比較すると違和感は否めないので誰にでもオススメとはいかないが、サクサク抜かせてくれれば筋なんかイラネ派の野郎どもへの心強い援軍。


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