酒とエロ漫画の日々。: 本日のクルージン・グルーヴ。

話△ 抜◎ 消小-無総合○

彼氏にラヴラヴ調教されたお堅い生徒会長さんが横恋慕副会長の罠に堕ち集団

レイプ&コスプレ肉便器化凌辱表題作続編9本(第10-18話、以下続刊)。前巻

あらすじと登場人物紹介が付属しているので単品でも楽しめるが、1巻めの愛ある

肉奴隷化のプロセスと今回の見ず知らずの男どもにまで中田氏されまくる性欲

処理道具化へのそれの対比こそがキモなのでなるべく両巻購入を推奨。とうに

身体中を開発されたヒロインやよいさんに対しさらなる責めといってもまだネタは

あるのかと心配したが、媚薬塗布からちんこ2本差し、浣腸からヴァイブ攻撃、

クスコで拡げた子宮の奥へ注射器に溜めこんだ精液注入とおよそ思いつく限りの

鬼畜プレイを網羅。お話的には1冊まるまる彼氏の居ぬ間に強姦輪姦大バーゲンで

一本調子だが(現在連載中の雑誌では多少進展があったのだけど)、コスプレを

同時展開で目先を変えたりときおりサブキャラエピソード&エロを挿入したりと

苦労しつつもなるべく抜きツールとしての陳腐化を避けようとする姿勢に最敬礼。

いにしえの少女漫画系の上品な顔立ちと裏腹に乳やまんこをグロテスクなまでに

強調した肢体描写との危ういバランスがたいへんに下半身を刺激してくれ、容赦

ない濡れ場のハードさともあいまって最強クラスの実用性を誇る。ことに屹立した

クリトリスを引っぱられだらしなく拡がったビラビラの奥深くまで貫かれながら

射精されたその瞬間、愛してもいない連中に逝かされる屈辱と1匹のメスとしての

肉欲を満たされた充足感との入り交じった複雑な表情を見せるさまがたまらなく

エロっちい。正直もはやストーリーはとっ散らかりすぎて収拾不能ではと思うの

だけれど、こうなった以上やよいさんには際限なく堕ちまくってどんどん下品に

えげつなく読み手のちんこにご奉仕してくれると重畳きわまりない。

話○ 抜△ 消小総合△

両親への当てつけからはじまった恋愛感情抜きの交わりがいつしか変化して……な

表題作長編4話&番外編&後日談+短編2本。二次元ならではの手足長めすっきり系

キャラがかわいく悶える間口の広い芸風は従来どおりだが、この作家ではレアな

ツリ目っ娘をメインに据えて長めの話を展開するのが新機軸。冒頭長編の彼女は

作者自身そういう意図はなかったというものの典型的なツンデレヒロインで、彼氏

未満の幼なじみへの冷たいリアクションが終盤に至り愛情を自覚するとともに豹変

しまくるさまをきっちり描き切る。なぜか毎回ラヴホでくり広げられるエロシーンは

ツン時の容赦ない言葉責めとデレ時の歯の浮くようなピロウ・トークとの両方が

話の経過とともに楽しめてお得。昨今はコメ色の強い短編集が多かったので今回の

ようなシリアス系は新鮮ではあるがお話に注力したぶん抜き的にはヌルめ。同時

収録の短編の片方がコスプレ要素が主体で濡れ場はわずか、もう1本が別名義の

TL誌掲載作でエロはおまけ程度というのもその印象を補強する。まあこの人の場合

端整なタッチと魂のこもったニーソ描写こそが真髄なのでさほどフェイタルな弱点では

ないけれど。ともあれいつものほんわかタレ目系もいいがきつめキャラも魅力的に

描けるとわかった以上草野紅壱にはどんどんその手のヒロイン登場頻度を高めて

もらいたいものだ。

酒とエロ漫画の日々。