- 伊沢慎壱「母姦。(おかん)」富士美出版 ISBN:9784894218567
朝から晩までつがいまくり母子相姦短編連作4本+独立短編
4本+フルカラーイラストストーリー4P×6本。年相応にくたびれた
ボディを駆使して精液をしぼり取る淫乱おばさんてんこ盛りと
いうラディカルな姿勢が頼もしい作者最新作。うるし原智志の
影響が濃いむっちり系の絵柄でお話は適当に濃厚な肉弾戦を
くり広げる潔い芸風で、また現在の掲載誌に本拠地を移して
からは最低でも酒/タバコ解禁近辺、メインはもっぱら経産婦と
いう具合にヒロインの上方遷移を行うことで訴求対象をグッと
絞りこんだ。とはいえネオ劇画系のような熟女っぽさ全開の
タッチではないので萌え絵にドップリ浸かった世代でもなんとか
対応可能かと。1ページめからとくに状況説明もなく延々合体
シーンが展開される純粋抜き物件につき物語面のコクは皆無だが、
息子の同級生たちを十把ひとからげで筆下ろしする母親や商店
街の会合で精液便所役を務める未亡人など乱交系のシチュが
充実。もの欲しげに怒張にかぶりつき即座に下のお口へ迎え
入れては熟練のテクで貪欲にザーメンを搾取するあられもない
欲望の発露がすがすがしくもいやらしい。また執拗にディテイルを
追求した性器描写は以前からこの人最大の武器だが、ヴァギナも
年齢に応じてきっちり描き分けるものだから完熟淑女ばかりの
今作はえらく酷使されたビラビラがズラッと並び壮観。ツヤツヤ
プリプリのみずみずしい2次元まんことは対極の、まるで干し
アワビのように萎縮し黒光りするそれは画面全体からクサヤ系の
臭気がただよってきそうな生々しさ。とまあ嗜好品として挑戦的
すぎるきらいはあるものの、肉欲最優先のパワフルなファックを
お好みの貴方ならきっと満足。
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