今夜のPNFトレーニング。

• 四万十曜太「もののけ町怪奇譚」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784860327088

話○-△ 抜○ 消小 総合○
不可思議な能力を持つものや人ならざる存在たちが今夜も町の
どこかで性の饗宴オムニバス全9本。健康的なアニメ絵であり
ながらえげつないファックを貪欲にくり広げるこの作家6冊め。
妖怪を現代風に解釈したりキモの要素を機械に代行させたりと
いうコンセプトのようだが、一部を除き登場人物は単発で各話の
つながりはほとんどなし。たれ流しぎみに設定が語られうるさい
こともあれば魅力的なガジェットを提示できている話もありと
品質は一定していないが、アンリアルだからといって安直な剣と
魔法ものに逃げていないのは好感。爆乳が売りものの作家に
つき一部を除けばゴージャスなお胸のヒロインぞろいで、肥大
したニップルを執拗にいじられながらまんこに数多くのちんこや
触手を受け入れマシンガンのように淫語をまき散らして大量の
精液を浴び下品によがりまくるさまがたいそうエロっちい。物語の
流れは掲載誌の性格もあり、ギャグ混じりの能天気な展開よりは
精神操作や肉体改造などきつめのネタを投入した凌辱系が優勢。
それでもあまり悲壮感なくちんこの上下運動に専念できるのは
ひとえにポップな絵柄と軽快な語り口とがもたらすウェット感の
薄さゆえ。1本あたりのページ数が少ないぶんエロシーン密度は
控えめだがあくまでこの作家内での基準であり、一般的には質量
ともに充分と言ってよかろう。収録作中ではコテコテな変身少女
コスの八重歯っ娘が明るくエッチに乱れる「双身聖長アシュタル
ティーナ」と無機質なメカ少女がちんこを突き入れるたびに肢体も
表情も軟化する「私のおっぱいは歯車でできています」がマイベスト。

• どざむら「立花満子の教育的指導」マックス ISBN:9784903491899

話○ 抜△ 消小 総合△
性に興味津々の教え子たちをダシに自分の欲求も解放女教師
シリーズ連作短編全11本。巻末の描き下ろし1本以外は晋遊舎
からの既刊「動物のくらし(2000年 ISBN:4883801438)」
「ちきゅうのひみつ(2001年 ISBN:4883801985)」より各
5本を再録。なお初出時と現在とでは別人のように絵が変わった
ため表紙買いは極力避けること。生徒の迷惑おかまいなしに
独善的な性教育をくり広げるいばりんぼ巨乳眼鏡の立花先生と
1作品のみ登場の同僚養護教諭以外はロウティーン固定ながら、
年のわりには立派なおっぱい多めでお子さま風味希薄なのが
特色。千葉をメインに一部広島混入な命名の女子どもは大別
すると年相応の無邪気なタイプと早くも妖艶な雰囲気をただよわ
せる小悪魔系の2パターンで、それに大小の乳を適宜組み合わ
せる感じ。序盤で貫通式を済ませたあとは貞操観念そっちのけで
乱交にいそしむ男子女子の群像劇となり、先生はときおり茶々を
入れたり解説に回ったりの脇役に。エロシーンはさすがに古さを
隠せず、当時は十二分に緻密と思えた肢体や性器の描きこみが
いまや薄味に感じられるほど。描き下ろし作品で彼女たちが見せ
つけている胸やまんこをいにしえのそれと見比べるとこの作家の
進歩がよくわかる。もっとも自分は抜きに用いるよりもみんなで
野球観戦する回で当時のスタメンに思わず涙したり唐突にインナー
マッスルを鍛えてみたりとちんこ以外を動作させてしまった。てな
わけで実用性は微妙なものの、立花満子シリーズのみ抜粋した
ムダのない構成でコレクターズアイテムとしては正解かと。

• 陸乃家鴨「未確認幼なじみ(上)(下)」少年画報社 ISBN:9784785931155 ISBN:9784785931162

話○ 抜○-△ 消大 総合△
10数年ぶりに故郷へ戻った主人公がかつての幼なじみたちと
次々再会を果たすもなにかが心にひっかったまま肉欲まみれの
日々表題作長編全14話。マークなし。幼き日をともに過ごした
メンツは自分以外全員女の子で再会即エッチという夢のような
展開はコンビニエロの模範生。一方で彼の生業たる天文学上の
トピックを無理なくストーリーの核に据えラストできっちり昇華
させる職人芸はさすが一般兼業。大昔から印象の変わらない
やや固めのアニメ/少女漫画混淆のタッチはしかしエロでの
キャリアを積むごとに色気が増し、悪夢の白抜き修整越しに
すら愚息がビンビンに屹立するまでに。ことに冒頭から終盤戦
突入あたりまでメインの抜き担当を務める風来坊系ポニテっ娘の
メイは登場回の全シーンが濡れ場といっても過言でないほどで、
もの欲しげにちんこをくわえせわしなくパイズリしてはみずから
淫裂を開き貪欲に腰を動かして精液をむさぼるさまがたまらなく
エロっちい。その他の女性陣も幼なじみというだけで快く中田氏
させてくれる(旦那持ちもいるというのに)気っぷのいい娘さん
ばかりで、性交描写の濃淡はあるもののおっとり型から女王様
系に知性派やボーイッシュまでと幕の内弁当のごときワクワク
感がある。その間も着々と物語は進み、登場頻度は高いけれど
なかなか合体しない快活短髪女子の水音とようやく結ばれた
ころにはすべての謎が明らかになり大団円。後日談風の最終話
ではさらにもう1回お話にトゥイストがかかり思わずうなるのだが
それは読んでのお楽しみ。主人公の行いがわりとゲスで微妙な
心境になるのと巨大な消しとで評価は落とすが、非成年枠でも
これだけエロいのだからマークつきでの掲載分がまとまるのが
待ち遠しい。