2009-06-26

本日の四菱ハイユニ。

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話△ 抜○ 消小 総合△
親同士の再婚で生意気な幼なじみが姉になり大迷惑表題作
長編全10話。華のあるアニメ/エロゲ系の絵柄を援用して
紡がれる姉妹丼+母親の典型的なハーレム系。せっかくその
設定なのに4Pがないのは片手落ちですが。別の掲載誌では
ロリもので活動する人だがこの出版社では年齢シバリなし。
メインヒロインたるツンデレ美乳姉(同級生だけど)を軸に
おっとり巨乳妹とサバサバ爆乳母がちょくちょくアプローチと
いうのが物語の基本だが、作者あとがきにもあるように妹の
人気が予想より高かったことで結果的に姉妹並立ヒロイン制へ。
それ自体はべつにかまわないのだがとってつけたような姉の
処女設定とか物語上で機能していない要素を投入するのは
蛇足感が。どちらかというと長編の構成がダレる作家なので
読み切り主体の方が向いていると思う。とまあ作劇面での
不満はあるけどエロシーンは充実で、キュートな萌えっ娘が
みずから淫裂をパックリ押し開き怒張を導いては肢体を激しく
くねらせてハートマークをまき散らしよがりまくるさまがたまら
なくエロっちい。滑らかなボディに汗を浮かべほおを赤く
染めながらこみ上げる快感に身をゆだねてしきりに中田氏を
おねだりし、大量のザーメンを膣内に受けとめて絶頂に達し
熱い吐息をもらす彼女らの媚態に愚息も昇天。描き分けは
あやういしキャラ造形はテンプレの嵐でと弱点はそのまま
だが濡れ場が扇情的ならすべて許せる。といいつつ評価を
落としたのは前述のとおりハーレムもののお約束を十全に
生かせていないのと修整がやけに濃かったせい。一時期の
ワニやTIを思わせる大きめ黒帯乗っけが不穏な未来の
先駆けでなければいいのだけれど。
話○-△ 抜○ 消極小 総合○
近所の子供にエッチな自由研究指南前後編+短編6本+描き
下ろしイラストギャラリー。2003年度作品から直近のもの
まで収録年代に差はあるが、今世紀初頭には作風の固まった
人なので絵柄のブレはほとんどない。幼女がなんの恥じらいも
なくまんこご開帳が日常世界という微妙に狂った世界観の
なかくり広げられる物語は特段がっつくでもなくナチュラルに
快楽を追求する少女たちのほのぼのエロス専科。やぼったくは
あるが毒気のないプレーンな絵柄でいながら性器のみは異様に
ディテイルのしっかりした特有のタッチはあいかわらずで、
ワレメの形状から陰核のサイズに至るまでキャラの誰1人と
して同じものはない執拗な描き分けはまさしくキング・オヴ・
まんこ描写。プッシーほどではないがおっぱいサイズもティーン
縛りのなかできっちり大中小と取りそろえてぬかりなし。ラスト
収録の性器観察実習→乱交もののみ強要系で異質だが、
それ以外は素朴なじゃれ合いからシームレスに本番突入の
能天気和姦で、まるで性交も単なるスキンシップの一手段と
錯覚しそうな勢いだ。ビラビラおっ広げのクローズアップを
多用し、粘液でうるむ結合部からほとばしるザーメンの飛沫、
快感に耐えかね放尿するさままでを忠実に実況中継する。
導入がムチャでも最後はみんな気持ちよさそうにイキまくる
ので読んでるこちらも思わず心は温かくちんこは熱くのハート
ウォームストーリーだ。俺的にはちんこを芋虫に、まんこを
蝶々に見立てて展開される情交シーンのアタマ悪そうな科白
まわしに脳みそクラクラの「Hな昆虫採集」がフェイヴァリット。
話○ 抜△ 消小 総合△
交通事故で両手ギプスの主人公の不自由な生活は身辺の
世話に派遣されてきた割烹着姿の女性の登場で一変し表題作
長編全9話。家事万能で入浴やトイレの補助までバッチリの
派遣お母さん小百合さん(40)の献身的な介護っぷりは全国の
独身男子の夢実現。それでいて時の刻みとはまるで無縁の
プリティなフェイスとムチムチのボディをお持ちという美味し
すぎる設定はシビアな現実を一瞬だけでも忘れさせてくれる。
とはいえ互いに惹かれあう心を理性で押さえつける期間が長い
ぶん小百合さんとの濡れ場はずっとおあずけを食わされ、それ
までの間は押しかけカノジョのくるみちゃんがエロ担当として
補完する。普遍的なアニメ絵で描かれる2人のヒロインは
古きよき日本女性タイプの小百合さんも現代っ子でおきゃんな
くるみちゃんも魅力的で、欲望に流されフラフラする主人公が
思わず憎らしくなること間違いなし。変則ではあるが一般的な
ボーイ・ミーツ・ガールの物語構造を踏襲のストーリーラインは
教科書のように基本に忠実で、出会いから中途の幾多の障害を
経て最終的に結ばれるまでの流れは定番の安心感。接近する
気持ちの理由の種明かしとそれが示唆する別離の不可避性
とによる最終話の怒濤の展開と見開きの抱きつきシーンには
年甲斐もなく胸キュン。ただちんこ的にはやはり小百合さんの
えっちな肢体をフル活用した情交場面をもっと見たかったところで
あり、たわわな乳房を振り乱し恥じらいながらもイキまくる奥
ゆかしいメイク・ラヴがあと倍くらいあれば。それにつけても初期
設定どおりのお顔だったら基本熟女苦手の俺はこの単行本を
手にしなかったはずで、作者と編集の英断に拍手喝采。
話○ 抜○ 消小-無 総合○
マッドな博士によってまいど性的人体実験台にされる女性助手の
難儀な日々長編「博士と助手ちゃんのイッてみようヤッてみよう!」
12話&カラー描き下ろし+短編1本。ディフォルメきつめながら
適度に萌え色をブレンドしたさっくりと軽快なタッチでもって
ありきたりなライト和姦でもやれば一定の支持は得られる
だろうに、一般常識を平気で逸脱の奇抜なギミックばかりを
導入し現実にはあり得ないプレイをこれでもかと読者の脳みそに
叩きつける挑戦的な姿勢がすばらしい作者エロ初単行本だ。
解説役にして大仏フェイスのオッサンである博士と被験体たる
巨乳ショートボブ眼鏡っ娘の助手ちゃんとの会話のやりとりは
ほのぼのと牧歌的なのに、実際の行為は人間の尊厳を思い
きり蹂躙しまくるものばかり。おっぱいを魔改造して片方だけ
肥大化させたり乳首を性器同然に変化させるわ子宮を薬で
弛緩させて裏返しオナホ代わりにするわ、あげくの果てに巨大
昆虫や異形のブタと交合させるわのやりたい放題。肉体を
好き勝手にもてあそばれて苦悶し恥辱にあえぐ助手ちゃんが
なんともあわれ。しかしながらこれこそが当作品のエロスの
キモであり、痛みと紙一重にもたらされる快感が投薬によって
増幅されるために都度法悦の表情で瞳孔開いてはイキまくる
彼女の痴態がたまらなく勃起中枢を刺戟してくれるのだ。
1on1のまっとうなセックスなどどこにもないので激しく人を
選んでしまうものの、リアリティ皆無の人工的なファックの
連鎖がゴア/トランス系のビートのごとく脳内でリズムを奏で
はじめればもうこの物語のとりこ。いちおうオチはつけてあるが
アイディアの枯渇がなければいつまでもオハナシを続けられる
構造になっているので、可能ならばさらに人倫を外れまくった
展開の続刊を期待したい。


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