2009-11-14

今年度のアルメニアン・ダンス。

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話○ 抜△ 消大 総合△

エロ漫画誌ヒラ編集の主人公のところにやってきた敏腕女性

編集長はとっても純情可憐で表題作長編7話(以下続刊)。

マークなし。ローション漫画で有名なこの人をしかし俺は

題材の特殊さゆえに敬遠していたのだが、各所でやたらと

評判がいい本作品の紹介を目にしてこれならいけそうと初

チャレンジ。なお今回はその代名詞であるところのローション

プレイ皆無なので、そっち目当てで購入予定の方は注意。

物語の主軸はタイトル・ロールのスタイル抜群長髪メガネ

女子・哀川さんと彼氏たる部下・今井くんとの社会人同士

とは思えないほのぼのラヴなのだが、これはストーリー漫画の

体裁を採りつつその本質は哀川さんのキュートな喜怒哀楽

百面相を心ゆくまで堪能するツール。サムライ口調の哀川

さんがキリッとしたりデレてみせたりとクルクル表情を変える

さまがたまらなく愛らしく、すっきりスマートで魅力的な描線

ともあいまって読んでるこっちが思わずニンマリ。爆乳すぎず

小さすぎずのジャストサイズおっぱいをプルプル揺らしながら

ほおを真っ赤に染めて快楽にもだえる濡れ場もまたグッドで、

知識先行で実践がともなわないのを彼氏のリードで徐々に

開花させられてゆくさまが王道ながらよろしい。他の編集部員

にはナイショのこの恋もすっかり進行したところでライヴァル

らしきヤサ男を出し次巻突入の巧みな手綱さばきで2巻を

買わざるを得なくさせる近江商人ばりの豪腕はライトエロ

長編のお手本だ。慎太郎シールつき誌のなかではマイルドな

部類のヤングコミック中でもひときわ穏健な性交描写で抜き

的には正直期待薄ではあるものの、キャラ立てに成功すれば

読みものとして勝ったも同然というのをこの単行本で実感

できることだろう。

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