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2013-03-13

今月のリニューアル創刊。

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-大見武士「月刊 哀川編集長(6)」少年画報社 ISBN:9784785950033
話○ 抜△ 消大 総合○

ないしょの同棲生活が思わぬハプニングで周囲にバレたもののそれを契機に仕事でもステップアップを果たしいよいよ恋にも決着をつけて表題作長編7話(第35-最終話、完結)。マークなし。デキる女だけど恋愛沙汰にはまるでウブな上司・相川さんとそんな彼女の指導鞭撻で男として成長を遂げる部下・今井くんのベタ甘ラヴ・アフェアもいよいよ今巻でグランドフィナーレとあいなった。
この作家の抜き物件としては去年9月のリイド社刊「みっくすパーティ」発売からおよそ半年ぶりのリリースで、「哀川編集長」ものとしては去年7月に出た前巻5巻以来となる。ところでこのシリーズについてはこれまでせっかく1巻/2巻/3巻/4巻と欠かさずレヴュっておきながら、こともあろうに5巻のみ記事書きをパスする大失態。進行がゆるやかになり新キャラを出してとさらなるロングラン展開へ入ったものと思いこみ最終刊までは取り上げないことにした矢先にこの6巻で完結だよ!
ちょっとだけ言い訳をさせてもらえば、本作担当でもある掲載誌「ヤングコミック」編集長が今春より別雑誌に異動するとのことで、それにより長期スパンで構想していた連載を畳む方向へ転換したのではと愚考している。5巻ラストで突如出てきた主人公の母親がキャラを掘り下げないうちに舞台から去ってしまったり、これまでなんどか登場していたライヴァル編集者との角突き合わせがやや消化不良ぎみに収束しているのは急に巻きが入ったからなのではなかろうか。
そうはいっても主人公カップルの初々しくもホットなラヴストーリーとエロ漫画雑誌編集ギョーカイ物語パートとの両輪を絶妙のバランスで進行させる手腕は最後まで衰えを見せず、オーラスの数話で恋にも仕事にもガッチリけじめをつけみごと大団円へとつなげてみせた。それなりに長いことこのお話を見守ってきた身としては最終話でのウェディング哀川さん&今井くんのお姿に思わず涙がツーッと。
お話主導型でエロシーンはおとなしめだった本作もさすがにシメのファックには力が入り、プロポーズからの熱烈なキスにはじまり延々身体を重ねあいながら妊娠覚悟のナマ出しフィニッシュに至るまでのロングランエロを最終コーナーの2話にまたがって展開する。これまでもさんざん2人のリア充ティックないちゃらぶを見せつけてこられたが今回はまさにその集大成で、純情可憐な哀川さんの艶姿を1巻まるごと堪能だ。
6巻にわたる長丁場にもかかわらず主人公カップル以外の濡れ場は皆無といういまどき特異な作品となったことについて、巻末のずいぶんと長い著者あとがきで作者の思いが綿々とつづられている。キャラに思い入れるあまり、哀川さんと今井くんの2人とも浮気などさせないとの強い決意があったとのこと。なるほど思い返せば幾人か出てきたサブヒロインはサーヴィスで裸を見せても絶対に本番突入しなかったし、当初NTR要員だと思っていた男性キャラはお仕事パートのみの登場にとどまったのはそういうことなのかと大いに納得。ただそのポリシーを引っぱり続けるのもおそらくこのくらいの長さが限界ギリギリで、その意味では編集長異動による風呂敷畳みは神の声だったのかも。
この人の持つ健康的なタッチとそれにふさわしい明朗快活なストーリーテリングがみごとに結実し、作者のここまでの代表作として名実ともにふさわしいできばえとなった。巻末のおまけ漫画によると次回作はどうも一般作品になってしまいそうな気配なのだが、可能ならばまた心もちんこも爽快になれるエロスなお話もドカドカ描いてもらいたいもの。

2012-09-10

本年度の神輿渡御。

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-大見武士「みっくすパーティ」リイド社 ISBN:9784845841707
話○ 抜△-× 消大 総合△

前の会社をクビになった主人公が再就職した旅行代理店は変態性癖者対象の刺激的すぎるツアーばかりで毎日酒池肉林表題作長編全8話。マークなし。凛とした大人女性がふと見せるカワイイ部分を描かせれば右に出るもののない作者最新刊は今年2冊めの単行本だ。
1つ前の「月刊 哀川編集長(5)」はあんまりにもロングラン連載になり感想書きはパスしたのだけれど、今回はオーソドックスな1巻完結ものなので張りきってレヴュウしまっせ。ちなみにこの出版社では以前から体験談形式の漫画をものしていたのだけれど、こちらはちょうど1年前にリリースされたこの版元からの前作「ハルコさんの新妻レシピ」に続くオリジナル第2弾となる。
親しみやすさと色っぽさをほどよくバランスさせた好感度の高いアニメ系の絵柄はもはや完成形でなにひとつケチのつけようがない。この滑らかなタッチで描かれる女性陣は本作の初出である「MEN'S GOLD」がコンビニ売りである関係上必然的に18歳以上オンリーとなるのだけれど、ことさらにアダルトっぽさを強調せず若々しく描いてくれるおかげで熟女苦手の自分でもすみやかに受容可能なのがありがたいところ。
オハナシの方はあいかわらずのベタ甘ラヴ一辺倒で、そのうえメインヒロイン・早乙女さんの造形からして「まじめでデキる人なんだけど天然でエッチにウブ」(巻末著者あとがきより)という、まるっきり哀川編集長と相似形のキャラクター。ただしストーリーテリングには今回新たな試みが導入されており、主人公・松永君に視点を固定したオール一人称で物語が進行する。要は官能小説などでよくあるようなヒロインの告白体による実録ものの逆パターンなのだが、妙にきまじめなモノローグとハチャメチャな行為内容とのギャップがきわ立ってなかなかおもしろい。
彼ら彼女らの旅行代理店が特殊な性癖の客を集めてスワッピング旅行を企画しまいど乱交をくり広げるというのが物語の基本パターン。SMやらなりきりプレイやら多種多様な趣向になかば強制的に参加させられつつもしばし没入する主人公が訥々と体験を語るのを縦軸にしながら、会社を立ち上げた張本人のくせに自分はまったくセックスに奥手な早乙女さんとの距離を徐々に縮めてゆきようやく最後結ばれるまでのスローな恋の進展を横軸で織りなすポリフォニックな構成が光る。鋼のように冷徹な早乙女さんが最後には主人公に全身をゆだねきつく抱きつきながら目いっぱい甘えまくる正調ツンデレシークエンスを心ゆくまで堪能せよ。
メインヒロインたる早乙女さんがなかなか陥落しないので濡れ場は乱交相手たる無名の女性たちとのカラミがメイン。ただどちらかというと各回の凝った仕掛けやら奇抜なシチュによる絵ヅラのおもしろさを見せることに主眼が置かれ、性行為それ自体はわりと淡泊。マークなしゆえ当然修整もきつめで摩擦運動のメインディッシュとするのには不向きだ。そうはいってもこの作家の描く妙齢のオンナたちの婀娜っぽいイキ顔は絶品であり、みずから腰を落とし男根を飲みこんではこみ上げる快感にほおを紅潮させ汗だく汁だくになりながら絶頂に達する牝どもの痴態に興奮しきり。
お話優先で抜き物件としてはやや力不足を感じるのと、基本生本番NGな設定により本当のオーラスまで中田氏解禁にならないのが膣内射精大好きっ漢たる自分的にはつらい部分。ただ大見武士の真価はちんこの活用よりは緩急自在のお話運びとオトナなのにいちいち言動がキュートすぎるヒロイン造形にあると思うので、そこを惜しみなくフィーチャーの本作は読みものとしては合格点といえよう。自慰表明のスターターとしての使用にとどめてあとは主人公カップルの甘酸っぱいイチャイチャを思う存分摂取するのが吉。

2011-11-13

今週の出張校正。

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-大見武士「月刊 哀川編集長(4)」少年画報社 ISBN:9784785937348
話○ 抜△ 消大 総合△

突然上京し掲載1発目からアンケート首位を勝ち取った天才肌の新人女性エロ漫画家が公私ともに巻き起こす旋風に主人公カップルも翻弄されっぱなし表題作長編6話(第22-27話、以下続刊)+番外編1本。マークなし。才色兼備完全無欠編集長・哀川さんとごく平凡なヒラ編集男子・今井くんとのベタ甘愛欲生活もますますお盛んの作者最新刊だ。
健康的でいながらほのかに色気のある独特のタッチで描かれるキュートなヒロインが喜怒哀楽をあらわにして躍動するさまが読者のささくれた心をほっこり癒してくれる独特の作風はまさしく慎太郎シール誌のために生まれてきたかのような才能。少年画報社以外にも前作「ハルコさんの新妻レシピ」を執筆したリイド社などヌルエロ系のレーベルを保有する版元から引っ張りだこなのもうなずける。
この人の手になるものでは最長不倒となるこのシリーズも、こちらで1巻2巻3巻と続けてレヴュらせてもらうとさすがに新しくつけ足すこともなくなってきた。4巻めともなればキャラクターも舞台設定も完全に固まって、主演女優/男優たる哀川さんや今井くんをはじめとする編集部一同が登場するだけで自然に物語は転がってゆく。そのぶん中途から作品世界に入っていくのにはハードルが高くなってきてはいるけれど、これは長尺ものの宿命でやむを得ないところ。
ルーティンだけで流すこともできるところにしかし今回は新要素を投入することでグッと話がおもしろく。前巻ラストでもチラッと顔見せした新人漫画家・梶原さんが今巻収録分から本格参戦。当初俺は目先を変えるためのエロ担当投入と読み違えたのだが、いまのところ我らが主人公への直截的手出しはなくもっぱら才気走った彼女が漫画家としてぐんぐん成長してゆくプロセスの方を前面に押し出している。このことにより抜き漫画としてより出版業界ものとしての色彩が濃厚になりストーリーの読みごたえが増した。
そうはいっても哀川さんのモデル顔負けなエロボディをフィーチャーした濡れ場をおざなりにしているわけではなく、お風呂Hや擬似SMプレイなどフェティッシュな行為の数々をやたらとウェッティな肢体描写でもってガツガツ供給だ。またガチ本番こそないものの、梶原さんもオナニーや妄想えっちなど間接的な形で自慰表明をサポートする。いろんな分泌物にまみれながらトロトロのイキ顔さらす彼女らの艶やかな女体を堪能しながら愚息も昇天。
個人的にはエロ漫画の重厚長大化についてあまりよいことだと思ってはいないのだが、今作のように抜き漫画的アプローチでなく編集者の成長物語へと進路変更するのならロングラン路線へ向かうのも充分アリだ。上手く舵取りできれば5巻でも10巻でも続けられそうな素材だけに今後の展開が楽しみなところ。ただ発刊ごとの短いスパンでレヴュるのにはそぐわなくなってきたので、次にこの漫画に言及するのは完結巻が出てからかなー。

2011-09-15

今夜のブロンスキ・ビート。

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-大見武士「ハルコさんの新妻レシピ」リイド社 ISBN:9784845839278
話○ 抜○-△ 消大 総合○

見合いの席で互いにひと目ぼれしゴールインした最愛の奥さんにはひとつだけ困った性癖がおありで表題作長編9話+あとがき漫画。マークなし。キュートすぎる大人女性を描かせると右に出るもののない作者最新刊は今年に入ってからの第2弾だ。
他社刊行の前単行本「月刊 哀川編集長(3)」は1巻めからずっと購入しているのだが、リイド社からのコミックスはみなヒロインの年齢層が私的嗜好からははるか上方すぎてずっと敬遠していた。今回の作品もじつは初見で表紙やらキャッチコピーやらを目にした段階では「趣味じゃねえなあ」といったんスルーしたのだけれど、今日店頭サンプルを立ち読みしたら意外にも引きこまれてしまいそのままレジへゴーした次第。
この人が描くところの、適度なディフォルメをきかせた健康的なアニメ絵による頭身高めナイスバディ女子の華やかないでたちとその容姿に似合わぬ乙女ティックな言動には定評のあるところだが、今作においてもその美点は十二分に発揮されている。活躍の舞台がコンビニ誌ばかりなこともあり20代なかばからなかには40代と、現代エロ漫画としては女子の年齢がかなりの年長方向偏在であるにもかかわらず彼女らの少女らしい部分をこそむしろピックアップする特異な性格描写が熟女苦手の俺にもこの作家が受容できる大きな要因だ。
表題作のタイトル・ロールたる長髪ぱっつん美乳新妻・ハルコさんもまたこの作家得意のエロカワイイ大人ヒロインとして魅力的な味つけが施されている。いつでも主人公へラヴ全開の彼女はスキあらば彼に抱きついてセックスをおねだりし、ベッドの上だろうと玄関先だろうとお風呂だろうとおかまいなしに犯りまくりのイキまくりという超淫乱ぶり。それでいて旦那以外の男性のことは一顧だにせずひたすら彼に尽くすというエロ男子の妄想具現化みたいな性格設定がすばらしい。さじ加減を間違えれば単なる人間ダッチワイフになりかねないところを、「何十回でもしてもらいたいの」などと一途な思いを臆面もなく口にしちゃうピュアっぷりやら浮気を心配してかわいくスネたりやら読み手の経絡秘孔をあたたたたた突きまくりのキャラメイクでとびきりいとおしくしてしまうのが大見武士マジック。
物語展開の都合でとなりの人妻だの義母だのとなりゆきHは存在するものの、基本的にはハルコさんとのメイプルシロップ漬け激甘イチャラヴが全編を支配。起承転結を構成する関係でラス前にちょっとだけ波乱はあれど最後にはめでたく雨降って地固まるほのぼのエロスの殿堂だ。ゲイ風味のショップ店長や現役でラヴラヴなハルコさん父母など脇キャラの描写もイキイキしておりいち漫画作品として秀逸。
not黄色い楕円物件ゆえ濡れ場含有率はさほどでないものの各種アダルトグッズの活用により毎話多彩なエロを提供してくれる。ヴァイブや張型といった定番どころからセックス補助いすなどという奇抜なものまで取りそろえ、それらを通常のお布団から風呂場に電車内とシチュを変えて組み合わせることでさらにヴァリエーションを増加。さまざまな道具で責められ蕩けたお顔をさらしながら幾度となく絶頂に達するハルコさんの艶やかでいてかわいらしい痴態にぼくらの精巣もすっかり枯渇だ。
この人の描くカワイイ大人は好物だけどさすがに人妻はトシいきすぎ……と思っていた俺なのに、全編読みきったのちはすっかりハルコさんの魅力のとりこ。ワン・アイディアを短すぎず長すぎずきっちり1冊ぶんで収束させた構成力も評価でき、いささか間延び感のしてきた哀川編集長シリーズより完成度は上かもしれない。依然この作家には中高生エロもバンバン描いてほしいとかなわぬ願いを抱き続ける自分もこのたびは素直にシャッポを脱がせていただきます。

2011-03-14

本日の校則違反。

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-大見武士「月刊 哀川編集長(3)」少年画報社 ISBN:9784785935818
話○-△ 抜△ 消大 総合△

才色兼備なエロ漫画雑誌編集長とのアツアツラヴも順調なヒラ編集男子主人公だが、仕事でも彼女に見合う実績を作りたくて悪戦苦闘し……表題作長編7話(第15-21話、以下続刊)。マークなし。凛としたキャリアウーマン・哀川さんがステディな彼の前ではすっかりメロメロにとろけまくるギャップが素敵なこのシリーズもいよいよ3冊めに突入だ。
スッキリ系でいやみのないアニメ絵はあいかわらず好感度が高く、適度なディフォルメと豊かな喜怒哀楽とで年長女子もかわいらしく描いてしまう手腕はひたすらワンダフル。個人的にはもう少し年齢層を下げてティーン主体のエロを読んでみたいのだが、活躍の場がコンビニ誌ばかりなのでそちらを期待できないのは少々残念なところ。
去年7月刊行の前巻ではすわNTRモード発動かってな趣のライヴァルキャラがやけにフィーチャーされていてこの作品においては赤面必至イチャラヴだけ読みたい俺は心おだやかでなかったのだが、3巻ではそれが背景に引っこんで存分に甘エロを堪能でき満足。またトビラでの作者コメントにもあるが今回は哀川さんにJKだの巫女さんだの女教師だののコスプレをさせちゃう話がやたらと多く、単調になりがちな長編作の1on1に上手くヴァリエーションを持たせているのもさすがヴェテランならでは。
そんなわけでストーリー的な新味はもう希薄なのだが、舞台設定や脇キャラの造形などがカッチリ固められて読者にも作品世界が完全に諒解されているぶん展開はじつにスムーズ。今巻収録分ではわれらが主人公たる今井くんの職業人としてのチャレンジがじっくりページを割いて語られているが、これなどは最低限のシチュ提示+エロの組み合わせとならざるを得ない読み切りや1巻完結作品ではたどり着けない、長尺ものならではの醍醐味といえよう。
例によって濡れ場占有率は高いとはいえないものの、覚えたてのセックスに没頭し愛する男に抱かれる幸せを満喫する哀川さんのとびきりの痴態がぼくらの股間を効果的にドライヴ。すらりとした手足に魅惑の美乳を装備した完璧ボディを思う存分まさぐりながら激しく蜜壷を貫くたび甘い吐息をもらしこみ上げる快感に全身を打ち震わせる彼女の乱れっぷりに辛抱たまらず内へ外へと白濁液をマーキングだ。
てなわけで作画/作劇ともライトエロの模範ともいえる今シリーズだが、唯一心配なのは終盤に新キャラ投入でさらなる長編化への布石が打たれたかに見える部分。キャラメイクとしては間違いなく大成功の部類だけに哀川さんものでとことんまで押しきろうとする意図はわかるのだが、いろんな要素を投入していくうちシンプルなイチャラヴの構図が崩れて最後グダグダになったいくつかの先行作品たちを思い浮かべるとむやみな引き延ばしには賛成できかねる。できれば適度なところでオハナシを収拾させて傑作のままフィナーレを迎えてもらいたい。

2010-07-13

今月の豪華ゲスト。

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話○ 抜△-× 消大 総合△
辣腕美人編集長×ヒラ編集男子の恋愛は順調に進展し
プレイも深化表題作長編7話(第8-14話、以下続刊)。マーク
なし。デキる女なのにラヴ方面ではスットコドッコイの主演
女優・哀川さんのキュートでお茶目な言動を今回も心ゆくまで
堪能だ。いい年こいた大人どうしがまるで80年代ラヴコメ
漫画カップルのごとき赤面ティックなイチャイチャぶりをフル
スロットルで見せつけるストーリーテリングは前巻同様で、
わざと状況を進展させないままストレッチさせた印象なのは
2巻で終わる予定を延ばしたためだろうか。ただこの物語の
キモは恋人たち2人の掛けあいにこそあるので変に起伏を
つけようとムダに新キャラを増やしたり要らん修羅場突っこん
だりしないのは正しい判断。そうはいっても不穏な展開への
担保としてかNTR要員ライヴァルを引き続き暗躍させて
いるのは不安要素なのだけれど。そんなわけでよけいな
ことは考えずエロ漫画ギョーカイもの的エピソードの合間に
趣向を凝らした濡れ場をはさむパターンの連鎖を大口開けて
貪食するが吉。ちなみに冒頭ではこの作家の専売特許たる
ローションネタが全面フィーチャーされているので従来からの
ファンは刮目せよ。オフィスでラヴホで公園でお互いの自宅
でと委細かまわずメイク・ラヴしまくる哀川さん&今井くんの
幸福そうな睦みあいをニヤニヤ眺めていたらさほどちんこを
握りたいと思わなくなってくるから不思議だ。夢も希望も
ない巨大白抜き修整ともあいまってこれ単品で実用に供
するのは厳しいといわざるを得ないが、くるくる表情を変え
無邪気にはしゃぐ平常時と覚えたての快楽に身をゆだね
成熟した肢体ををよじらせてアンアンもだえまくる本番時との
すばらしきギャップを披露する哀川さんの魅力をめいっぱい
引き出した作者の手腕に乾杯。あとはこの良好な雰囲気を
維持したまま終末に向けきれいにソフトランディングして
くれるのを祈るばかり。

2009-11-14

今年度のアルメニアン・ダンス。

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話○ 抜△ 消大 総合△

エロ漫画誌ヒラ編集の主人公のところにやってきた敏腕女性

編集長はとっても純情可憐で表題作長編7話(以下続刊)。

マークなし。ローション漫画で有名なこの人をしかし俺は

題材の特殊さゆえに敬遠していたのだが、各所でやたらと

評判がいい本作品の紹介を目にしてこれならいけそうと初

チャレンジ。なお今回はその代名詞であるところのローション

プレイ皆無なので、そっち目当てで購入予定の方は注意。

物語の主軸はタイトル・ロールのスタイル抜群長髪メガネ

女子・哀川さんと彼氏たる部下・今井くんとの社会人同士

とは思えないほのぼのラヴなのだが、これはストーリー漫画の

体裁を採りつつその本質は哀川さんのキュートな喜怒哀楽

百面相を心ゆくまで堪能するツール。サムライ口調の哀川

さんがキリッとしたりデレてみせたりとクルクル表情を変える

さまがたまらなく愛らしく、すっきりスマートで魅力的な描線

ともあいまって読んでるこっちが思わずニンマリ。爆乳すぎず

小さすぎずのジャストサイズおっぱいをプルプル揺らしながら

ほおを真っ赤に染めて快楽にもだえる濡れ場もまたグッドで、

知識先行で実践がともなわないのを彼氏のリードで徐々に

開花させられてゆくさまが王道ながらよろしい。他の編集部員

にはナイショのこの恋もすっかり進行したところでライヴァル

らしきヤサ男を出し次巻突入の巧みな手綱さばきで2巻を

買わざるを得なくさせる近江商人ばりの豪腕はライトエロ

長編のお手本だ。慎太郎シールつき誌のなかではマイルドな

部類のヤングコミック中でもひときわ穏健な性交描写で抜き

的には正直期待薄ではあるものの、キャラ立てに成功すれば

読みものとして勝ったも同然というのをこの単行本で実感

できることだろう。