-猫玄「お姉ちゃんのココも気持ちいい」富士美出版 ISBN:9784894219342
話○ 抜○ 消極小 総合○
強引だけどエロかわいい姉と相姦連作3本+勘違いから義姉と関係連作2本+独立短編6本+描きおろしおまけ漫画。ちょうど1年前の同社前作が年下相手専科だったのに対しこちらは姉および姉貴分、もしくは年上他人という具合に年長女子で統一の作者37冊め。
すっきりムダのない描線でほわほわの童顔と丸みを帯びた甘美なボディラインを標準装備の女性陣は設定上20代なかば~後半あたりと思われるが、キャラ造形のせいもあり熟女っぽさはとても薄くアダルト苦手の俺でもまったく受容に問題なし。こんな反則級にかわいやらしいおなごどもがいざ濡れ場では年齢相応の完熟まんこをフル活用してバリバリ精液をしぼり取るのだからたまらない。
シリアス風味は極力脇にどけておいてもっぱら快楽志向に振ったストーリーラインはむろん実用最優先ではあるのだが、そうしたなか1ページめで仕込んだ伏線をラストで意味のあるものに落としこんだり連作では関係の深まりをさりげない科白まわしや行為の節々で示唆するなどの小技の利かせ方がさすがの職人芸だ。
ほぼ例外なくたゆたゆのおっぱいとそこだけはリアルっぽいアンダーヘアにザクロのごとく濡れて光るビラビラという具合に淫猥さを強調したエロパーツを大胆に見せつけながら展開する濡れ場はたっぷり尺を取ったフェラやパイズリではじまり、のっけから各方面へ汁を散らしているうちに双方準備OK。
愛液まみれの陰唇を剛直でなんども貫くそのたびに息を乱し甘ったるい声を立てては快楽におぼれる彼女たちの陶酔しきった表情が勃起中枢を痛いくらいに刺戟する。結合部を露骨なアングルでこちらへ向けつつ涙ながらによがりまくるお姉ちゃんの猥褻なアヘ顔に辛抱たまらずガッツリ子種を放出して両者TKO。
個人的には胸あり猫玄ならティーン主体の方が好みなので満点は逃したけれど、えっちなおねいさんに心身とも癒されたい君にはこのうえない宝箱となろう。
-奈塚Q弥「風雲!桶狭魔学園 ノブナガさんの野望?」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784860328801
話△ 抜○ 消小 総合○
誤って全校生徒に武将を憑依させてしまった主人公が除霊能力持ちの巨乳生徒会長とコンビで退魔表題作長編7話&フルカラー前日談&描きおろし後日談。ちょっとなつかしめのアニメ絵でテンプレヒロインと明るく楽しく合体という非常に口当たりのよい抜きツールを提供し続けてくれるこの人当社2冊め。
セックスすることで相手を霊から救うというご都合主義万歳の設定で戦国っぽいネーミングの女の子をひたすら食いまくりのエロコメ回転寿司。一般でもエロでも登場人物を信長だの秀吉だの家康だのに仮託する作品は山のように出ているので差別化が大変なところだが、これは元ネタへの忠実度にはそれほどこだわらずむしろ既存アニメ/漫画キャラを積極的に取り入れることでいい意味でのB級っぽさが出ていると思う。意味もなくケモノ耳だったりコミケの男性向けパロで主役を張ってそうだったりするJKどもがてんこ盛りでみなさん気持ちよさそうにアンアンもだえるのだからたまりません。
実際のファックもそうしたサーヴィス精神の旺盛さが前面に出ていて、とにかくおっぱいとちんことまんこを延々クローズアップしてガッツリ男らしく膣内射精三昧のたいそう抜きオリエンテッドな構成に終始。大きめのニップルをグリグリこね回しぷっくりお豆を屹立させた蜜壷に容赦なく暴れん棒をハードに侵入させるたびにマシンガンのごとくアヘ声乱射するおにゃのこの子宮の奥底めがけ大量の白濁液をドプドプ注入だ。
そんなルーティンをこなしているうちにいつの間にか黒幕は中田氏1発で改心し、本命女子の愛情もゲットして犯りまくりの日々はずっと続くよエンドでわれわれも亀頭の先から涙流れっぱなし。とまあ物語的うまみを追求する向きには死んでもオススメしないがさびしい夜を力強くアシストの優良実用銘柄だ。
-田沼雄一郎「THE ARK FILE G」コアマガジン ISBN:9784862527141
話○ 抜○-× 消小-極小 総合△
半人半獣っ娘がアンダーグラウンドを跋扈しバトルにセックスにと暗躍長編7話&番外編+退廃と猟奇の帝都に蠢く探偵シリーズ連作2・5編。Gペンの力強い描線が原稿用紙を突き破らんかの勢いで乱舞する迫力の作画とこれまたニッチ嗜好全開の奇抜な発想でお送りする作劇がもたらす胃もたれしそうに濃厚な物語世界が読者を圧倒するこの人最新刊。
前半部の新作と末尾の単行本収録漏れとでじつに10年の開きがあるがすでに前世紀末あたりで完成形に達した人なのでほとんど違和感なし。えらく饒舌なあとがきで述べられるように特撮ヒーローものの怪人サイドを表側にして描かれる冒頭長編はわれわれオタ男子にはおなじみの世界で、そこに昆虫や肉食動物をモティーフとするアメコミティックな造形のクールビューティな怪人女を毎回フィーチャー。
ほぼまいど出だしから拘束され容赦なく犯される彼女たちはいわば負けいくさのあとのお仕置き中なわけで、道具のように乱雑に扱われケダモノの肢体を文字どおり破壊されながら欲望のはけ口として精を浴びまくる。とはいえそこは獣人、体力も性欲もヒトならぬキャパを持つおかげでいつの間にかちんこにがっつき下品に咆哮しながらレイパーどもを逆に絞り尽くしときには食ってしまうタフぶりがたのもしい。
てな具合にひたすらフィジカルなファックに終始する光景は萌えとかラヴなんかとはまったく無縁なのでほのぼの和姦スキーは即刻退去するが吉。そうはいいながら毎回女子寮でけだるく朝を迎える彼女らのやけにコミカルな日常描写でシメることでベタな凌辱劇とは一線を画した独特の余韻を残すあたりはさすがヴェテランの技。
ただし抜きに使えるのはこの長編だけで、田沼版の高橋葉介オマージュともいえる探偵もの「G街奇譚」は完全にお話主導型でエロは二の次。夢幻紳士大好きっ漢の俺はむしろこれがあったから購入したのでえらそうなことは言えないが、精液分泌支援物資としては弱含みゆえ評価はどうしても低めに。
0 件のコメント:
コメントを投稿