2010-03-31

今宵の少年ジゴマ団。

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話△ 抜○-△ 消大 総合△
幼なじみに彼氏ができて2人の関係に変化が前後編+短編
7本+おまけ4コマ。マークなし。往年の少女漫画を想起させる
さわやかなタッチでむっちりたゆたゆティーンズがアンアン
乱れるさまを描かせると右に出るもののない作者このレーベル
第5弾にして通算8冊め。黄色い楕円からコンビニ売り誌へ
主軸を移し、よほど居心地がいいのか成年誌での執筆頻度は
極端に減ってしまった。ここ数作は最初から単行本で読まれる
ことを前提にした世界観の構築がなされていて、テーマ縛りの
読み切りを集成したりキャラどうしが連関しながら物語を往来
したりをジャスト1冊ぶんのスパンのなかで展開。今回は表題の
とおりさまざまな恋の芽生えとその成就までをオムニバスで
描く前半部と仲良し3人組それぞれのラヴ・アフェアを提示
しつつラストで全員集合の後半部という具合に折衷型の構成。
教育実習生1人を除き高校生で固定の女性陣はこの人らしく
みなさんほどよく脂ののったボディをお持ちで、見るからに
ヘヴィ級の巨乳さんはもちろん作中ではナイチチ扱いの人
までもほどよく突き出た双丘を標準装備。それと今回も例に
もれず八重歯キャラ多めなのでデフォ買いファンも安心だ。
すっかり晋太郎シール誌でのエロを自家薬籠中のものとして
ハードさこそないもののときめき重視の甘ずっぱいイチャラヴを
くり広げる濡れ場はレイティング上の制約を思えば必要充分で、
愛する彼氏におずおずと身体を開いてはこみ上げる快感に
せつなく吐息をもらすおにゃのこの初々しいイキ顔がたまらない。
キツい修整を考慮して性器描写に頼らずつながってる感を演出
する画面構成や熱に浮かされたような絶頂寸前の瞳の処理
などがいい塩梅に勃起中枢を刺戟してくれる。ヒロイン造形が
これまでほどにはツボにハマらなかったので少々採点を辛く
してしまったが(弁当屋の八田さんがずっと目隠れモード
だったら最高だったのに!)、萌えエロとそれなりの実用性の
二兎を追いたい人にとってはひとつの回答となり得るだろう。

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