2010-05-30

今週のオレスカバンド。

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話○ 抜○-△ 消小 総合△
恋に恋すれどすなおになれないレディたちがあわててコケて
でも最後にはラヴ成就短編全12本。某超メジャー少年漫画
誌をおちょくった装幀で業界を騒然とさせた処女単行本の
刊行から2年の歳月を経て再度投入された笑いと涙と愛の
殿堂。1冊めが出てすぐに忽然とポプリクラブ誌上から姿を
消し、多数の未収録作とともに消息が心配されたが無事
カムバック。掲載は直近2作のみ巻末で残りは時系列と逆
だが、新旧問わずどこをとっても独特のざっくりしたタッチは
まごうかたなき中年テイストだ。ときに背景やモブキャラが
完全な落書きと化す脱力感満載の絵柄はしかしテンプレ
萌え絵一辺倒のポプリにあっては逆にインパクト抜群で、
雑然としているようでいてしっとりした情感や熱いときめき
などもヴィヴィッドに伝わる優れもの。大半をミドル~ハイ
ティーンで占める女性陣はどの娘をとっても定番の造形を
くつがえす個性派ぞろいで、ツンデレや無口系といった
おなじみの属性さえもムダにハイパー化させて突き抜けた
キャラへ窯変させてしまう中年マジックにクラクラ。かくの
ごとく心に秘めた思いが熱暴走し止まらなくなるそのテンパり
ぶりが快い昂揚感をもらたしてくれる。男子もまた彼女らの
錯乱ぶりをサポートするつもりが過剰反応を誘い出して
しまいいっそうのカオスを招来するさまがほほえましい。
そんなこんなであわただしく濡れ場へ突入するやまたしても
女の子のハリキリぶりが披露され、汗と粘液にまみれながら
下半身をグチョグチョにまさぐられては羞恥と快感でほおを
染め肢体をよじらせる初々しい痴態がグッドだ。いきり立つ
暴れん棒をゴリゴリねじこまれ激しく腰を使われながら
淫靡な体臭をまき散らしてよがり声を上げるヒロインズの
柔らかまんこめがけてたっぷり男汁をプレゼント。いくつか
個人的嗜好と相容れない話もあるが唯一無二のマイウェイ
ファックぶりに乾杯だ。あとがきから察するに新作の供給が
途絶えそうなのははなはだ残念だが、いつの日か万全の
体調で還ってくることを待ち望んでいる。

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