2010-06-27

本日の傀儡国家。

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話△-○ 抜○ 消極小 総合○

自由奔放マイペースな妹が終始兄を翻弄連作4話(第2-5話、第1話は同社前単行本に収録)+短編5本。育ちかけロウティーンたちの秘密の花園を美味しく頂戴がウリのこの人8冊めにしてLOレーベルでの第3弾。
別ペンネーム時代まで勘定に入れればもう10年以上のキャリアを誇るヴェテランロリ作家だけあり、最新型ではないもののイヤミのないキュートな作画にラヴコメを基調とした間口の広い作劇の黄金コンビでグイグイ押してくる。
他社では巨乳さんや年長系も描くがこちらでのお仕事は一貫してふくらみかけ少女専科で、小学高学年~中学生のすべすべまんこにたっぷり膣内射精のうれしい設計だ。おっとりさんから強気っ娘までキャラ造形はなんでも来いの作家ながら、今回はメインの連作を含めて小悪魔ティックな女の子が年長のくせにヘタレな男性陣を気ままに振り回すタイプのお話が大多数。犬のごとく盲従しひたすらご機嫌取りに励む野郎どもの情けない言動に貴方の内なるM心をたいそう刺戟されることだろう。
とはいえエロシーンに突入するやこうした関係はしばしば逆転し、弱点を的確に攻められてたちどころに陥落した彼女らが幼い蜜壷にオトナの欲棒を侵入を許せばすっかり腑抜け。こみ上げる快感にほおを染め瞳の焦点を失ってよがり狂うおにゃのこのプリティなアヘ顔がたまらなく扇情的だ。なんども内壁をこすり上げられていっそう締めつけを増すプレティーンまんこの奥底めがけたっぷり白濁液をプレゼントすれば息も絶え絶えに女子ども絶頂。
俺自身はいたぶられて喜ぶあんちゃんたちにあまり感情移入できないのでそちらがマジョリティの今作は少々納得できない部分もあるものの、ちびっ娘の滑らかな肢体をちんこパワーでゴリゴリ組み敷く素敵な絵ヅラは極上のオカズ。
収録作のなかでは作者自身大のお気に入りというツンデレエロかわヒロイン・あいちゃんのプリティまんこに気持ちよく中田氏三昧の連作「シスタードリラー」がやはり秀逸ですなー。
話○ 抜△ 消小 総合△

思春期入りたてプリティーガールたちの煩悶/焦燥/妬心など短編6本+フルカラーショート。子犬のようにちんまりかわいらしいぺたっ娘がその内なる憂鬱をセックスにより昇華せんとするstruggleをていねいにモノローグをつむぎながら描き出す作者初コミックスだ。
入り/抜きのくっきりしたタッチで描かれる丸顔プレティーンはきわ立って特徴的で、プレーンな全身にほどよく脂肪の乗ったロリボディとともに世間で言うところの萌え絵の範疇におさまらない独特の魅力をかもし出している。あとがきで述べているように同業者の仕事をあまり参照してこなかったことがこうした独自性につながっているのかも知れない。
同様に物語構成も今日的なエロ漫画文法からは微妙に逸脱しており、プレイ自体は濃いめでいながらページの多くを心理描写へ割くことで脳みその処理能力を摩擦運動のみに占拠されることを阻止する。ストーリーの枠組み自体は葛藤から和解へと至るまでのシンプルなシークエンスながら、そこに流れる女の子の情動がたいそう綿密なのだ。必然的に男子の存在感は希薄で、むしろ彼らの介在しない百合ネタや徐々に男性性を漂白してゆくタイプの物語の方がこの作家の特質が生きる感じ。
濡れ場でも性器どうしの密な結合よりはお肌とお肌のスキンシップやオーラル、指や器具での愛撫といった前戯の方がはるかに重要。よって幼女まんこの奥底へガッツリ膣内射精で愚息も昇天という単純明快な自慰支援パラダイムに慣れた身には抜きづらさを覚えることもあるだろう。
このように実用オリエンテッドではない作劇とレズや女装少年など個人的に地雷なシチュ満載で抜きツールとしての点数はひかえめだが、アルコールをたしなみバイクを疾走させてそのストレスを解消することもできない幼きものどもの閉塞する内面を醜悪な部分までも余さず露呈させるスリリングな筆致にはうならされた。まあそのへん抜きでもこの人の描く短髪ロリっ娘は絶品なので、たまには細かいこと考えずちんこしごける作品も期待してます。

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