-悠宇樹「愛玩処女」久保書店 ISBN:9784765934640
話△ 抜△ 消小 総合△
極度の恐がり屋な生徒会長が弟に見回りの付き添いを頼んでとんでもハップン前後編+短編6本。スッキリ典型的なアニメ絵で可憐な笑顔とえげつないファックとの魅惑のコンビネイションをまいど展開するこの作家今年2冊めのコミックス。
いつもは富士美出版や茜新社といったコミックハウスの流れを汲む出版社から単行本が刊行されるので久保から出るのはめずらしいなと思ったら、あとがきによると携帯サイト用に描きおろした漫画を収録とのこと。ケータイエロ漫画事情にはとんとうといので彼のようなヴェテラン作家が新たなメディアに積極的に打って出ているのを見るのはなんだかまぶしく感じてしまったり。
携帯市場ではトップページのインパクト最優先という話は仄聞していたので、絶頂だの性奴だの露骨な単語が並ぶ収録作品のタイトル群にも納得。もっとも中身はけっして過激ではなくむしろ素朴な1on1のラヴコメばかりで、筋もクソもすっ飛ばして速攻つがいまくるいつもの悠宇樹作品を見慣れた身には日常パートにもきっちりページを割いた今作の構成が逆に新鮮だ。
女教師ネタ中心だった前作から妹だの同級生だのといったハイティーンへと下方修正された女性陣はまいどおなじみちょっとだけ古典的なアニメ/エロゲ絵のハイブリッドな巨乳寄りキュートガールズがてんこ盛りだが、色素沈着のいちじるしいラージサイズニップルやえげつなくはみ出たビラビラが印象的な女性器など生々しいエロパーツの自己主張ぶりが近ごろ流行りのファンシィな萌えエロと一線を画す部分。受容の際にはここがまずハードルとなろう。
前述のようにお話ガン無視でひたすら濡れ場を大量投下するいつものスタイルではなくオーソドックスな起承転結ストーリーを敷衍するのでエロシーン総量はややひかえめ。またこの人は着衣エロが基本なのでこのように結合場面が少なくなると肌の露出も目減りして個人的にはもの足りなく思った。とはいえ血管バキバキの陰茎と肉ヒダじゅくじゅくの蜜壷をハードに打ちつけあいつつ随喜の涙を流しよがりまくる彼女らの子宮の奥底めがけ景気よくザーメンを叩きつける豪快なフィニッシュはさすがの迫力。この人の描くキャラは今作のように女子高生づくしだともっとも魅力を発揮すると思うので、次回は年齢層をそのままに通常営業のガチンコファックを期待したいところ。
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