話○-△ 抜○ 消小 総合○
青姦大好き先輩女子の暴走に後輩男子がひたすら振り回され連作2本+短編6本+フルカラーショート3本+前作長編未収録エピソード1本。読み口爽快ドタバタラヴコメとねっとり濃口ファックとの素敵なミスマッチでお送りする作者じつに3年ぶりの新刊成年単行本だ。個人的にもひとつ前の長尺ものをパスしていたのでひさしぶりのチャレンジとなる。
元来一般誌で活躍していたこの作家が今世紀初頭あたりからエロ漫画に活動の軸を移してからだいぶ経つが、すっきりと好感度の高い少年漫画絵で描かれるほどよく脂の乗った健康的な肢体のヒロインが積極的にえっちに耽溺するといううれしい芸風はしょっぱなから完成形。ワン・アイディアを上手に転がしつつ本番になだれこみガッツリまぐわいを見せつけながらスチャラカに落とすエロコメ短編のお手本みたいな作劇の冴えが今作においても存分に発揮される。
一部人外さんを除けばミドルティーンから20代前半あたりと推定される女性陣は並～巨の比較的豊かなおっぱいをお持ちだが、そのヴォリュームよりはむしろほどよいハリを備えたお椀型の美しい乳房のシルエットが印象的。明るくキャッチーな絵柄にふさわしくポジティヴなキャラ造形がなされたヒロインたちがこの魅力的な肢体をみずから開きハードに使役するさわやかエロスが読み手の心と身体を高揚させるのだ。
すみやかに着衣を脱がせ女性らしく丸みを帯びた食べごろボディをフルオープンすればたわわに実ったバストとしとどに濡れた蜜壷とが我々を熱烈歓迎。グミのような胸の弾力を掌いっぱいに楽しみながら準備万端の淫裂にいきり立つイチモツを滑りこませる。なんどもストロークを刻むたび熱い吐息と甘い嬌声を断続的に発する彼女らの陶酔しきったエロフェイスがたまらない。適宜アングルを変え結合断面図を交えながら性器どうしの天下一武道会を逐一実況中継し、シメはしきりに膣内射精を懇願する彼女らのリクエストに応え卵巣まで到達せんかの勢いでたっぷり白濁液を注入だ。
かくのごとく軽快なテンポのストーリーを楽しく読ませつつ濡れ場にもたっぷり分量を割いて摩擦運動を気持ちよくサポートする模範的な抜き物件で、長編では露呈する脱線多めの散漫な構成も読み切り作品でなら表面化しないのも加点要素。近年執筆ペースが落ちてなかなか新作にお目にかかれないのはうれしくないが、和姦ガチエロを希求するすべてのエロ漫画フリークにオススメの1冊だ。
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