2010-10-27

本日の叙情派フォーク。

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-URAN「いちごま~ぶる」富士美出版 ISBN:9784894219823
話△ 抜○-◎ 消小 総合○

地方から上京しバーテンダー修行に勤しむ主人公のもとへ田舎から元カノがやってきてひと波乱表題作長編全9話+おまけ。キャッチー&キュートなおにゃのこがシズル感あふれるツヤツヤむちむちボディを豪気に押し開きハードにつがってイキまくるさまが素敵な作者第3単行本にしてこの出版社からの2冊め。前作「ちちぺでぃあ」からわずか3ヶ月のインターヴァルで続けざまリリースだ。
クリッと大きな瞳ととびきりの笑顔とを装備の童顔巨乳メインヒロイン&アダルトな魅力で迫るツリ目美乳サブヒロインがそれぞれ裏表を飾る訴求力抜群のカヴァーがもたらす期待にたがわず中身もグレイト。いますぐ一般誌へ飛び出してもおかしくない健康的かつ端正なタッチはそれだけで魅力いっぱいだが、さらにこの絵柄でもって問答無用のガチンコファックをどしどし描いてくれるのだからたまらない。そうした性器同士のがっぷり四つ相撲をお送りしつつもけっして画面全体から上品さが失われないのもまたマーヴェラスだ。
物語の根幹はいささか身勝手な彼氏とひたすら献身的に尽くす彼女との真摯なラヴ・アフェアで、2人の関係を刺戟するスパイスおよび最終的な恋愛成就の触媒として主人公バイト先の先輩女子が関与。ほかにも脱いだら具合よさげな脇キャラもいらっしゃるのだがエロ担当は正ヒロイン・乙女ちゃんとサブ・紅穂さんの2名のみ。オトナらしく紅穂さんは主人公とのセックスに深入りせずさわやかに姿を消すので乙女ちゃんの恋路にじつは障害物などほぼないのだが、そこは長編らしく紆余曲折織りこんで長丁場をドラマティックに彩ります。
つややかな肢体をフル活用する濡れ場はむろんふんだんに盛りこまれており、奇抜なプレイこそないものの質量ともに満足のいく水準。パイパンまんこをたぎる怒張でゴリゴリこじ開けていくたびに女の子が可憐な表情を羞恥と快楽の入り交じったオンナのそれへと変貌させて呼吸を荒げせつなげな吐息をもらすさまがたまらなく扇情的だ。なんども蜜壷を突かれてクリトリスをいやらしく屹立させながらよがり狂う彼女らの内へ外へとたっぷり白濁液をデコレーションして両者ノックアウト。
巻末解説では登場人物の設定やその行動の理由などについて明確に意図が説明されていて読解の補助線として有効だが、解説と実際の作品とを見比べていくらか納得のいかない部分も。キャラたちの言動が唐突だったり説明がちょっとだけ足りなかったりで消化不良感がところどころ残る。初単行本のころからこの作家の長編ではずっとこれが気になってついお話評価を辛くしてしまうのだけれど、ちんこのお供としてはいつもながらに強力。オハナシの展開上外出しフィニッシュ多めなのは残念だがたしかな効きめの抜きツール。

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