2010-11-24

本日のエターナル・チャンピオン。

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-流一本「僕の知らない彼女の淫貌(カオ)」コアマガジン ISBN:9784862529619
話○ 抜○ 消極小 総合○

心身鍛練のため全寮制男子校へ入学した気弱主人公を武力でサポートする男装幼なじみ女子が秘密を守るため不良どもに身体を捧げて前中後編+ドジッ娘ウェイトレスが粗相のおわびに特別メニューでサーヴィス連作2本+短編4本。むっちりボディを惜しみなく広げハードに性器を使役しながらアヘりまくるおにゃのこの痴態に息子総立ちな作者9冊めは当出版社からの初コミックス。
親しみやすい一般青年誌系の絵柄で比較的プレーンな描線なのに、やってることはインディーズAVもかくやのハードコアエロスという意外性が処女作からの変わらぬチャームポイント。もっとも最近は濡れ場の攻撃性がどんどん増してきて、体臭や分泌液などの匂い立つような感触が伝わるかのような濃密なタッチへと変化してきている。
ロリっ娘から熟女まで、また赤面もののラヴコメからどっぷりダーク系までいかようにも作風を変化させられる人だが、ヒット出版社からコアマガジンへ出張ってきてからのものはハイティーン~20代前半あたりで年齢を固定。またおっぱいも巨~爆乳専科となっているので流一本の描くつるぺた少女を愛好する方は回避で。
一方でストーリー展開はというとこちらは和姦/強姦比率半々の従来路線。しかしながら収録順が早い=新しい作品ほど後者の割合が高くなってきており、ことに今回は冒頭からの一大寝取られ中編「守ってあげる」のインパクトが強烈すぎて後ろの方にまとまった執筆時期の古いラヴラヴものの印象がかすみがち。3話構成のこの物語が実質的にこの単行本のカラーを決定づけているといえるだろう。
不良どもからいじめられる主人公を守ってきたヒロイン・雅が写真をたてに脅迫され処女を散らされる前編から学園長乱入で極太ちんこの味を仕込まれる中編、そしてシメは愛する彼の前で学園長のデカマラへ服従を誓い完堕ちのNTRフルコースにちんこも脳みそも常時フルボッキ。最終ページ、心も体も完全に収奪され放心しきった彼女へ永久に届かない言葉を呟きながら情けなく腰を使う主人公のみじめな姿までをも冷酷に描ききる豪腕に思わず総毛立ちだ。
この作品に限らずエロシーンはみなグロテスクなほどに強調されたちちしりまんこをガツガツぶつけ合い大量の分泌物で汚しまくる特濃ファックの連鎖。淫猥にクリトリスを屹立させビラビラをはみ出させたまんこや括約筋をすっかり弛緩させた菊門を暴れん棒でかき分けてはたっぷりザーメンを注入するさまを豊富な断面図をちりばめつつ実況中継。激しく貫かれるたびに白目を剥きだらしなくベロ出しては淫語をばらまくえげつないアクメ顔を連続写真のように大量投下し淫猥なヴィジュアルにいっそう拍車がかかる。
個人的にはそのアヘ顔がやりすぎ感を覚える寸前まで来てちょっと引いてしまったが、端正な表情をとことん貶めることに快感を覚える向きには彼女たちの下品きわまりないこのツラ構えこそが最高の贈りものとなるはずだ。問答無用のガチファック絨毯爆撃に君の包皮もすり切れるほどに摩擦されること必定。

-猫玄「お仕えしますご主人さま」富士美出版 ISBN:9784894219892
話○ 抜○ 消極小 総合○

主人公の住むボロアパートへある日突然メイド連中が押しかけてきて生活が一変長編8話&描きおろし番外編+独立短編1本。トゥイストの効いたストーリーとたしかな抜き心地の両サイド攻撃でぼくらを魅了する作者第39単行本だ。
平成ひとケタからの遠大なキャリアとフォード・システムのごとき揺るがぬ量産能力とでおそらくマークつき物件の通算刊行数では現役1、2を争うのではないかという人だが、粗製濫造などひとつもなく高品質のプロダクトを産み出し続けているリヴィング・レジェンドとでも称すべき存在。
近年富士美出版からのコミックスはこれまでの猫玄漫画では比較的手薄だった巨乳系に特化した造りで、今回もその路線を踏襲して連作/読み切りともキャラはほぼおっぱいっ娘専科。ただ貧乳ヒロインを描くことこそがこの作家の本懐なのはこれまでの言動からも明らかで、隠しきれない鬱屈がそこかしこからちらほらと。まあコアや茜では思う存分ひんぬーに徹することができるのだからあんまり露骨にいやがらないでもらいたいものだが。
掲載の大部分を占める冒頭長編「家族のお値段」は2001年の単行本「カリスマママ」収録の同名作品リメイク。カヴァー下の著者あとがきで述べられているように大幅なアレンジが施されているものの、タナボタエロの黄金パターンにすこしふしぎ系ガジェットをブレンドのポップ&キュートな読み口は往時のまま。女の子との関係をじっくり深めていく序盤~中盤から一気に物語が転回する後半部、すべての謎が明かされみんなの絆を再確認するクライマックスまでを緩急自在に語り尽くす。いったんキメておきながらもう1回ギャフンとオチをつけるラストに至ってはもう心憎いというほかない匠の技だ。
過不足なく展開される日常パートからスムーズに濡れ場へと移行すればコージーな読書時間はせがれ酷使タイムへと早変わり。表紙登場のドジッ娘アホ毛巨乳・七美/ツンデレデコ爆乳・九重/おしとやか目隠れ美乳・八千香といったキャッチーな造形の女の子がこぞってちんこにがっつきお口でご奉仕→まんこご賞味の必殺コンボが読者の前立腺を効果的に刺戟する。しとどに濡れた淫唇にたぎる怒張をグイグイ侵入させるたび随喜の涙を浮かべ甘ったるい嬌声をもらす彼女らの痴態がじつにエロっちい。激しくストロークを刻むたびにブリブリおっぱいを振り乱してはよがりまくるメイドたちの膣内めがけたっぷり白濁液をプレゼントし両者TKO。
中身のモノクロ原稿と表紙のフルカラーCGとがいささか乖離しているのはウィークポイントだが(猫玄の単行本は彩色がいまいちよろしくないケースが多い気がする)、大ヴェテランらしくクオリティの均質性は折り紙つき。脳みそを楽しませるのもちんこを握るのでも等しく活用できる鉄板銘柄。この作家のロリものだけに期待する方はコアや茜の既刊を参照いただくとして、巨乳猫玄キャラスキーならばこの出版社のブツをフルコンプすべし。

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