2010-11-30

本日の展示即売会。

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-矢凪まさし「僕の彼女がエロい訳(1)」双葉社 ISBN:9784575838442
話△ 抜○-△ 消大 総合△

躾けてほしいと突如おねだりの女の子を成りゆきのまま調教し、さらにはその友達やアパートの大家さんまで巻きこんで表題作長編8話(以下続刊)。マークなし。ポップなタッチと大胆なプレイのコンビネイションがまいど冴えわたるこの作家最新連載作品の1巻め。
アニメーターあがりという経歴が示すとおりスッキリ迷いのない描線とたしかなデッサンで前世紀から活躍する大ヴェテランであり、成年/非成年あわせて単行本20冊以上のグレイトなキャリアを誇る。最近ではすっかり慎太郎シール誌の住人となり長らく黄色い楕円本は出していないのだが、巨大な消しをものともしない扇情的な肢体描写と淫猥なのに上品さを失わない独特のアヘ顔との組み合わせで高い実用性を確保。
ここ数年の矢凪まさし作品は数人のメイン級ヒロインをまずドンと提示してしかるのち彼女らの順列組み合わせエロ&適宜ゲスト抜きキャラ投入のイヴェント串団子というパターンをくり返しているのだが、この1巻を見た限り今回も前例を踏襲するようだ。表紙登場のメス奴隷志願長髪ボケ倒しっ娘・ポチ、彼女の友人でツンデレ吊り目ショート女子・ミケ、童顔爆乳大家さん・タマのそれぞれ属性を違えたトリプルヒロインのご主人様として君臨の美味しすぎる展開でのっけからツカミはOK。すかさず3人ともゴチになり仲よく4Pまでこなしたところで以下次巻とヒキもバッチリ。
ムダな心情描写などサクサク流して速攻濡れ場突入のイージーゴーイングエロスに情緒や余韻などは期待すべくもないが、そのぶん脳みその処理能力をすみやかに摩擦運動へと集約できる親切設計だ。著者あとがきで述べられる「調教されたがりの女の子をハードに」というコンセプトどおりスパンキングや器具責めなどサディスティックなプレイは頻出するのだが、あくまで物語全体のトーンは能天気であり終始お気楽和姦ムードの万人向けSMだ。
ライトに言葉でいたぶられ乱暴にまんこをこねくり回されてMっ娘さんたち即座に発情。そんな彼女らのいけない穴にいきり立つ暴れん棒でたっぷりおしおきだ。おしりペンペンしながらなんども腰をグラインドさせ激しく蜜壷を貫きまくる。深く侵入されるたび言葉にならないアヘ声立ててはヨダレだらだらたれ流すだらしないお顔がなんともエロっちい。こみ上げる快感にすっかり忘我の表情を浮かべ「らめええええええ」連呼してイキ狂うエロメスどもの膣内めがけ白濁液を注入すればいっそうかん高く嬌声張り上げてクライマックス到達だ。
ちんこの活用にはすでに十二分ながらストーリー的にはろくに進展がなく評価の確定は次巻以降となるが、多少オハナシが破綻しようと気にせず精液分泌支援に徹するのがこれまでのスタイルゆえさほど心配はしていない。ちなみに主役格3人娘のうちではぶっきらぼうな言動なのにいっちゃん純情な短髪スレンダー娘ミケさんがマイ経絡秘孔直撃であります。

-黒崎仔虎「ラブandプレイ」竹書房 ISBN:9784812474808
話△ 抜△ 消大 総合△

むっちり爆裂ボディのお嬢さんがダイナミックに肢体を使役しキュートにイキまくり短編9本+描きおろしおまけ。マークなし。以前「有頂天」名義で成年/非成年含め多くのコミックスをものしていた人だが、このPNへ変更してからは初の単行本だ。
自前のブログでレヴュウを開始する前にこの人のフランス書院から出ていたマークつき単行本を購入したことはあるのだが、その後に刊行された数冊をスルーしてすっかり忘却の彼方へ。今回は店頭で偶然見つけてとっさに過去の記憶がよみがえり、また筆名変更についてだけは目にしたことがあったのとで衝動的にレジ直行。
いささか人工的ながらポップな造形は前ペンネーム時代そのままなのだが、やたらと体積を増し色艶を増したちちしり描写はこれまでなかった魅力。ことにカラー原稿では大胆にコントラストを効かせてありたいそう平台で映える。白黒ではその濃いめのトーン処理が裏目に出て画面が一部うるさく感じる部分はあるものの、シズル感あふれる女の子の肉体がなんとも劣情をそそるのだ。
男性向けはもとよりショタ/BLもこなす作家だけあり男女ともずいぶん容貌がキュートで、コンビニ売り誌ゆえの18歳以上限定レイティングがウソのようにあどけないキャラばかり。野郎サイドを無理に大人っぽくさせるとそれこそボーイズラヴのごとく妙な色気を発散しはじめるのでそのへんはちょっと善し悪しだが、掲載誌であるビタマン執筆陣にはあまりいないタイプであり差別化はバッチリ。
物語の方は逆にこの手の漫画誌に載っかるお話の黄金パターンである1on1のラヴラヴ和姦。想定読者層とリンクする大学生~社会人あたりの男性主人公が同世代のヒロインとくり広げる10年遅れのなボーイ・ミーツ・ガールだ。展開自体は修羅場フリーの甘々仕様で特筆すべき点はないものの、女性作家らしく各話ごとに色柄やトータルコンセプトまで細やかに注記されたアンダーウェア解説があるのが目新しいところ。
U-18対応物件の宿命でエロシーン密度はけっして濃くないが、ボンキュッボンのドエロボディを惜しみなく広げ柔らかなお肌を激しく打ちつけあいながら甘ったるい嬌声を発する女子どものかわいらしい痴態がじつに眼福だ。まるんと張り出したバストをグリグリまさぐられ性器結合部をハードにこすりあわせるたびトロトロに表情を崩す彼女らのイキ顔を堪能しつつ白濁液をお見舞いし両者TKO。
黄色い楕円→慎太郎シール誌移行作家の初プロダクトゆえ、白抜き修整後もなお劣情を惹起せしめるテクニックはいまだ未熟。ベースとなるおにゃのこのボディ描写そのものは充分エロっちいので、今後この世界で飯を食っていくのなら先達の編み出したさまざまな技巧を習得してもらいたいところだ。

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