-チバトシロウ「きゃんでぃ☆はうす」若生出版 ISBN:9784948714229
話○ 抜○ 消小 総合○
小さなころからお世話になってる隣のお姉さんとついに合体&その他有象無象のオネーサマから主人公迫られまくり表題作長編8話+ムチムチエロメガネ寮母さんに若いエキスを注入連作2本+フルカラーショート1本。フェロモンダダ漏れ爆乳レディースの特大ボディに小動物系男子が必死にしがみつくオネショタの波状攻撃に好事家どもの感涙止まらぬ作者通算5冊めはこの出版社からの初お目見え。
いささか硬質ではあるもののスタイリッシュでフィジカルなタッチは妖艶さ/猥褻さといったオンナの性的な部分を強調するのに適しており、とりわけ今回のようにキャラのほとんどが20代~30代と妙齢の大人女性であればいっそうその魅力が引き立つ。他社刊行の前作「Dress select」では比較的拡散していた男女の関係性も、この年齢設定によりいわゆるオネショタものに固定され間口は狭まったもののそのぶんとことんまで同好の士のニーズにお応え。
今単行本のメインコンテンツである冒頭長編をはじめ収録作はみな最小限の導入部をすませたあとはひたすら男女のハードな睦みあいを実況中継。その気になれば昼ドラも真っ青の愛憎劇も描ける人だが、おそらくはあえて物語性を抑制し実用優先の洋ピンライクな和姦ものへと仕立てたのだろう。結果的にそれは日本的湿り気のない絵柄によくマッチしたキレのよい語り口を生み出していてグッド。修羅場でも過剰にウェットになることなく乗りきってスカッと爽快に決着するさまが快い。
お色気過剰のラージサイズな肢体にちんまいショタボディがのしかかるエロシーンはまるでスポーツのように筋肉どうしがぶつかり弾けあいながら進行する。お顔よりも巨大なバケツ盛りバストをいらい倒しながら柔肌に口づけてヴァキュームカーのごとくハードな吸引をくり返すとおねいちゃん早速ヌレヌレ。密林をかき分けて暴れん棒をインサートすれば彼女らも突き抜ける快感にケダモノのごとく咆吼。さまざまに体位を変え激しく往復運動をくり返し、シメは内へ外へと本気汁ぶっかけられたメスイヌどもが眉間にシワ寄せ視線もうつろにイキ顔さらしてプレミアムアクメ。
正直言うとこの作家の本意ではない若い娘ネタの方が自分としては抜けるのだが、率直に趣味嗜好を押し出し好きなことだけをやりきったこのコミックスを見ていると民草の声を押しつけるよりは漫画家のモティヴェイションを最大限に高めてもらった方がよろしいのかなあとも思ったり。まあそのへんやりすぎると独善になっちゃうのでたまにはカワイイ系の女子も描いてほしいです(勝手なお願い)。
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