2011-03-18

今宵の珍奇男。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-けろりん「ピンクトラッシュ」エンジェル出版 ISBN:9784873063812
話△-○ 抜△ 消小 総合△

主人公宅に突然上がりこみゴミ分別指導をはじめた天然風味の女性をゴチになり表題作短編&後日談+好きな子に告白できず逃亡したヘタレ男子が思わぬことから夢のハーレム展開へ連作2本+同窓会で再会の男子女子がカラダで交流深め連作2本+前述2連作合流1本+短編3本+フルカラーショート。キュートかつエレガントなタッチでときに軽やかときに甘やかなラヴ・アフェアをものしてみせるこの作家初の成年マークつき単行本は通算での4冊めだ。
非成年レーベルで刊行の前作「ラブフール」同様に収録作の大半はいわゆるコンビニ売り誌掲載で、おそらく本来ならばマークなしコミックとして発売されるはずのもの。それが今回黄色い楕円をまとって出版されたのは、都条例がらみのきな臭い情勢をかんがみてのことと、テックジャイアン初出の読み切りもの2本がレイティング的に成年扱いでないと難しいからなのだろう。
この作家の最大の美点であるキュート&オサレ感満載のさわやかな作画はその表紙からすでに魅力を最大限にアピールしており、とりわけ今回は判型が大きくなったこともあっていっそうダイナミック。中身もまた執筆時期に若干幅はあるものの古めの原稿であっても基礎画力は当初から飛び抜けておりなんら見劣りしない。
このハイクオリティなヴィジュアルに乗っかるストーリーもまた緻密に構成が練られたもので、大半のお話がなんらかの形でゆるやかにリンクする小粋な仕掛けだ。とりわけ冴えない主人公が突如女子3人に頂かれ「愛だの恋だのいってないで」連作および同窓会ネタオムニバス「反町くんと日吉さん」/「綱島くんと大倉先生」両シリーズがそれぞれの3作めとして機能する「住吉くんと菊名くんと愛だの恋だのいってないで」へと無理なく融合していく流れはこうして単行本で読めばその巧緻をより美味しく堪能できよう。
女性陣はわずかな例外を除き18歳以上で占められるため年相応におっぱいボイーンおしりドドーンの充実ボディが主流。この魅惑の肉体を存分に活用する濡れ場は分量こそ多い方ではないもののなかなかに扇情的だ。ことにほどよく隆起しピンと張った乳房のシルエットの美しさは絶品で、しとどに濡れた蜜壷を突き続けるたび双丘がシンクロして揺れるその光景までもがフォトジェニック。これまたマーヴェラスなイキ顔をじっくりながめつつミューズのごとき裸身の内へ外へと白濁液をお見舞いだ。
いかにも女性作家らしい、野郎向けエロとは異質のお話運びやキャラの言動にはいつもなじめないものを感じてしまうのだけれど、それでも毎回買うのはひとえに絵のすばらしさゆえ。前作評のときも言及したが俺のふだんのレヴュウがあまり肌に合わないと感じる貴兄にとってはむしろ最高にフィーリングが合致するのではなかろうか。そんな自分は表題作「ピンクトラッシュ」のヒロイン・ミサコさんのやたらキュートな物腰とそれとは裏腹の大胆えっちにすっかりトリコ仕掛けの明け暮れでございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿