2011-03-07

今宵の丙子胡乱。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-若月「GIANTESS」ティーアイネット ISBN:9784887743830
話△ 抜○-△ 消小 総合△

背丈もバストも態度も雄大なド迫力ガールズの有無をいわさぬ猛攻にヘタレ男子押されっぱなし短編全9本。デビュー時から一貫して物理法則を完全に無視したLLLLLサイズのおっぱいやおしりにスモールボーイがうずもれてゆく特異な作風を守り通すこの作家4冊め。
ひとつ前の単行本「乳づくし」では続きものと読み切りのミックスだったが、今回は前々作「限界おっぱい」同様のオール短編。勢い重視でデッサンなどは二の次のラフな作画だが、初出の古いものではときおり本当にラクガキ同然のコマが見受けられるのに対し直近の作品では荒いなりにタッチは安定してきてキャリアの蓄積が伊達ではないところを見せつけている。
ハイティーン固定の女性陣はみなさん期待を裏切らない爆乳勢ぞろいで、しかも大半のキャラは身長170cm以上と明記のあるラージハイトな偉丈夫。これらデカ女に対比される野郎どもはといえばこぞって小動物系のヤサ男のうえナチュラル・ボーン・マゾヒストときているのだからこの作家の被虐嗜好は徹底している。
当然ストーリー展開もこれら外観的構図から容易に予想できるようなドS女子×ドM男子の倒錯セックスオンリー。巨躯にのしかかられなすすべなくフォールされたヘタレボーイズが手コキ/足コキ等で強制的にイかされて肝腎のまんこへはなかなかたどり着かせてもらえず苦悶しまくるといううれしいんだかつらいんだかよくわからない独特の濡れ場は心情的には完全に逆レイプだが、子羊のようにプルプル震えて女子のいろんなパーツの狭間で果てる男たちの情けないツラにこそ感情移入できる真のMっ漢にとってはこのうえないごほうびとなるに違いない。また過半数のお話では複数ヒロイン制を採るので、その場合は女の子の数だけ恥辱プレイも乗算されいっそうお得。
かくして我らの感情移入対象たるちびっこ紳士はアマゾネスにちんこも前立腺もいいようにこね回されてだらしなく精液を放出。屈辱的な姿勢を強要され涙を浮かべながら救いを乞う醜態をヒロインに嘲笑されてされてまたしてもエレクチオン。なんども懇願しようやく膣内インサートを許されればせわしなく腰を使い再度白濁液で乳を尻を性器を汚す。
ほぼすべてのシークエンスで女子側が主導権を握り、ときにはディルドーでケツマンコを貫かれまでする徹底した男子受け身の濡れ場は間違いなく訴求対象を狭めはするが、それゆえに同好の士にとってはこの世に残された最後のパラダイスとなることだろう。またドノーマルを自任する貴方もこのすばらしくクレイジーな世界を目の当たりにすればあるいは性の新たなる冒険に足を踏み入れる契機となるかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿