2011-03-08

本日のVVVF制御。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-ぽんこつわーくす「からふるはーべすと」竹書房 ISBN:9784812475218
話△ 抜△ 消大(詳細性器描写なし) 総合△

ふるさとにワケあって帰郷した主人公が慣れないアグリライフのかたわら女の子にも精を出して表題作長編全8話&描きおろし後日談。マークなし。繊細なタッチで描かれるほわほわ笑顔のキュートガールズがアンアンあえぐ光景がまいどたいそう眼福なこの作家通算3冊めにしてこの出版社からの2ndコミックスだ。
同人においては問答無用のガチンコファックものを世に送り出しているこの作家ユニット――構成&プロット担当・猫蔵/作画担当・しーた――だが、商業での活動は前作「彼女日和」刊行以来コンビニ売り誌から一向に動く気配がなくひたすらライトエロに徹する。いかにも女性らしい筆致の清潔感あふれる絵柄は劇画誌崩れの前近代的な執筆陣も依然健在の慎太郎シール誌にあっては少々上品すぎるきらいもあるが非常に好感度が高いのはたしか。
ストーリーラインもこれまた凌辱も辞さない二次創作とは対照的に穏健ラヴ専科。主人公が努力レスで周囲の女の子にモテまくりながらも、最後には彼女らを尻目に本命女子にアタック→ヴァージン頂戴し永遠の愛を誓うという想定読者層の願望をみごとに反映させた心地よい展開を目の当たりにして、ままならぬ人生に疲れた諸兄も快いカタルシスを得られることだろう。
表紙をそのゴージャスなおっぱいで彩るメインヒロインの幼なじみ巨乳っ娘・志穂をはじめ遊び人風元同級生セフレ/純朴マジメ眼鏡女子/お色気過多ナースさん(スポット参戦)と上手に属性をバラけさせたおにゃのこがそれぞれのスタイルでちんこ収納にはげむエロシーンはヴォリューム少なめながらじつにフォトジェニック。ことに造物主の奇蹟のごとくパーフェクト・ビューティなバストを景気よく揺らしながらほおを真っ赤に染め甘い吐息をもらす彼女らのあどけない痴態がたいそう素敵だ。ハートマークを乱舞させきつく膣内を締めつける下腹部の猛攻に耐えかねた主人公が内へ外へと白濁液を漏洩し両者ダブルノックアウト。
恋愛ものとしては本命がサブヒロインに対し強すぎて「あるいは逆転もあるか!?」的ドキドキ感が希薄なこと、そして抜き物件としてはほぼ完膚無きまでに性器描写が回避されており単品での使用が困難であること、この2点により今回は採点を少々辛めに。ただブドウ農家を舞台に農作業の細かいプロセスが描かれるところや岡山弁のエキゾティックな響きなど、ちんこ活用以外のパートではいろいろ興味深く読ませてもらった。あと前作でもそうだったがこの作家の描くバカップルぶり全開なおまけ後日談は絶品なので、むしろ本編でも恋愛成就後のイチャイチャに特化したらグッドかもしれず。

0 件のコメント:

コメントを投稿