2011-04-01

本日のポワソン・ダブリル。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-ハルサワ「彼女が堕ちるまで」クロエ出版 ISBN:9784903714523
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

恋人である生徒会長とラヴラヴお付きあい中のヒロインが不良どもの卑劣な罠に堕ち凌辱調教フルコース中編4話+ツンツン女教師が彼女の秘密を知った男子生徒の悪ノリでコスプレHするハメに連作2本+短編4本。リリカルかつ繊細な絵柄とは裏腹のガチンコファック満漢全席を堪能できる作者初単行本だ。
タイトルといい絵の構図といい萌えエロお断り!的空気が濃厚のじつにTI/クロエ出版ティックな表紙がお出迎えでぼくらの期待値ものっけからMAX。ただコッテリ系の彩色ゆえかカヴァーイラストは中身の少女漫画的残映が感じられるタッチと印象が異なるので、裏表紙に散りばめられた漫画原稿抜粋を先にチェックするのが吉。
そんなわけでこの出版社で従来主流をなしていたネオ劇画系でもなく、はたまた昨今のしてきている萌え絵ブレンデッドなそれでもない独特の絵柄は既存作家でいうと東鉄神が近い雰囲気。とくに野郎キャラにはレディース/TL的色彩が濃くいかにも女性作家らしい筆致だ。初出は2009-11年と比較的バラけているのに初期作でも絵の完成度は新人とは思えないほどに高く、既存エロ漫画家が別名義で執筆もしくは異分野からの成年向け初参戦いずれかではないかと疑っている。
作画だけでなくストーリーテリングもまたしょっぱなから完成形であり、能天気ラヴコメから問答無用のレイプ/堕ちものまで振幅自由自在だ。またモノローグの多用により心理の内面をじっくりと追うことでお話にたしかなリアリティを附与。なかでも今回分量的にメインの連作「self inflicted」に顕著なように、当初は肉欲におぼれていく自分を認められずにいるのがしだいにそれを肯定しついには完全に理性を喪失してセックスのとりこと化すまでの心中を行為の過激化とシンクロしつつ描出することで物語にダイナミズムが生み出されている。
もちろん主菜であるところのエロシーンのパワフルさは折り紙つきで、ハイティーン~20代前半あたりのキュートな巨乳系ヒロインが端整な表情を一転グズグズにとろけさせてはハードに腰を使いよがりまくる光景がなんとも眼福。土手高まんこにゴリゴリ男根をねじりこみクリトリスをギュッとつねりながらピストンをくり返すたび随喜の涙を流しケダモノのように咆吼する彼女らのはしたない痴態がグッドだ。内壁をこすり上げられヨダレダラダラ垂らして絶頂を迎えんとする彼女らの膣内奥深くへたっぷりと白濁液をプレゼント。
掲載誌である真激をふだん読みつけていないせいで予備知識のまったくない作家だったのだけれど、この出版社らしからぬ清楚なタッチに組み合わされる特濃エロスとの魅惑のコンビネイションにすっかりやられてしまった。今後はぜひデフォ買いすることにする。収録作品のなかではむろんメインの中編もよかったのだが、つやつやウェイヴィヘア巨乳っ娘ヒロインがショタ系義弟のちんこパワーによりメロメロにさせられる「とある彼女の家庭の事情」でさらに包皮がちぎれんばかりに愚息を酷使。

0 件のコメント:

コメントを投稿