2011-05-21

今宵の人情酒場。

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-亜麻木硅「オトメちんぽ」久保書店 ISBN:9784765934831
話△ 抜△-× 消無 総合△

公園で休憩していたところでふたなり露出狂さんに出会ったヒロインがそれを契機に自分もふたなって連作2話+ヒロインが飼い慣らしているウネウネ触手がクラスメイトに魔の手を伸ばし本編&続編2話+短編5本。お肌のプリプリした感触が印象的なティーンズたちが百合百合した雰囲気のなかつがいまくりの作者最新刊は当出版社からの第3弾単行本。
昭和末期にはすでに執筆を開始していた大ヴェテランで生み出した作品もカウント不能なほど膨大な数にのぼる作家だが、ここ1年ほどは以前にも増して発刊ペースが速まり創作意欲はますますお盛ん。前単行本「姉らぶ!」発売からたったの5か月で新作一丁上がりという量産ぶりには頭が下がる(まあこの人以上に超促成栽培でニューリリースを続ける上藤政樹みたいなバケモノもいらっしゃいますが……)。
久保で刊行の直近作品の例にもれず、今回も雑誌媒体ではなくDLサイト上で初出のものを単行本にまとめて下ろしたもの。こういう形態で販売されるものがどのくらい売れているのか、またどの程度固定読者を獲得しているのかはわからないが、こうして書店売りのコミックに落としてくれることで従来からのファンにも新作供給のルートを残してくれているのはうれしいことだ。
とまあフォーマットはこれまでのものを踏襲しているのだが、内容には大きな変化が。オードソックスな1on1の男女和姦エロを最近はずっとリリースしてきたのが、いきなり両性具有/触手という2つの飛び道具に特化した作品群をドーンとフィーチャー。内容確認できる本屋では売っておらずシュリンクしたままのものを購入した俺は帰宅後中身を開いて悶絶しましたよ。とはいえその両属性を全開にした表紙/裏表紙といいいかにもな表題といい、よっぽど脳の働きが悪くなければ当然気づくはずのことで我ながら鈍感きわまりない。
そんなわけでどのお話もちんこ役をふたなりさんか人外ウネウネが受け持つことになり作品内での野郎占有率が極端に低下。ことにふたネタでは見た目上レズもの同然の展開となるので、画面に男のツラが出張ってくるのが許せない女体スキー大歓喜。逆に百合フォビアの自分的には一気に抜き度急降下ですげえ複雑ですが。
とりたてて説明もなく股間が隆起しちゃった女の子が状況にとまどいつつも以前から懸想していた別の娘にチャンスとばかり迫っては思いを遂げるイージーゴーイングラヴが全編を支配。タチもネコもほおを紅潮させ息を荒げながら性器どうしをコンバインさせて陶酔しきった表情を惜しげもなくさらすさまがなんとも眼福だ。生えてる方も生えてない方も2人してすべすべまんこをトロトロに濡らし白濁液をかけたりかけられたりして両者ダブルノックアウト。
触手もふたも大の苦手科目な俺は使いどころが非常に少なくて申しわけなく思いつつ点数をマイナスしてしまったが、ほぼ消してない状態の性器修整といいツヤツヤとなまめかしい肢体描写といいなかなかにそそるのはたしかなので、次回は前作までのようなノーマル男女ファックがいいなあ(未練たらしくてすいません)。

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