2011-06-20

今晩のクラブ・トロピカーナ。

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-松本きちぢ「青春18禁えっち」サン出版 ISBN:9784864446020
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

意中のあの娘に告って速攻玉砕するもひょんなことで翻意した彼女と期間限定のおつきあいをすることになり長編8話+独立短編4本。性春真っ盛りのハイスクールボーイズ&ガールズが興味津々なオトナの世界へ果敢にアタックするさまがアホらしくもほほえましい作者成年向け初コミックスにして通算での2ndだ。
今週末の新刊ラッシュを前にちょっとインターヴァルが空くのでたまには新規開拓でもと表紙が目についたこれを手にしてレジへ向かったのだが、一読後思わぬ収穫にニンマリ。考えてみればこの単行本の版元であるエロ漫画/グラヴィア混載の「マガジン・ウォー」各誌からも春風大樹や坂崎ふれでぃみたいな逸材はしばしば出てきているわけで、要は俺の目配りがまだまだ甘いのだと反省しきり。
この人は2008年に慎太郎シール誌掲載分を収録の処女作「友達以上・恋人未満?」を世に問うているのだが、そのときはまるっきりスルーしてしまったので俺はこれが初体験。けっして画力炸裂というタイプではないものの、少年漫画調の素朴かつ健康的なタッチはなかなか好感度が高い。ただ構図や塗りで過剰にエロさを打ち出したカヴァーイラストとは雰囲気が微妙に乖離しているので、中身の印象を確認したい場合は少し力が抜けた感じの裏表紙絵の方が参考になる。
帯の惹句でやたらとJKをアピールしているように、読み切り/長尺ものとも学園舞台のエピソードで物語世界を統一。したがってヒロインも必然的にハイティーン固定となる。ほぼ年齢相応のあどけない笑顔にミディアム~ラージサイズのおっぱいをお持ちの女子高生ズはとびきりスタイリッシュだとか息をのむほどの美貌ではないけれど、そのぶん現実にも存在してそうな親しみやすさを感じることができるのだ。
一方でストーリーの主軸はそんな彼ら彼女らが学校生活以上に脳みそから離れない思春期のイシュー、すなわちセックスをめぐるあれこれに滑稽なほど執着しては空回りをくり返す青春りっしんべん。コキ盛り男子はまだしも、女の子までもがみっともないくらいに性への興味をむき出しにしてはドタバタするのがこの作家ならではの特徴だ。妄想実現のためにうさんくさい催眠術をかけてみたり言いなりのままちんこくわえて発情したりの止むことなき性的暴走ぶりがいい意味でバカっぽくてグッド。存分にスットコドッコイぶりを発揮してはクルクルと喜怒哀楽に忙しい彼女らときたら頭をクシャクシャ乱暴になでてやりたくなるアホ愛らしさ(ついでに男子どもは豪快に笑いつつドンと背中を叩いてやろう)。
情緒もクソもなく突入する濡れ場だけどいざ行為となればなんだかんだ言っても甘いムード。ピチピチボディを惜しげもなくさらしながら双丘を揉みしだかれ蜜壷をまさぐられては羞恥にほおを紅潮させギュッと目をつぶりながら身もだえするおにゃのこの痴態がたまらない。すっかり準備万端のティーンエイジまんこをヤングな欲棒でゴリゴリ貫かれるその都度呼吸を荒くし全身をのけぞらせて未曾有の快楽を享受する。両腕できつくしがみつきいよいよ絶頂に達せんとする彼女らの膣内めがけ幾度となく白濁液を放出だ。
あくまでポップな作劇と勢い重視のエロシーンとが全編を支配するのでしっとり叙情派ラヴを期待する向きにはお勧めできないが、10代ならではの爆発的なエネルギーの発露をじつにリアルに追体験させてくれる爽快さは他に得がたい要素。成年仕様に描きおろしたという性器のヴィヴィッドな感触も魅力的で誰しも気持ちよくちんこをしごけることだろう。俺としてはガチオタ彼女×パンピー彼氏の山あり谷ありなスチャラカラヴを一気に描ききる長編「1クール彼女」のドライヴ感にまず没入させられ、保健室で出会ったショートヘア巨乳新入生と成りゆきH短編「バットとボールと女子校生」の名無しヒロインちゃんがツボすぎて自慰表明しまくりという具合に2度美味しくいただきました。

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