2011-08-18

本日の電卓戦争。

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-出縞臣「ラン様はすこしだけ」ヒット出版社 ISBN:9784894655270
話△ 抜◎-○ 消小-極小 総合○

傍若無人天才ちびっ娘お嬢さま生徒会長に見初められた主人公が仕事もセックスも一人前になるよう厳しくレッスンされ表題作長編全8話(最終話描きおろし)。はち切れんばかりの女体をフル活用して精液搾取しまくりの問答無用ガチエロ物件を安定供給のこの作家通算3冊めにしてマークつきでの2ndはヒット出版社からの初リリース。
 商業作家としてはゼロ年代なかばあたりから執筆ともはや中堅の部類ながら、そのキャリアのわりにコミックス点数が少なくてファンをやきもきさせる人。作品発表間隔が大幅に開ていたわけではないのに、前作「ユメごこち」刊行からはや3年近くの歳月を経て今回ようやくの邂逅でうれしさもひとしお。「ユメごこち」は2011年のいまに至るまで俺の自慰表明時ヘヴィローテのひとつとして大活躍しているのでいやがうえにも今作への期待が高まろうというものだ。
いささかディフォルメ強めではあるもののポップでイキのいいアニメ絵ベースの絵柄でものされる女性陣は過去作から現在までほぼミドル~ハイティーン専科。学園ラヴコメとなる今単行本も必然的にそのあたりで固定だ。これら制服世代の女子がみなさんドドーンと特盛りバスト&山盛りヒップを惜しげもなくさらけ出し特濃ファックがこれまでの作風。しかしながら初の続きものとなる表題作ではメインヒロインに短躯貧乳さんを投入するというこれまでにない試みがなされていて、出縞臣の爆乳キャラに慣れっこになっていた俺は初出時に目が点になった記憶がある。
ストーリーの方も長丁場とあって、既刊のような抜き特化読み切りor短編連作とは違い全編を貫くテーマや物語の起伏を用意。すなわち全能のミューズたる主演女優・ラン様がウブなメガネ男子・明くんを彼女のパートナーとしてふさわしいジェントルマンへと仕込んでいくビルドゥングス・ロマンを縦軸に据え、ときに理不尽とも思える要求に葛藤し煩悶する明くんの心象を横軸としてひとつの長い織物を構成するのだ。長編初挑戦ゆえか緩急の呼吸がぎこちなかったり科白まわしが迂遠だったりはするものの、最終話で立派な男へと成長した明くんの勇姿とそんな彼に全面降伏しデレまくるラン様とのアツアツぶりに赤面しつつも感慨深くあり。
そんななかでもこの作家最大の武器である特濃H絨毯爆撃はむろん健在だ。ビラビラの1枚1枚までこちらへ見せつけるまんこ描写の冴えと性器結合部を延々クローズアップしながら粘膜どうしのハードな摩擦運動を詳細中継するえげつない交合シーンの黄金コンボがどこまでも読み手の勃起中枢を刺戟し続ける。さらに中盤以降はラン様のほかにも抜きキャラが増えいっそう実用度アップ。
各話前半部から早くも発情しちんこにしゃぶりつく彼女らがすみやかにスカートをたくし上げ下着をキャストオフすればすでに下腹部は濡れそぼっており準備万端だ。うっすら血色を帯びた肉ヒダを指や舌先で丁寧にほぐすうちパックリ入口が開けばすかさずたぎる肉棒をインサート。ダイナミックに行き来するシャフトの感触にすっかり表情をとろけさせマシンガンのように露骨な淫語を乱射するヒロインのあられもない痴態がじつにエロっちい。みずから激しく尻を振り膣内を蠕動させながら上り詰めてゆく彼女らがザーメンをおねだりするのに合わせて子宮の奥底へ許容量をはるかにオーヴァーする白濁液を叩きつけフィニッシュだ。
いろいろ胡乱な事情があったらしく初出のコアマガジンではなく他社からのリリースとなったが、ヒロイン造形が若干イレギュラーなほかはいつもどおり高密度エロス全面展開の出縞臣ワールド。自分的にはサブで登場の生徒会役員ズ・羽音莉&弥月の巨乳組でもっぱら抜いてしまったが(ラン様ごめんなさい!)、どの娘を活用するにしても強力無比なエロシーンが精液分泌活動を効率よくアシストしてくれることだろう。ともあれしばらくは阿呍誌上で活躍するようなので、今後は以前より速いペースでの単行本発売を楽しみにしている。

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