話○ 抜◎-○ 消極小 総合○
いままでオンナ扱いしていなかった妹のことが急に気になりはじめて辛抱たまらん→赤の他人の生徒会長まで巻きこみH三昧連作4本+短編7本+おまけ4コマ。クールな描線でものされるキュートガールズが土手高まんこおっ広げられたっぷり白濁液注入されてイキまくりのユースフルな芸風でお送りする作者9thコミックスは成年指定の8冊め。
デビュー以来一貫して勧悪懲善のガチ凌辱調教洗脳輪姦ネタばかりを世に送り出してきたこの作家が突如としてラヴラヴ方面の畑を耕しはじめたのが2年半前にリリースの前々単行本「ワイズアス」でのできごと。それからは発表作品もずっと和姦ものばかりで、およそ半年前に刊行のマークなし前作「フラジール」もほのぼのエロス一色だった。今作も引き続き同様のテイストが踏襲されているので、この作家の描くなさけむようのレイプ話や救いレスのMCものが読みたい人は回れ右すること。
描きおろしパートを除きすべてゼロエクス/メガミルク掲載作品を収録のこちらは水着脱ぎかけのおっぱいまろび出し少女ズが明るくお出迎えなカヴァーイラストの印象そのままに甘口エロコメで統一。また単行本タイトルどおり妹もしくは姉と近親ファックのお話が過半数を占める。まあシスターを謳いつつ一部イトコだったりじつは血縁関係がなかったりと少々あやしげなものもあるけれどいんだよ細けえ事は。
いかにも筆圧の高そうな鋭い筆致で描かれるゴツゴツといびつな(しかしそれがエロっちい)肢体描写が特徴的な作家ながら、今回はずいぶんとタッチがまろやかになって既刊よりはるかに取っつきがよろしい。とりわけギャグシーンでの無理なく崩されたディフォルメ顔は長足の進歩を遂げており、キャラの表情が硬すぎてシリアス系の話しか展開できなかったキャリア初期の作品群を思うとその成長ぶりに感慨無量だ。
女子高生を中心にプラマイ2歳ほどの女性陣はかすかにふくらみはじめた微乳からたわわに成長した巨乳までみなさん美味そうなモノをお持ちで、そんな彼女らと甘やかならぶらぶちゅっちゅを臆面もなくくり広げるのが物語の基本パターン。その多くは女の子側から積極的にアプローチしては首尾よく思いを遂げるごっつぁんエロスであり、小悪魔ティックな妹からえっちぃボディをすり寄せられたり豪放磊落な姉の教えてア・ゲ・ル攻撃に翻弄されたりのうれしい不意打ちに愚息もご満悦。さらにお話によっては姉妹両サイドから攻勢をかけられ3Pにいそしんだりしてまったくウハウハですな!
凌辱オンリー時代から定評のある特濃ファックはむろんイチャラヴへと思想転向しても健在であり、妹ちゃんの未発達な肢体をガムシャラにむさぼり尽くすのもお姉さまの完熟ボディをじっくり堪能するのにもたっぷり分量を割く。肉厚のビラビラを極太シャフトで執拗に貫きまくるド迫力の交合シーンもさることながら、呼吸を荒くしほおを上気させながらうっすら涙を浮かべこみ上げる快楽に没頭するヒロインの陶酔しきったイキ顔がたまらなく扇情的だ。リズミカルに腰を打ちつける擬音をBGMに甘い吐息を発しながらしきりに膣内射精を懇願する彼女らの子袋の奥底めがけ妊娠の危険をいとわずに大量のザーメンを連続して放ち確実な着床を保証。
いくらか科白まわしがギクシャクする部分はあるものの、言葉に頼らずとも表情だけでモノをいわせる演出の上手さが光る。当初ぎこちなく思えた和姦シフトもずいぶん板についてきてこれまで以上に幅広い層へ訴求できる逸品だ。いつまた従来どおりのレイプ上等路線へ回帰するかわからないとはいえ、いまはこの新たなるチャレンジが産んだ上質の果実を楽しませてもらうとしよう。今回収録分では主人公がJC妹とJD姉を同時進行で美味しく頂戴の「Like a Virgin」と、おさげメガネ無口っ娘姉さんがえっちに乱れては視線だけで行為をおねだりするさまがドエロすぎる「トクベツな…」の2つが最愛。
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