2011-11-02

本日のドーピング検査。

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-高城ごーや「天使のおしっこ」ティーアイネット ISBN:9784887744110
話○-△ 抜○ 消小 総合○

屋上で放尿する姿を後輩男子に見つかったヒロインが彼のド直球なラヴ・アタックにとまどいながらも惹かれてゆき表題作長編4話+短編2本(うち1本表題作とキャラクロスオーヴァー)+おまけ4コマ。前人未踏のおしっこマイスターが衝撃の処女単行本から再び降臨しLOVE&PISSを見せつけるこちらは2冊めのコミックス。
去年10月刊行の前作「にょう☆どう?」からおよそ1年経過しての新刊は勢いよく黄金水を放出のチャレンジャブルな表紙の構図を今回も踏襲する。収録作品は巻末の読み切りのみ2009年の執筆でその他は今年に入ってからのものなので、見比べるとアニメ系の親しみやすいタッチはそのままにムダな描線が整理され女の子の顔立ちもいっそうキュートさが増してとヴィジュアル面の進歩がひと目でわかる親切仕様だ。
すべてのオハナシが学園舞台ゆえ必然的にハイティーン固定となるヒロインたちはみなさんやけに肉づきがよろしくて、たゆたゆのおっぱいやらぷっくりまんこやらの扇情的なエロパーツが劣情を誘う。また「勃起尿道口」なんていうギミックを出してくる短編「おっきな秘密」などに顕著なのだが、ニップルやクリなど突端部が勢いよく飛び出た少しだけフリーキーな肉体描写を好んで持ち出してくるのも特色。ただ人体改造とかいうレヴェルまではいかず抑制が効いているのでご安心を。
かくもエロカワイイ女子どもが活躍の物語はオーソドックスなラヴコメの体裁を用いつつもこの作家得意の「おしっこ」要素を投入することで独自性を発揮。ボーイ・ミーツ・ガールのきっかけとなったり2人の愛情確認の道具となったり、尿を介在にして恋愛のステップがさらに1歩進む仕掛けだ。ゆえに帯の惹句で謳われている「おしっこ純愛譚!」とは言い得て妙なコピーだけれど、巻末短編「放尿ストライカー」のみは少々プレイが強要めいていてラヴ色が薄くいささかそぐわないなあと思ったり。でもその他の話はこっちが赤面するほどのイチャラヴ全開ですっかり堪能させていただきましたよ。まー大好きな先輩に利尿薬を投与して強制放尿させちゃうのが愛と言っていいのかは議論の余地のあるところだが。
エロシーンに突入してもむろん行為の主役はお小水近辺。ぶっとい怒張をゴリゴリ膣内へインサートされる衝撃ですぐさまお漏らししちゃう彼女のゴールドウォーターを浴びて彼氏の興奮もいっそう昂ぶる。随所に断面図を交えつつ性器どうしのガチンコバトルを実況中継のさなかもスキあらばオムツプレイだの尿道責めだの細かく小便系のネタ投入にいそしむ執念は見上げたものだ。アンモニア臭にまみれながら上りつめてゆくおにゃのこの絶品イキ顔を拝みつつラストは噴き出すいばりをかき分けて子宮の奥底へザーメン注入だ。
この作家ならではのおしっこネタに磨きをかけつつ絵柄にもいっそうの洗練が加わり完成度を高めた正常進化形の1冊。前作キャラも美味しい場面で活躍していたりしてファンならばより楽しめることだろう。カヴァー下の著者あとがきでも「これからも新しいこと(おしっこ方面)へチャレンジしていく」と頼もしい宣言をしていたので、次回作ではエクストリーム度に拍車のかかった黄金水プレイに期待しよう。

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