-モリス「近親相姦者の日常」サン出版 ISBN:9784864446105
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一家でカラオケボックス充ののち母子相姦突入本編&描きおろし番外編+短編9本。ママ息子/パパ娘/兄妹/姉弟とインセストタブー百家争鳴でお送りする作者最新刊は当出版社から初のリリース。
コミックスの刊行数はそんなに多い方でないのだが、すでに平成ひとケタのころからエロ漫画家としてのキャリアをスタートしている大ヴェテラン作家。登場したときからすでにクラシカルだった80年代風のアニメ絵はしかしながら比較的プレーンなタッチのおかげで現在でもそれほど泥くささを発生せずにすんでいる。さすがに萌えまっしぐらの青少年にはオススメしかねるが、トシを食ってもいまさら3次元界には戻れないエロ漫画オタ継続中のオッサン諸氏にはほどよい着地点なのではなかろうか。
新装版等のリサイクル作品を除くと今回はおそらく2006年6月刊の「妖しい母と淫らな叔母」以来となる新作単行本。掲載初出を見るとすべて同社の「マガジンWoooooo!狼」となっており、グラヴィア混載誌をチェックできていない自分は気づけなかったはずだと合点。なんにせよまだ紙媒体でバリバリ執筆しているのを知って、この人が大昔のホットミルクでデビューして以来その活動を見てきた自分としては戦友の消息を知ったかのようでうれしい限り。
当初はオーソドックスな非血縁ものも描いていたのだが、わりと早い時期に近親ネタへの傾斜がはじまり近年はもっぱらそればかり。表題であからさまなように今作も当然禁忌クソ食らえのガチ相姦満漢全席だ。ただ既刊では中年ママン×成年息子のパターンがもっとも多かったのにこちらではきょうだいや父娘を増やして結果的にヒロインの平均年齢が下がっている。作者サイドでバランスを取る意図が働いたのか編集側からの要請かはわからないけれど、あまり熟女が続くよりは若い娘を適宜ぶちこめる今作の構成の方が間口が広いのはたしか。
このようにありとあらゆる血縁ファックを用意しつつも、行為そのものは背徳感薄めのほのぼのエロス。登場人物たちはタブーを侵すことにもさほど抵抗なく家族とホイホイ性器どうし干戈を交えてしまうので、イケナイコトしてる感満載のスリルをお求めの方には不向き。このあっけらかんとした空気が従来からモリスの長所であり、人によってはもの足りないポイントでもある。
濡れ場においてはハイティーンの娘たちから40オーヴァーの母ちゃんまでほぼ例外なく乳も尻も大ぶりのグラマラスボディをフル活用。美麗というのではなく少々だらしない体つきだが、その土着的な雰囲気が逆に素人ハメ撮り映像ティックないやらしさを喚起。サクサク脱衣し生い茂るジャングルをすみやかにオープンセサミしてただちに猛り狂うジョイスティックを迎え入れすぐさま歓喜の声を上げてよがりまくるエロメスどもの痴態を堪能だ。女子サイドが自分の犯られているプレイをいちいち言語化しては実況する光景がなかなかライヴ感あふれていてよろしい。ガツガツと粘膜どうしをこすりあわせブリブリ巨乳を揺らしながらなんども絶頂に達する母/娘/姉/妹の子宮めがけ肉親ザーメンをドプドプ種つけしてフィニッシュ。
作画/作劇とも目新しさこそないが抜きツールとしての完成度は高く、どのページから手繰ってもすぐさま臨戦態勢に突入できる。とはいえおっさんおばさん含有率が高く妙にほこりっぽいヴィジュアルは人生これからのヤンガー・ジェネレイションには感情移入しがたいと思われるので、美少女コミック黎明期からこの種の漫画を摂取してきた古参兵にまずは推奨したい。
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