2012-01-07

今宵の天井桟敷。

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-由雅なおは「華は蜜夜に咲き乱れ」オークス ISBN:9784799002230
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

知る人ぞ知る山奥の遊郭ではさまざまな事情を背負った少女たちがおのおの春をひさぎ……表題作長編13話+番外アフターストーリー+描きおろしおまけ漫画。きらびやかなタッチで描かれる可憐なヒロインズとしっぽりねっとり汁だくファックの夢空間がどこまでも広がる作者黄色い楕円仕様の9冊めにして当社からの第4弾。去年12月下旬刊のものを年初のタマ不足により遅延レヴュウとなるがひらにご容赦を。
マックスから2011年9月にリリースの前作「はつちゅぷっ」からわずか3ヵ月という短いインターヴァルにも感嘆させられるのだが、それにも増して驚くのがそんな過密スケジュールのなかモリモリ執筆して通常より厚みもお値段もアップの今作を送り出してきたこと。複数の出版社から原稿を回収したり同人作品をかき集めたりしてやっとコミックス1冊でっち上げるような生産性の低い作家もザラのこの業界にあって恐るべきワーカホリックぶりと言わねばならない。そうかといって多作により絵が荒れるでもなくみっちりと密度の高い漫画を安定供給するのだからたいしたものだ。
ベタ甘ラヴな読み切り主体の「ポプリクラブ」でのお仕事とは対照的にこちらの出版社では長編メインでひとクセある作劇という具合に明確に芸風を差別化する人。今作もその例にもれずロングランのうえにガチレイプや調教も辞さないハードコア仕立てだ。趣向としては洋風/和風の違いはあれど、3つ前の同社刊「青い瞳の少女」のような波瀾万丈愛憎劇テイストのそれ。
きらびやかな少女漫画/エロゲ絵のハイブリッドな筆致で丹精こめてつむがれる女子どもはポプリクラブでよくやるような日常系ラヴコメでもよいものだが、今回のような少々浮世離れした時代ものをやらせるとことのほかフィット。いつもは巨乳/貧乳のどちらかに専念することが多いのだがこちらではロリあり大人ありと乳サイズも多彩でいっそうのゴージャス感がかもし出されている。
サブタイトルに「遊女凌辱ノ記」とあるように表題作はまだ遊郭の存在していたいにしえの日本が舞台。男キャラはすでにザンギリ頭になってはいるものの登楼する者みな着物姿であるところを見るとおそらく明治~大正初期あたりを想定しているものと思われる。それなのに女の子の髪型はツインテだったり西欧風のリボンつけていたりと時代考証無視だけど、まあ髷結っててもかえってちんこが勃ちづらいだろうからそこは無問題。
人里離れた土地に門を構える一軒の古びた娼家に新入りとして加わる黒髪ロングの大和撫子・山吹をメインヒロインに据えてその他ツンデレライバルさんやら能天気巨乳っ娘やら無表情系ロリやらの同僚娼婦、さらには時折みずから身体を売るアダルティな当主さまなど幾人もの抜きキャラをそろえて多彩なニーズにお応え。そんな彼女らが金と引き替えにひと夜の快楽を男たちに提供し肉体をすり減らしてゆくさまがほの暗い情欲をいたく刺戟するのだ。
売春ものであるからには当然のごとくお客をあてがわれれば即本番突入とスピーディな展開で股間の活用にはまことに好適。由雅なおはの描く瞳おっきめの愛らしいおにゃのこたちがスルリと着衣を下ろし白磁のような肌をさらして男を誘う光景がなんとも淫靡だ。また通常のHのみならず回想シーンにおける強姦場面やらお客を喜ばすための乱交特訓などヴァラエティに富んだ濡れ場を用意してさらなる興奮を励起せしめんとする心遣いもうれしい。
たぎる欲望をまずは胸の谷間に挟みこみご奉仕フェラ&パイズリを敢行したのちすみやかに濡れそぼつ蜜壷をオープンセサミしてお客様に挿入をおねだり。さっそくガツガツと膣内を掘り返され汗みずくになりながら甘い声を発し全身をのけぞらせる彼女らの痴態がじつに扇情的だ。幾度となくシャフトが出入りするたびに商売女ならではのテクで内奥をきゅんきゅん締めつけてくるのだからたまりません。思いっきり口腔を舌で犯し白っちいヒップを強く揉みしだきながら最後は土手高まんこのその先の子袋めがけて白く泡立つ分泌物を大量にお見舞いしミッションコンプリート。
いくつものエピソードが錯綜する見通しの悪いお話運びやらあたかも80年代大映テレビドラマシリーズのごときやたらと大仰な演出などストーリー面で引っかかるポイントはあるものの、どのページを開いても乳/ちんこ/まんこのいずれかがドーンと提示されさまざまなお汁にまみれて女の子がよがりまくるセックス満漢全席で実用性の高さは折り紙つき。税込み1,300円のお高めプライスもすぐさま元の取れる鉄板抜きツールだ。個人的には名器設定の主演女優・山吹さんもさることながらロリ顔爆乳で快楽の享受に積極的な茶髪両結びっ娘・桜花たんが私的嗜好にドストライクで、彼女の登場シーンを中心に煙が出るほど如意棒を摩擦したとです。

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