2012-01-28

今宵のジダーノフ主義者。

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-かたぱると「少女犬」一水社 ISBN:9784864160988
話○-△ 抜△ 消極小 総合△

少女の子宮へありとあらゆるケダモノどもの生殖器が無造作にブチこまれ異種の胤を注入短編12本+フルカラーショート1本。女の子の人権完全無視で一方的に肉体をむさぼりつくす凌辱フルコースがいっそ清々しい作者これが2冊めのコミックスだ。
去年5月刊のデビュー作「くりようかん」から版元は変わったが、いたいけな少女が四肢を拘束され恥辱の涙を流しながら辱めを受け続ける表紙イラストのモティーフはまったく変化なし。むろん中身の漫画作品も当然「愛情? なにそれ美味しいの?」な強姦輪姦地獄絵図がどこまでも続くので、らぶらぶちゅっちゅ大好きっ漢は速攻回れ右すること。
1980年代の美少女漫画黎明期から長い時間冷凍保存されてきたのをレンジでチンしたみたいなおそろしく時代がかった絵柄は良くも悪くもこの作家の最大の特色で、劇画的泥くささとはまた違う方向の骨董品臭が同業の誰も生み出せない独自性をかもし出す。薄暗い木造の小屋でヒロインがいたぶられる構図やら木目の仕上げなんかはまるで牧村みきみたいなテイストだ。たぶんあり得ないとは思うがこれでもし10代や20代前半の人が執筆していたとしたらちょっとすげえな。
とまあヴィジュアルから受ける印象はほぼ処女作を踏襲しているのだけれど、以下に述べる2つの要素により訴求対象がそちらと重ならない可能性が高いため不見転での作者デフォ買いは推奨しない。まずひとつ、前作はロリアンソロが出典だったので登場するおにゃのこもみなティーン以下~ロウティーンのぺたっ娘ばかりだったのが今回貧乳はわずかに1人であとはみなおっぱいボイーン。年齢層もJKを中心に社会人や人妻もありと大幅に上方遷移を遂げているので、胸部の2つの突起が大嫌いだったり義務教育を終えた女性に欲望を覚えない人はこの作家に別れを告げるべし。
そしてなによりも問題となるのが、大半の作品において人間女子×動物男子となる行為の趣向。まあ要するに獣姦ということなのだが、スカトロもの/母子相姦ネタ各1本が人間どうしであるのを除き他の収録作はみなヒューマンビーイングのメスが獣のペニスを無理やり突っこまれる話ばかり。触手ネタの変形だと思えばケダモノちんこも意外と受け入れられるのかもしれないが、そんなわけで惚れたハレたのやりとりや細かい愛情の機敏を求める向きにはオススメしかねる。
かたぱると本来のガチレイプ志向とわくわく動物ランドとの夢のコラボとなる濡れ場はインパクト大。犯ってること自体は結局ごっつい陽物に貫かれ女子どもがメロメロになるオーソドックスな堕ちものなのだが、出てくるアニマルズの種類がやたらめったら多くてビックリする。掲載順に列挙すると、犬・トナカイ・マントヒヒ・馬・牛・羊・ゴリラ・蛇・イノシシ・虎・熊・アリクイ(!)……という具合に、獣姦ものの定番からほとんど見たことない題材まで驚異的なレンジの広さには嘆息するほかない。アニメ絵の女の子がむやみにリアルなタッチの動物たちにファックされるシュールな光景を続けざまに見ているとナチュラルにトリップできること請けあいだ。
いくらなんでもターゲットが狭小すぎるのはたしかだし出オチぎみでプレイ内容そのものは同工異曲ではあるものの、犬や馬といった獣姦ネタの常連以外でもなんでも出してやれというチャレンジャブルな姿勢は高く買う。どの動物もやたら巨大なファルスなのはたぶん厳密には生物学的事実に反するのだろうがそんなのはささいな瑕だ。欲を言えば夾雑物なしのオールケダモノ仕様で読みたかったけれども、それでもこれだけアニマルペニス含有率が高い単行本は他にせいぜい栗田勇午の初期のものくらいだろう。とにかく奇抜なエロ漫画が見たい! という貴方はぜひ一読を。

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