-姫野蜜柑「ろりはれっちゅ」茜新社 ISBN:9784863492769
話○-△ 抜○ 消小 総合○
頭ゆるゆるょぅι゙ょのスットコな言動につけこみロリボディを美味しく頂戴短編10本(うち1本前単行本収録作続編)+描きおろしミニ後日談5本。これぞロリ漫画という正統派の作画に対し登場人物たちが延々ボケツッコミに興じる特異な物語世界を配置するという前代未聞のコンビネイションでお送りする作者2ndコミックス。
衝撃的なデビューを飾った前作「ろりるれろ」の刊行からおよそ1年半、快調とは言いがたいが長きにわたるブランクもないマイペースぶりを発揮しつつ単行本1冊ぶんの作品がたまった。量産のきくタイプでないにしてもこうしてコンスタントに作品を発表してくれる漫画家は気まぐれな芸術家気質の多いLO執筆陣のなかわりと貴重。
いささか古典的ながら赤飯前の少女のチャーミングさを最大限に引き出したタッチは魅力いっぱいで、フラットなラインのなかにもほんのわずか各部がふくらみはじめた肢体描写とともにちびっ娘好きの魂を的確に揺さぶる。野郎キャラが少々泥くさいのが玉にキズだがこのへんはいわば枝葉末節なのでフェイタルな弱点とはならないだろう。
おこちゃまの殿堂「COMIC LO」で掲載されるからには必然的にヒロインの年齢は低めギリギリでなければいけないわけだが、期待を裏切らず全作品においてランドセル世代のニンフェットが大活躍。前述のとおり体つきも年相応の華奢な骨格とぷにぷにした皮膚からなる魅惑の女体だ。
このようにどこをとっても日本ロリ漫画界の進化系統樹ど真ん中な少女たちではあるのだが、誰しもがひと皮むけばどこかネジの外れた残念ガールばかりなのが姫野蜜柑ワールド。むろん今作も例外ではなく、常時躁状態の外向的なそれから不思議少女風味に内向するものまで形態は違えどヒロインはみな浮世離れした感覚の持ち主。初期衝動のまま徘徊し騒動を巻き起こす彼女らをなんとか手なずけねんごろになるのが男子サイドに課せられた使命となる。
こうしてひたすら説得コマンドを駆使し無事ちんことまんこを合体させるに至るまでの一部始終がこの作家の紡ぎだすストーリーの基本パターン。ただしなにせ相手がアホの子なので会話はかみ合わず、見た目まるっきり漫才の様相を呈する。しょうがないのでなかばレイプぎみに少女を犯すハメになるのだけれど、彼女らがされていることの意味がよくわかっていないうえにいつの間にか気持ちよくなっちゃって結果的にほのぼのと物語が締めくくられるワンダフルな展開に亀頭の先から白い涙が止まりません。
ちんまいボディを執拗にいじくり舐め倒す濡れ場は経緯こそマヌケながらプレイ自体はたいそう扇情的で、汚れを知らぬワレメへ大人ちんこをメリメリ侵入させてゆく一連のシークエンスが読み手の勃起中枢を激しく打擲。ヒロインの細く小さな両腕をガッチリ拘束しながら激しく腰を使い幼い粘膜をえぐり続けるたび瞳をカッと見開き過呼吸に苦しみながらも未知の快楽にあえぐさまがじつにエロっちい。プリプリのお尻を抱きかかえつつ子宮の最深部へ照準を合わせたらフィニッシュは大量の白濁液をターゲットに向け斉射。
前作と比較すると編集サイドがアホ色を緩和しようとしているのか、帯の惹句がマイルドになったりストーリーのなかに若干イイ話系の展開をぶちこんできているのは少々気がかり。正直言うとこの手の作風統制がいいことだとは思えないのだけれど、そんな小細工のないコミカル風味強めの作品はあいかわらず楽しくて引き続き高評価。仮にテコ入れするのなら物語よりは現状いささか弱含みのヴィジュアルの方だと思うので、次作では作画のさらなるモダナイズを期待したい。今回分では前単行本からおなじみであるボンクラおっさん&ツッコミ少女コンビのネイティヴ関西漫才エロが冴えわたる「小さな看護婦さん」がマイフェイヴァリット。
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