-亜麻木硅「びしょ濡れスイッチ」久保書店 ISBN:9784765935012
話△ 抜△ 消無 総合△
お肌ツヤツヤまんこテラテラガールズ&レディースがいきり立つ欲棒をねじこまれて幾度となくイキまくり短編全10本。美少女漫画黎明期から活躍する大ヴェテランがますます精力的に送り出す2012年最初の単行本は当出版社からの第4弾。
一時期コミックス刊行が途絶えていたのがウソのようにここ1、2年はどしどし新刊リリースが続くが、こちらも去年5月刊の前作「オトメちんぽ」から比較的短いインターヴァルでのお目見え。昨今では雑誌よりダウンロード販売の媒体でおもに執筆しているようで、こちらも電子の世界で初出のものを紙メディアにコンバートしたもの。
年号をまたぐかまたがないかあたりからの長大な作家生活を誇るだけにその絵柄は流行真っ盛りとはとうてい言えないのだけれども、そうはいっても昭和的ダサさともこれまた無縁な泥くささのない軽快なタッチなのはおもしろいところ。今回の表紙などはキュートな女の子に色っぽさと萌え風味を両方上手に盛りこんであって思わずグッときてしまいましたよ。
物語の方は前述した1つ前の「オトメちんぽ」が表題どおりふたなってみたり触手ウネウネしていたりと変則パターンだったのに比べ、それ以前のような男子女子の甘口和姦へと再び回帰した。ヒロインがちんこ生やしていてもなんとも思わず、また無生物に犯されるタイプのお話では興奮しづらい自分は前作の読破をそうとうつらく感じたものだが、今回の路線ならまた抵抗なくちんこを握ることができありがたい限り。どういう需要にお応えしていたのかわからないけどノーマルエロに戻ってきてくれて本当によかった。
女性陣は人妻だったり学校の先生だったりと既刊のなかでは比較的レンジが上の方ではあるけれども、もとより童顔寄りのキャラ造形をする人なので年増感は希薄。明示的に制服を着た娘さんはいないのでJC/JKスキーは不満を覚えるところだろうが、数本の作品で本来トシいっているはずのヒロインがセーラーコスプレを堂々と披露していたりするので矛を収めてくださいな。
そんな彼女らと導入もそこそこに速攻ファックへとなだれこむスーパーイージーな展開が近年の亜麻木硅漫画におけるフォーマット。人格交替やらメタフィクショナルな語りやらとすこしふしぎ系ガジェットをそつなく入れてマンネリ化を防止する配慮はさすがの職人芸だとはいえ、ストーリーのコクをじっくり味わうよりはスピーディな進行に身をゆだね脳みそを空っぽにして股間の摩擦運動へ全神経を集中させるのが吉。
むやみやたらと光沢が強調されたおにゃのこのプリプリしたボディをむんずとつかみしとどに濡れた蜜壷をおっぴろげてさっそく如意棒をインサート。たちまちヒロインたちが陶酔しきった表情で甘い吐息と小刻みな嬌声とをもらしはじめる。性器結合部が蠕動するたびビクビクと全身を打ち震わせほおを紅潮させてセックスに没頭する彼女らの艶姿がさらなるエレクチオンを誘うのだ。すっかり全身を火照らせてファイナルアクメを迎えんとするおなごどもの最深部へ白くねばつく液体をドプドプ注ぎこみラウンド終了。
描きこみもトーンワークも脅迫観念的に緻密な昨今のエロ漫画を見慣れているとこの作家のさっぱりした密度の低い作画に違和感を覚えるかもしれないが、たまにはこうした開放的なヴィジュアルに接して精神のコリをほぐすのも悪くない。3時のおやつみたく適度に薄甘いラヴの応酬に心いやされながらまったりとちんこをしごくのも一興だ。収録作のなかでは記憶喪失の夫のために出会ったころの思い出を再現し制服ファック「MEMORIAL」がベタながら俺によし。
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