2012-02-28

今季のウィル・ハリッジ・トロフィー。

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-狼亮輔「乳物語」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799202104
話△ 抜○-△ 消小 総合△

夢のなかで恋したお姫様と思わぬ形で結ばれて本編&後日談+非モテ男が突如女の子に憑依して新たな快感に目覚め連作2本+旅する冒険者一行それぞれの性的事情オムニバス3本+独立短編4本+フルカラーショート3本+カヴァー下おまけ。どのページをめくってもタイトルどおりの特盛バストがドドーンと景気よくお出迎えのすばらしきおっぱい物件たる作者最新刊は通算3冊めにして当社からの第2単行本。
たいそう流麗なアニメ/エロゲ絵で描かれるキュートガールズがあふれんばかりの2つの突起をあらわにする表表紙/裏表紙のインパクトは絶大で、他社より刊行の前作「恥ずかしい乳房」でも今作でも自分の最大のウリを承知したうえでその強みを最大限に活かしている。今回俺は見本閲覧OKの書店ではないところで購入のため事前に内容確認はできなかったのだけれど、このすばらしいイラストを見てしまうとあらがえるはずもなく。
ほとんどの作品が同社刊のファンタシーエロ漫画誌「コミックアンリアル」を初出とする今作は、エロ漫画的定番を踏襲したオーソドックスな造りの前作から一転して突飛なシチュをてんこ盛りの非現実路線をひた走る。帯の惹句に「TS美少女、雪女、獣っ娘、擬人化娘、宇宙人、ファンタジーヒロインetc」とあるように、せせこましい現代社会の枠を飛び越え空想力の限界にいどんだ女の子が勢ぞろいだ。退屈な日常に飽き飽きし新たな刺戟を求める向きにはまさに福音といえよう。しかしながらイカレた設定であってもお話の基調は適度にコミカルな和姦風味のそれであり、想像よりもずっと取っつきやすくなっているので恐れをなすよりまずいちどチャレンジをば。
外見と実年齢がとんでもなく乖離していたりそもそも人類じゃなかったりでヒロインのお歳などたいして意味はないのだが、見た目は若すぎず熟しすぎずのピチピチギャル(死語)で統一。むろん乳がこの作家最大のセールスポイントなのだから彼女らも1人残らずご立派なものをお持ちだ。通常時はひかえめサイズの数人でさえコトに及ぶときは魔術だの変身だので巨大化させるのでおっぱい星人も安心。まあそのプロセスが性転換だったり完全変態だったりするとさすがにもとの姿が脳裡に浮かんでしまいいささか心乱れはするのだけれど。
1話あたりのページ数はあまり多くないものの、奇抜な設定をむやみにこねくり回すことなくストレートに濡れ場に移行のムダのない構成によりエロシーン密度を高レヴェルで維持。またカラーでも白黒でもバストの張り出しをことさら浮かびあがらせるかのように扇情的なトーンワークで読み手にさらなる興奮を励起せしめる。ぷっくり感満点のまんこ描写ややたらと饒舌な擬音など乳以外もハッタリの効いたエロ演出でいささかイージーな進行を充分にカヴァー。
着衣の上からでもハッキリと自己主張する2つの双丘をまずは解放してやり柔肌の感触を楽しみつつこね回す。執拗な愛撫にすっかり乳首を屹立させ彼女らの下腹部もさっそくじゅんと潤んで歓迎準備完了だ。極太の暴れん棒をのっけから激しく出し入れすればすかさずおにゃのこもトロトロのイキ顔さらしてよがりまくってくれる。粘膜の敏感な部分をこすり上げられるたび巨大なバストをブルンブルン揺らしながらファック内容をセルフで詳細中継するさまがなんともエロっちい。しきりに膣内を締めつけながらのぼりつめてゆくヒロインのパイパンまんこの奥深くへたっぷり種つけして長きにわたる性の饗宴もようやくフィナーレ。
とまあ前作に引き続きゴージャスな性交満漢全席にご満悦ではあるのだが、申しわけなく思いながらもわずかに評定を落としたのは個人的地雷であるTSものがあったので。まあ肉体を変化させるのでなくほかの女の子の身体を乗っ取るので純粋性転換系ではないのだが、どうしてもその手の話ではちんこが勃たんのです。もっとも元男→現女パターンの作品がやたら増えた最近のアンリアルが気に入って同誌執筆陣の一員たるこの作家の本をレーベル買いした貴方にとってはこうしたネタはむしろ願ったり叶ったりのはずだ。ヴィジュアル面の完成度の高さはもとより定評のあるところなので嗜好さえフィットすればコストパフォーマンスは抜群の物件。俺的には挿入時に自分からまんこいじっちゃうヒロインのエロっちさが気に入って雑誌掲載時にずいぶん使わせてもらった端末擬人化もの「携帯嫁」がフェイヴァリット。

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