-月森雅十「コスプレ娘は変態中」久保書店 ISBN:9784765935036
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淫蕩な視線を向けるむっちりボディのおなごどもをケダモノティックにハメ倒して子宮の奥へドプドプ精液注入短編全8本。常時目をうるませほおを火照らせながら性欲をもてあますヒロインの痴態がたまらなく勃起中枢を刺戟する作者当名義7th単行本は6つめの成年向け物件。
去年9月に上梓された1つ前のコミックス「働くお姉さんは変態中」からほんの5か月強と恐るべきペースでの刊行が続く。古くから多くの分野で活躍してきた作家だけどここ1、2年の男性向けエロ仕事の発刊ラッシュはなにごとかと思うほどの量で、よくもまあ収録作のストックが尽きないものだと感心しきり。
たいそうオーセンティックな部類の少女漫画/レディース系の絵柄はいまや黄色い楕円界では絶滅危惧種。以前はそれなりにいたこういうタイプの女流漫画家は節を曲げて萌え風味にタッチを魔改造するか男性向けをあきらめてTLやレディコミに転向するかしているなか、スタイルを大幅に変えることなくそのまま野郎用エロをこなす確固たる姿勢を今後もぜひ貫いてもらいたいものだ。
著者ブログで初出の言及があった前作および前々作とは異なりどこのお仕事か明記はされていないが、すでに作風は完全に固まっておりどんな媒体で描いてもテイストには大差ないのであえてどこで執筆だのを述べていないのだろう。ちなみに巻末あとがきで作者がゲロっているように収録作のコスプレ色はそんなに濃くなくて、OLだのナースだのを本業とする女性が仕事着そのままでファックする作品の方が多い感じ。よってタイトルから過剰に着せ替え系エロを期待しないよう注意すること。
大学生から職業婦人まで登場するヒロインたちは髪型やら性格などに差異はつけられているものの、ボディデザインはみなさんおっぱいボイーンお尻ドドーンのグラマラス系で統一。といってもスーパーモデル風の完璧なラインではなくいかにも味噌と醤油で育ちました的な少々あか抜けない日本人ならではの体つきが特色だ。しかしながらこの泥くさい肢体こそがむしろ情欲を喚起するのには効果的であり、いやらしく張り出した乳首だのもっさりと手入れもぞんざいな下腹部の茂みだのがじつに猥褻でよろしい。
ほのぼのラヴからライト凌辱まで多彩な需要にお応えのストーリーはひと昔前の官能小説のごとくオーソドックスなもので、新鮮味は皆無であるもののきっちり定石を踏まえ効率よく読者の興奮を励起せしめる。行為そのものは和姦/強姦いずれのお話も野郎サイドが女の子の弱みにつけこんだりなし崩し的に押し倒したりの強要系が多いので甘々えっちをお望みの方には不向きだが、オチはさほど陰惨にならずわりと軽めに落とすのでトータルの読後感は悪くない。総じて快楽優先でさほど物語性に重きを置かないタイプの作劇といえよう。
はち切れんばかりのコスチュームを乱暴にはぎ取ればたいそう大ぶりの双丘がポロリと顔を出しツンと屹立するニップルが巧まずして男を誘惑。両サイドから乳房をわしづかみしつつ秘密の花園をねめ回すとメスども速攻発情しまくりだ。いきり立つ怒張で蜜壷をゴリゴリ貫くやいなや全身をのけぞらせトロトロのお顔であえぎ声をもらすさまがなんともエロっちい。いろんな穴を責めたてられますます激しくアクメる彼女らの子袋めがけ白くねばつく液体をたっぷりぶちまけて長く熱い性の饗宴もようやく終幕だ。
この人が以前描いていたような10代女子の艶姿を堪能したい自分は今回も肩すかしを食らい涙したものの、そうしたバイアスを抜きにすればヒロインに若すぎず老けすぎずの美味しい世代を集めエロも手抜きなくとなかなかに強力な抜きツールといってよいかと。2011年のエロ漫画としては絵柄がかなり古典的なのがハードルになるかとは思うがそこが大丈夫ならコストパフォーマンスは良好。収録作のなかではライヴカメラ配信でオナニー披露のあの娘は同じアパートの住人で……な「あそびにきてね」が童顔ショート巨乳とマイ経絡秘孔直撃のヒロインゆえフェイヴァリット。
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