2012-04-03

本日のアイドマ理論。

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-zen9「あいにーじゅ」双葉社 ISBN:9784575840544
話△ 抜○ 消大 総合△

話術とカラダを駆使してどんな商品も売ってみせますとヒロイン大活躍表題作長編10話。マークなし。乳も尻もドーンと盛られたグラマラスガールズが大ぶりのボディをダイナミックに駆動しながら男の精を搾取しまくる肉食系ファックにまいど圧倒されるこの人最新刊は記念すべき通算10冊めにして当社からの8thコミックス。
デビュー作のみ成年指定でリリースしたのちは一貫してコンビニ誌をホームグラウンドとしており、当初から密度の高いアニメ/エロゲ絵とそれによくマッチしたディジタル仕上げ特有の緻密なトーンワークを武器に安定した活動を続ける人。もっともこれまでは最低でも年イチで新作を上梓していたのが今回はひとつ前のコミックス「水瀬織江21歳(2)」刊行から約1年半とややペースが遅延。このへんは巻末著者あとがきを見る限りなにやらワケアリのようなのだけれど、数年前の段階で絵柄はおおむね固まっており間隔が空いたことによる違和感などはない。
今回は一部ゲスト女子のスポット参戦を除きカヴァーにも登場の主演女優・双葉愛さんが全編にわたり抜きキャラを担当。よってほぼ表紙/裏表紙がグッとくるかどうかのみで購入可否を決めてしまっていいと思う。zen9の描くヒロインはいつもそうだが彼女も頭身高めのトルソに格ゲーキャラもかくやのメリハリ効きまくりの筋肉をまとうマッシヴな肢体を標準装備しており、どこもかしこも大ぶりな身体をハードに駆使してつがうさまはまるでプロレスのよう。
そんな彼女がヴァイブやらエロ下着やらのアダルトグッズをはじめときに新聞勧誘や学習教材など毎回さまざまな物品販売に従事し、持ち前の明るく積極的な性格を活かしみごとご成約に至るまでのプロセス詳細描写が物語のキモ。その過程で怒濤のセールストークとともにおのが肉体を商品説明に用いてちゃっかりザーメンも頂戴してしまうわけですね。カラッと明るいノリで屈託なくえっちを楽しむ愛さんのポジティヴなキャラ造形により読み口も爽快だ。まあ不特定多数とホイホイ合体する奔放な女の子の存在を許せない純愛スキーには絶対オススメしませぬが。
毎話くり広げられるタイマンエロス一本勝負は例によってマークなしとは思えぬハード志向で、どうしてもまぬがれ得ぬ巨大な白抜き修整さえなければ黄色い楕円をまとってもおかしくないレヴェル。彼女の方からスルスルと着衣を外し特盛バストをあらわにしながらさっそく男子の股間にしゃぶりつき豪快なヴァキュームフェラを披露する。カリ周辺をねっとり舐めあげられ執拗に尿道を刺激されて辛抱たまらず第1ちんこ汁発射だ。
興奮冷めやらぬまま下腹部の茂みをかき分けてたぎるシャフトをねじこめばヒロインもすっかり表情をトロけさせて高らかに嬌声をあげよがりまくり。自分からグイグイ腰を使いおっぱいをブルンブルン揺らしつつ行為内容をその口から逐一実況中継するさまがなんともエロっちい。男のモノをまんこの奥できつく締めつけながらだいしゅきホールドをバッチリ決めてシメはたっぷりと精液をしぼり取りつつ愛さん気持ちよく絶頂。
ハッピーエンドに持ちこむためとはいえ最終回の展開がいささか唐突に思えたのと当レーベルの宿命である巨大白抜きエリアが残念無念なのとでわずかに評価をマイナスするものの、総体としては快楽全面肯定の陽性エロスが快い優良抜き物件だ。たまにはこの人らしからぬつるぺたロリとかド真っ暗凌辱とか変化球を読みたい気持ちもなくはないが、慎太郎シール誌ではできない題材だし路線としては現在のそれがもっともマッチしていると思うので今後とも明朗快活ラヴを楽しませてもらうとしよう。

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