2012-05-19

今夜のパワーアップキット。

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-琴慈「聖なる鈴の啼くセカイ」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799202531
話△ 抜○-△ 消小 総合△

いかなる望みも叶う秘宝を求め魔物だらけの森へいどむ冒険者たちはえっちな試練に直面して表題作長編全15話&描きおろし番外編。繊細なタッチで描かれるばいんばいんおっぱいの戦士さんや神官さんやらが触手にからまれなまめかしくあえぐさまがじつにエロっちい作者初単行本だ。
このたびはキルタイムからのコミックス刊行となったけれども、自分がこの作家の存在を知ったのは「コミックメガストア」になんどかスポット参戦したとき。愛らしいフェイスにドドーンと特盛バストのたいそうエロい女子どもが深く我が心に刻まれたのだがコアからはすぐ撤退してしまい、以来俺の観測範囲からは姿を消していたのだがまさかKTCにいたとは。当初の希望とは違った形とはいえ今回こうしてこの人の作品をまとめて読むことができ感慨深い。
アニメ/ゲームの影が濃厚なそのヴィジュアルは読者の萌え心を強烈に刺激するスグレモノ。丸ペンで引いたみたく細い描線やら髪や装身具の美麗なデザインセンスなどを見るに、おそらく絵のルーツは少女漫画にあるのではと推測する。出てくる女の子はいずれもあどけないお顔に不似合いなくらい雄大な胸をお持ちで、ナイスバディ扱いされてない人でさえ標準以上のシロモノがタプタプ揺れている光景におっぱい星人大歓喜。この華麗な絵柄を武器に現在では一般誌でも執筆を開始するなどますます活動の輪を拡げているのだけれど、もうしばらくは成年向けにとどまってほしいなあ。
1冊まるごとタイトル・チューンで占められた今作は描きおろしパートを除けば同社の小説/漫画混載誌「二次元ドリームマガジン」に掲載されたもの。コミックの束はそんなに厚くないのに購入後まず目次を見ると話数が異様に多いので不思議に思ったのだが、それは1エピソードあたりのページ数がやたら短いから。最終2話こそ20ページを確保するもののその他は8ページもしくは12ページの回がほとんどなのだ。そのことは物語の叙述にもエロ展開にも大きな影響をもたらす。
著者あとがきを読むと当初は1話完結数珠つなぎ方式の構想だったようだが、結果的には主人公格にのし上がったシーフ兄妹を中心とした冒険者たちの群像劇に。各人が職業スキルを持ち寄ってクエストにいそしむという国産RPGのお約束を踏襲した世界観により、想定読者層のほとんどにとっては特別バックグラウンドの説明がなくても物語世界に没入できる仕組みだ(それによりページ数の削減にも貢献)。魔法はどんなのがあるとかモンスターの特徴やらになんら言及はないれけどさして不便は感じないだろう。
こうして節約したスペースはすべて濡れ場に回され、凛々しきお姫様やら清楚な聖職者やらはチャッチャッと脱がされ大量の男根にまみれながらイキまくるという寸法だ。琴慈の描くむっちりダイナミックな女体が触手やら魔物やらに蹂躙されてすべすべまんこをゴリゴリ貫かれるさまがじつに淫猥でよろしい。ただキルタイム伝統のガチレイプテイストとは明らかに一線を画し、魔物の責めもさほど苛烈ではないし人間どうしのファックは基本ラヴラヴなので凌辱大好きっ漢には不向きであり、むしろ甘々和姦がお好みの方にこそ一読をオススメ。
催淫作用をもたらす動植物の罠から逃れるもすっかり発情したおにゃのこが身体の火照りを鎮めるべくちんこ挿入を求めてくるものだから男子諸君も辛抱たまらず本番スタート。すでにさんざんいじくり回された蜜壷は人間の怒張を気持ちよさそうに飲みこみ、彼女も甘い吐息をもらしながらすっかり法悦の態だ。激しく腰を使われるたび特大サイズの双丘をタプタプ揺らしながらハートマークを振り散らかすヒロインズのお望みのまま、最後は子宮の奥底めがけてたっぷりと白濁液を叩きつけフィニッシュ。
さまざまな工夫がなされているとはいえ各話わずかなページ数のなかで長尺ストーリーを切り回すのはいかにも苦しく、またちんこ的にも食い足りない回が出てくるのはやむを得ないところ。とはいえけっこうな数の女の子を無理なくエロに参加させつつみなに幸せな結末を用意した作者の手腕と暖かい愛情にはすなおに拍手を送りたい。登場する娘さんのなかでは正ヒロイン扱いの強気純情妹ちゃん盗賊・アイリと、ショタ男子の積極攻勢に凛とした表情をすっかりアヘらせちゃう女戦士・クラリスさんがごっつ好みでたいそう使わせてもらいました。

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