話△ 抜○-△ 消小 総合△
高校教師の主人公が新たに赴任する女子校の担当クラスは生徒全員腹違いの妹で、しかもなぜか彼女たちと続々セックスするハメになり……長編全6話。多種多様な女の子がダイナミックボディを駆使してゴリゴリ性器どうしをこすりつけ合うハードファック三昧のユースフルな抜き物件たる作者最新刊は通算8冊めのコミックスだ。
デビュー以来近親相姦ネタを中心に「COMIC Mujin」で長きにわたり活躍するこの作者だが、自分はこれまであまり縁がなくてようやくレヴュウの俎上に載せるようになったのが前作「体育会系教え子喰い」からのこと。今回もじつは途中まで購入検討対象に入っていなかったのだけれど、よそさまの評価を見てそのぶっ飛んだ設定を知りレジへ。
なぜか(笑)単行本化にあたり改題されてしまったが、今作のコンセプトは雑誌掲載時の作品タイトル「妹空間イモま!」がすべてを表している。学園舞台に出席簿形式でヒロインのサムネイルがズラリと並ぶアレですよ。リストアップされた女子を次々墜としていく形式のエロ漫画は過去にも存在したが、元ネタよろしく31人(+α)を相手にするとなるとさすがに壮観だ。
ドライな描線でおっぱいパッツンおしりムッチリのドエロい女子を大量生産が本来の芸風だが、クラスメイトの属性附与にヴァリアントを持たせるためか主流は巨乳ながらめずらしくぺたっ娘もアリ。性格づけや髪型の差異程度ではすぐにネタが尽きるので、外国人を出してみたり女子の枠組みから外れそうなのまで登場させたりと苦心の跡がうかがえる。そのせいでルックス的にちんこをしごく気がしないヒロインがいくつか出てしまったのは残念なところだがこの人数ではやむなし。
物語の背景などもなくはないのだが、要は固いこと言わず主人公が受け持ちの女子全員とひたすらつがいまくるのがこの漫画の主題だ。各メンバーに対し平等にページを割くと当然エロはおざなりになるので彼女たちの扱いは大まかに3段階。ストーリーの重要な部分にからむ2人――お兄ちゃん大好きっ子・舞と、当初敵対しながらも徐々に主人公に惹かれてゆく本妻の娘・瞳がまず別格で、それから濡れ場メイン回を与えられているのが幾人か、さらに数コマで出番を片づけられている残り大勢とヒエラルキーは明確だ。個人的には表紙にドーンと登場のおっぱいっ娘がものごっつ好みで期待して読んでみたのだけれど、その彼女=図書委員の雨宮姫乃さんはせいぜい第2グループでたいした活躍もなく少々ガッカリ。内容との整合性を取るには瞳がカヴァーを飾るべきだったのでは。
ともあれJKのえっちな肢体を次々にご賞味のエロシーンは豪華絢爛で、景気よく乳をまろび出しぷっくりまんこを盛大におっ広げてというたいそう実践的なアングルの多用でどこを開いても即座に臨戦態勢に入ることができる。1人あたりのページ数が少ないぶん雑魚クラスは一気にまとめて乱交することで弱点をカヴァー。一方で数人の優遇グループについてはたっぷり1on1の交合が描かれて、内壁を極太ちんこでえぐりながらの種つけシーンをねっとりと堪能。画面いっぱいの擬音とアヘ声をBGMにしながら性器どうしの天下一武道会を開始から終了まで逐一実況中継し、シメはM字開脚されたティーンエイジまんこの最深部めがけて受精確実ザーメンを大量注入する場面を見開き大ゴマで展開。
巻末著者あとがきで述べられているようにアイディア先行で力足らずな部分はたしかにあるけれど、まずはその発想を実際に漫画にしてしまった行動力に乾杯だ。ひたすら明るく後ろ暗さのまったくないストーリーテリングも快く、次作以降のさらなる洗練に期待。登場ヒロインのなかでは前述の雨宮さんのほか、挙動はおこちゃまなのに肢体はえっちな金髪碧眼っ娘・メルルと、モッサリ田舎しゃべりの爆乳牛水着飼育委員・村西則子さんがたいそうツボでございましたですよ。
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