2012-07-02

今晩の青春ポップ。

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-北河トウタ「ビネツヒメ」ワニマガジン社 ISBN:9784862692054
話○ 抜○ 消中 総合○

もっちりふよふよおっぱいガールズ&レディースてんこ盛り短編11本&フルカラーショート2本。おそろしくキャッチーな絵柄を武器に一般誌でも活躍するこの作家がひさしぶりに黄色い楕円ワールドへ殴りこみをかける成年指定の6冊めにして当社からの第3単行本だ。
そんなわけでマークつき単行本としては2008年10月刊の「あれふぇち」以来じつに4年近くのブランクが空いてしまった。この間お仕事の主軸は完全に非エロに移っており、今作も初出を見ると収録作の大半は前作発売前後の2007-09年に執筆されたもの。1本だけある2012年作品はおそらくコミックス刊行告知を兼ねての顔見世興行だったのだろう。
最古のものだと5年も前に描かれているだけに、直近執筆のものだとか単行本描きおろしパートなどとそれらを比べると絵柄の差異は一目瞭然。とはいえキュートさとエロさを高次元でバランスさせた魅力的なタッチは執筆時期を問わずピカピカに輝いていて、なるほど一般誌に引き抜かれるわけだよと改めて納得だ。あどけなくもあり色っぽくもありの童顔巨乳っ娘がとびきりの笑顔を見せてくれるのを目にして抜くよりもまずほっこり。
10代ラスト~20代前半あたりを中心にプラマイ数歳の女性陣はほぼ例外なくまるんと美味そうな双丘を標準装備。最初はツンツンしてたりクールぶってたりする娘もみなひと皮むけば柔和な笑顔の似合う素朴な女の子ってあたりがじつに野郎ドリームに寄り添ってくれててよろしいですなー。好きな男子の頼みならけなげに尽くしてくれて身体も許しちゃう、現実世界ではあり得ないようなそんな光景に我々野郎どもはついホロリときちゃうのだ。
純情カップルのほのぼのラヴから禁断の女性を寝取るのまで物語はじつにワイドレンジで、どれも新味はないもののていねいなシークエンスの積み重ねや過不足ない科白まわしでスルスルと読ませてしまうのはさすが一般誌作家。おそらく未収録作品をこの際全部サルベージしようとかき集めた結果が巻末著者あとがきで言うところの「ジャンルがいろいろのごった煮」なのだろう。ピュア和姦スキーやガチ凌辱大好きっ漢など属性特化の方にはつらいかもしれないが俺のような雑食だとむしろありがたい。
エロシーンは濃口とまでは言わないが必要充分なヴォリュームを確保してあり、愛らしい北河トウタヒロインのもちもちバストを存分に揉みしだきながら気持ちよく中田氏三昧だ。ピンと勃った乳首をこねくり回されてお顔を真っ赤に染めながら涙をこぼしハートマークを振り散らかすその痴態がたまらない。まんこ周辺を詳細描写するタイプではないのだけれど独特のぷっくり感がまた扇情的で、読み手の勃起中枢を効率よくハードヒットする。
おっぱい周りを執拗に責めたてられすっかり下のお口も濡れまくったところでおもむろに暴れん棒を注入。強い刺激に全身をビクつかせ小刻みな嬌声を発するヒロインの艶姿にいっそうストロークも深くなろうというものだ。熱く舌をからませあいながらいっそう締めつけを増す淫肉の最深部めがけて白くねばつく液体をビュルビュル放出し2人ダブルノックアウト。
いまやエロ漫画最前線を離れ遠くへ旅立ってしまった作家のこととて抜き的には正直あまり期待していなかったのだけれど、キャラ造形がすぐれていると絵ヅラ的にさほど過激でなくても上手いこと興奮が高まるものだと再確認。昨今の創作スタンスからしていよいよ本作を置き土産にこっちの業界からは足抜けしてしまいそうではあるものの、願わくばまたバリバリちんこに響く漫画を量産してくれるそんな日が来たらんことを。収録作のなかでは言葉を失った少女との奇妙な同居生活「ひろわれ」と、書店バイトっ娘がひと目ぼれした客に性的強攻仕掛けまくりの「たちよみ!」が最愛。

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