-上田裕「ちんちこちん こあくま」茜新社 ISBN:9784863493001
話○ 抜○-△ 消小 総合○
とびきりキュートなプライマリースクールガールズがフラットなボディをせいいっぱい駆使してえっちに乱れまくり短編10本+フルカラーショート3本。ヒロインの圧倒的なかわいさによりあっという間にLOの主軸に成り上がったこの作家最新刊は3冊めの単行本だ。なお本来は6月下旬発売の物件をいくらか遅延レヴュウしていることをあらかじめお断りしておく。
去年3冊刊行の前作「とびだせ! こあくま」以来およそ1年あまりと順調なペースで作品を産出している。今作の初出一覧を見るとほとんどが2011年に執筆のものでかつ毎月クレジットが入っているという皆勤賞ものの量産ぶりだ。いまはほぼLO1本だけど他誌と掛け持ちでも充分対応できそう。
反則的にキャッチーな萌え全開の絵柄は同誌に初めてお目見えしたときから現在まで変わらぬハイクオリティぶり。さすがに新規参入の執筆陣が増えたいまでは時代の最先端とまでは言えないものの、ロリ漫画界のハイカーストどもが集うなかにあってもデザインワークも仕上げの品質も抜きんでて高水準だ。まあ最初からデキがよすぎたぶんそこから現在まで進歩がないように思われかねないのはちょっと損している部分かも。
このすばらしき筆致でものされるおにゃのこ連中はむろん思春期入りたてのニンフェット専科。華奢な手足に凹凸の少ないトルソとロリ好きの琴線にことごとく触れまくるボディデザインがじつにサタニック。強いて言えば外観的にはみな相似形で髪型とツリ目/タレ目くらいしか差別要素がないのはウィークポイントだけれど、これだけアーキタイプが完成形ならハンコキャラでも無問題。
基本和姦ながらときおり変拍子を奏でてみたり突如毒を仕込んだりと緩急自在のストーリーテリングもまたデビュー当初からの変わらぬ武器。上田裕の描く超絶えろかわJSと1on1で甘いひとときを過ごすもよし、ドSな小悪魔に身も心も翻弄されるもよし。このへんの妄想具現化の上手さは巷間うわさされているように制作ユニットの原作担当を男性が受け持っているということも要因なのだろうか。
エロシーンにおいては勢いより完成度が優先され、端整な絵柄を崩すことなく画面構成の妙や扇情的な科白まわしなど細かな演出の積み重ねによりいやらしさを醸成してゆくタイプ。そのあたりちんこまんこ原理主義者の俺的にはいささか不満が残る点なのだけれど、今回は一部にそうした抑制を取り払いわりと派手にアヘらせたりバカっぽい淫語をわざと口にのぼせたりとこれまでのパターンを打破せんとする作品が見られるのはうれしいところ。計算されつくした構成やキッチリ収まる絵ヅラも悪くないのだけれど、ときには本能のおもむくまま大胆に荒っぽく情動をドライヴする方が個人的には好き。
愛らしい少女のささやかなふくらみを愛撫しすべすべのスリットに指を伸ばすたび、彼女は羞恥と快感の入り交じった表情でほおを紅潮させ小刻みに嬌声を発する。滑らかな肢体を堪能しながら幼い淫裂へたぎる怒張をフェードイン。たちまち随喜の涙を流し甘い吐息をもらしながらこみ上げる快楽に身もだえするさまがいとおしくもエロっちい。ストロークの頻度が増すたびにますますあえぎ声のピッチも速くなり初絶頂も間近。きゅんきゅん締めつける小学生まんこの最深部めがけて熱い飛沫を大量にぶちまけフィニッシュだ。
ストロングスタイルのえげつない交合をお望みの方には少々もの足りないかも知れないが、過不足ない濡れ場と適度にトゥイストの利いたストーリーとが高レヴェルで均衡する正統派ロリエロのメートル原器。天下一品のヴィジュアルに加えどのような題材でもまずハズレを引かせない物語構築のセンスのよさで量産もほどほどきいてとおよそ弱点の少ない作家ゆえしばらくはLO誌上でクリーンナップを張り続けることができるだろう。今回収録のものではメイド求人に応募の少女が性技の面接で大活躍「雇ってください」と、里帰りした実家で小6お隣っ娘の育ちかけバストをじっくりとご賞味「おっぱいがすき」で愚息をハードに使役。
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