-たけのこ星人「ゴーイン乙女」コアマガジン ISBN:9784864363563
話○ 抜○ 消極小 総合○
生徒会長に調教されてしまった幼なじみ女子を振り向かせるべく主人公は性技に磨きをかけ中編4話+独立短編5本+描きおろしおまけページ。問答無用のハードファックはそのままに物語のトーンを前作から一変させてお送りする作者2ndコミックスだ。
ドエロい女子てんこ盛り&もやもやしまくり恋愛模様のコンビネイションで物議をかもしまくったデビュー単行本「シアワセ少女」の記憶もだいぶ薄れてきているというのに新刊リリースの報がいっこうになく、そのくせ雑誌にはコンスタントに新作が載るのでいったいどうなっているのだとやきもき。そうしてじつに3年半の歳月が流れこのたびようやくの発売にちんこの先から涙が止まりません。
少々ザックリした筆致で描かれるオーソドックスな一般青年誌調の絵柄はきわ立って特徴的ではないものの訴求対象の広そうなヴィジュアルだ。カヴァーをめくると出てくるSDキャラ乱舞のようにその気になればもっとポップなタッチもこなせる人なのだけれど、漫画本体に関してはお話の傾向がどうであろうと愚直にシリアスな造形を崩さない。
大半がハイティーンで占められる女性陣は端正なお顔に肉感的なトルソが乗っかる美味そげなボディを標準装備で、そこにやや巨~爆のマッシヴなおっぱいがプラスされる。顔立ちはアニメっぽいのに乳首やまんこなどエロパーツの造りはやけに3次元寄りで、そこだけ綺麗さより多少いびつなシルエットでも生々しさを優先させた造形がなされているのがグッと情欲をかき立てるのだ。
とまあここまでの要素は「シアワセ少女」と共通するところなのだけれど、今回もっとも変貌をとげたのは作劇面。想い人とストレートに結ばれなかったり思いこみが裏切られたりといくらか歪んだ愛の形を少々重苦しい空気のなか展開していた前作の印象を追体験しようと購入した人は「なんじゃこりゃ!?」と思わず大声を発することだろう。
すなわち、このたびの収録作はわざと既刊と相反する印象のコメディ系のものを集めたと著者あとがきにある。すべてをそれで統一するにはタマ数が足りなかったらしく巻末の2本は前単行本と共通するテイストの作品だが、のっけから擬人化ちんこが科白をのたまう冒頭中編をはじめ少年漫画風ギャグで押しまくってみたり4コマ漫画を交えたりとずいぶんチャレンジャブルなお話が逐次投入されるさまはなかなか壮観だ。コミメガ本誌を読みつけている人にはこの作家がギャグをもこなせるのは想定内だろうけど、単行本オンリーの読者は目を白黒させること必至。
とはいえいったん本番に突入すれば、従来どおりどっしりした肢体をフル活用し子宮口の奥まで見せつけながらガツガツ性器どうしの天下一武道会をくり広げるのでご心配なく。ダイナミックな集中線と大ぶりの擬音をバックにしてバキバキちんことヒダヒダまんこが派手にカチコミ合い、互いの陰毛を液汁まみれにしながら汗びっしょりのイキ顔をさらけ出す肉食獣のごとき交わりがどこまでも続く。
女の子サイドから積極的に股間をオープンセサミし、蜜壷からトローリと愛液をたらしながら挿入待機。それではとヘソまで反り返るビッグコックをおもむろにビラビラの中心に添え一気にインサートだ。しょっぱなからギアをトップに入れガスガスと粘膜を突きまくるたび女子どもほおを紅潮させ歯を食いしばりながら快感の奔流に耐えしのぶ。一瞬たりともペースをゆるめずこんどは卵巣にまで届く勢いで往復運動のスパートをかければ彼女の忍耐も崩壊寸前ですでにはしたない淫語連射が止まらぬ状態だ。ケダモノのごとく咆吼しクライマックスを迎えんとするヒロインの子宮のいちばん深いところへ乾坤一擲の膣内射精をキメるその瞬間を大ゴマで切り取り豪華絢爛にシメ。
当初は編集方針を知らず直近にやってたはずの連載作品がごっそり抜けていて俺もビックリしたのだけれど、コンセプトを知ったのちは深く納得し従前に見劣りしない使い心地に満足。ただし収録もれした漫画だけですぐにもう1冊作れるほどストックはあるはずなので、こんどはインターヴァルを置かずすみやかに次の単行本をリリースしてくれることを期待する。今回分ではハイテンション系バカ主人公にヒロインが押されまくり流されHの「ヘンなことにまきこまれてタイへんなめにあいました」と、見ず知らずの女の子が押しかけ看病→エロ突入もオチはブラックに「どきどき! 看病体験!」がマイフェイヴァリット。
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