今週のマンボ・ジャンボ。

-吉村竜巻「ぱいコキ」クロエ出版 ISBN:9784903714677
話○ 抜○消小 総合○

遊び人幼なじみときまじめ生徒会長の2大爆乳女子に囲まれて主人公の精力大ピンチ前後編+独立短編7本。有無を言わせぬド迫力おっぱいが画面いっぱいに乱舞しまくりの乳（にゅう）ウェイヴ連続攻撃がぼくらを魅了する作者通算3冊めのコミックスだ。
1冊めのリリースから前作「ぱいのみ!」刊行までは3年以上とけっこう間が空いたのだけれど、そこから今作までは比較的早くておよそ1年半ほどのインターヴァルを経ての発売。収録作の初出一覧を見るとなぜか今回の版元から出ている「COMIC真激」よりもコアマガジンの「コミックメガストア」系列に執筆されたものの方が多いのだが、なにやら諸事情があるらしいので深くは突っこまないでおこう。
ヤンマガだのヤンジャンなどにいそうな一般青年誌風味のタッチはやや大味ではあるもののクッキリはっきり明快な筆致で、執筆時期による絵柄のブレは多少あれどベースラインは不変。このなかなかにキャッチーな絵柄で今回の表紙/裏表紙のごとくお顔を凌駕する勢いの超巨大バストを全面フィーチャーするという全国9000万のおっぱい星人垂涎の吉村竜巻ワールドがどこまでも拡がる。
ハイティーン中心に上方向を数名プラスの女性陣はそのビッグなお胸については全員共通なので、別のファクターで差別化を図るべく造形はけっこう多彩。金髪レイヤードチャラ系vsカッチリヘアピン止め眼鏡っ娘と対照的なWヒロインを配した冒頭前後編「BASIN」をはじめ、その他読み切り群もいろんなタイプの女の子を楽しめるよう極力属性かぶりのないよう配慮してある。子持ちバツイチに黒髪パッツンお嬢さまやオドオド系おしっ娘などなど多種多様な女子逐次投入により最大多数の最大幸福が得られるしくみだ。
そんな女の子とくり広げる物語は明るく楽しくエロっちい明朗快活エロコメでテイストを統一。キャリア初期はダーク寄りの作品もものしていたのだけれど、早い時期にそちらには見切りをつけて現在は湿度0%のラヴゲームに徹している。プレイ内容が問答無用のストロングスタイルなので結果的に恋愛色が薄まりがちではあるのだが、セックスはみな合意だし最後は幸せいっぱいにおにゃのこが絶頂するので和姦スキーには好適なお中元といえよう。
あふれんばかりの胸の双丘を最大限に活かしたエロシーンはむろんこの作家最大のウリ。ことに巨乳もののお約束であるパイズリを全作品において欠かさず実施するのはむろんのこと、後方からの両手チチもみしだきやらニップル吸い散らかし、授乳中のキャラなら母乳しぼってゴックンという具合に、バスト周辺のプレイの充実ぶりは近年のエロ漫画にあっても屈指だ。さんざん胸をもてあそばれトロトロのイキ顔さらすヒロインに景気よく種つけ1発決めるフィニッシュはまこと男子の本懐。
乳暈も乳首もすべてが大ぶりの2つのふくらみに息子をはさまれて両サイドから気持ちいい圧力をかけられ早くも第1ちんこ汁を発射。反撃とばかりに執拗に上下の敏感なポイントを舌で責め指でいじり倒したらレスポンスよく彼女もマン汁ドバドバ。さっそくたぎる怒張を秘密の花園へこんにちはさせればいきなり白目剥き甲高い咆吼が響く。マシンガンのように淫語をたれ流す彼女の狂騒を目にしてますます粘膜どうしの真剣バトルにも力が入ろうというものだ。ボルチオの奥まで貫かれ汗と涙とヨダレにまみれて膣内射精をおねだりするヒロインの子袋めがけシメはたっぷりと熱い迸りをぶちまけて長く熱い性の饗宴にようやく終止符を打つ。
描線が安定しいっそうお話もさわやかにとプラス方向に進化して前作より評価アップ。欲を言えばあまりえげつないアヘ顔は好みでないのでそのへんを適当に加減してくれればありがたいけれど、総じてさわやかかつドエロという抜きツールとして理想的なお仕事だ。巻末著者あとがきによるとまだまだ未収録があるとのことなので次の単行本もサクサク出してストックを早く消化してもらいたいもの。今回収録分では挿入を痛がってパイズリばかりのヒロインがようやく本番に前向きになり「彼女のフマン」と、短髪日焼け元気っ娘と甘く激しくイチャラヴの「上手に焼けました」で我が精子を激しく蕩尽。