本日のボーリング調査。

-なるさわ景「CHUっちゅ あいらんど!」茜新社 ISBN:9784863493155
話○ 抜◎ 消小 総合◎

主人公が帰郷した南の小島は住人みな女の子で学校でも放課後も毎日セックス三昧中編4話&描きおろしおまけ漫画+独立短編5本。明朗快活ほのぼのラヴと超絶ハード種つけ実況中継との悪魔合体に脳みそクラクラちんこはピキピキのすばらしき芸風でお送りする作者最新刊はトータル4冊めのコミックスだ。
今年2月刊の前単行本「純愛トリコロール」からこの新刊までほんの半年強と、これまでで最速のリリースとなっている。初単行本が出るまではずいぶん待たされたのに冊数を重ねるたびどんどん刊行ペースが早まっているのはそれだけこの作家のよさが世間にも周知されてきた証拠といえ、デビュー時から大プッシュしてきた俺としても非常にうれしい。
今回も既刊3冊と同様、先日惜しくもお亡くなりになった「COMIC RIN」掲載作品を中心に据えつつスポット参戦の「コミック真激」から2本をプラス。執筆時期は2010～12年といくらか間隔があるぶん絵柄の変遷はあるとはいえ、親しみやすく健康的なタッチはキャリア初期からの変わらぬ魅力。あとRINに載ったのと真激のそれとで少々雰囲気が違うのは編集サイドからの要請だろうか。
ほぼ10代女子専門誌といえるRINに載ったものだけに、ヒロインは女教師/人外各1名を除きJK固定。以前はあまり絵柄にフィットしていない年長系も描いていたけどやはりミドル～ハイティーンがいちばんイキイキする感じだ。ボディデザインはあどけないフェイスに大ぶりのおっぱいが組みあわされる万人受けの構成だが、印象が一緒くたにならぬよう登場する女の子各自微妙にバストサイズを違えカタチにも差をつけてと周到な配慮がなされている。
そうした外見上の差異のみならずキャラ造形にもまたメリハリがつけられ、おおむね素直おっとり系/ツンデレ強気系の基本パターン2つを軸にいくつかサブ属性を附加。これまでずっと作者や編集サイドはツンな女子を推している感じなのだけれど、この人の描くオドオド内気っ娘や無口不思議ちゃんが大好物な俺としては前作よりその手のヒロインが増えてまっこと眼福。
物語の方はこれまた従来と同じくイチャラヴ路線を貫徹しており、男女1on1もしくは女子2vs男子1の読み切り群は当然のこと、高々とハーレムを謳う冒頭中編「CHUッチュしまんちゅ!」においても実際にはメイン格となる女子3人との深い交流を重点的に描写していてその他はモブ同然の扱い。それゆえハーレムものならではのよりどりみどり感を期待する向きはやや失望するかもしれないが、そのぶん恋愛色は強く和姦スキーにはこちらの方がアピールするかも。
しかしながらこの作者の漫画においてもっとも重要なのは精緻な感情の機敏やら恋の駆け引きなどよりもまずファックそれ自体であり、とりわけ射精寸前の高揚から放出の瞬間、さらに発射後の長い余韻まで舐めつくすような描写が行われる膣内射精プロセスこそが本筋。凡百の作家なら中田氏シーンひとコマですませるような場面を、なるさわ景はいかなる作品においても豊富な性器結合断面図を交えつつ数ページにわたり延々展開する。
たゆたゆの胸の双丘をサクサクまろび出しステディな男子のシャフトを谷間に挟みこんでは舌先でチロチロ亀頭をねめ回す女子サイドの猛攻にあっさり第1ちんこ汁を吸い取られ、すかさず秘密の花園をくぱぁしてのお誘いにまたしても屈してたぎる怒張をインサート。粘膜どうしが激しくこすれあう音を響かせながら小刻みな嬌声を発しキュッと両腕で抱きついてくる彼女の上気したイキ顔がたまらなく淫猥だ。ちんことまんこの真剣勝負を多彩なアングルから大接近撮影したのち男子の精嚢から栗の花の匂いの液体が供給されはじめたその瞬間からなるさわ景の真のショウタイムがスタート。
大量にこみ上げてきた白濁液を子宮口にあてがった亀頭の先から一気に滝のごとく解き放ち、怒濤の奔流の到着におにゃのこすっかりとろけ顔。なおも子袋を叩き続けるザーメンシャワーの刺激を受けて膣内がいっそうきつく収縮し、野郎どもの子種は最後の1滴まで余さずしぼり取られる。これら一連の射精動作がなん度となくくり返されたのち精根尽き果てた男の陰茎から最後のスペルマが注ぎこまれ、受胎確実なレヴェルで精を植えつけられて満足げにクタッと横たわる少女ともういちど甘い口づけを交わして長い長い種つけシークエンスもようやく閉幕。
毎回本気のガチンコエロス満漢全席に読んでるこっちも抜きすぎて疲労困憊になること疑いなしの強力無比な精液分泌支援物資。この作家の用いるいくつかのモティーフのうち唯一苦手なサド女子×マゾ男子ものが収録されなかったことで自分的には過去もっとも広汎に使わせてもらった。今回収録のものでは巻頭連作中のオドオド女性教師・ありあ先生と、短編「昼抜きゲーム」の無口無表情っ娘・籠原さんがことのほかマイ経絡秘孔直撃で、この2人を中心に包皮が断裂するほど摩擦運動にはげんだ次第。