2012-11-26

今夜のラブユメみっくす。

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-カイシンシ「乙女心は恋の色」茜新社 ISBN:9784863493322
話○-△ 抜○ 消小 総合○

なにをしでかすかわからない超天然幼なじみっ娘に振りまわされつつもイチャラヴ連作5本+男の娘な彼氏をヒロインが終始リード連作2本+独立短編7本。ぷにぷにティーン男子女子がタイトに抱きあい性器どうしを密着しまくりのシュガーコーティングラヴ三昧でお送りする作者成年向け第5単行本はこの版元からの4冊めだ。
同じく茜新社からの前作「恋色ぱられる」発売からちょうど2年と長めのインターヴァルが空いたのだけれど、その間にホームグラウンドとしていた「コミックRIN」が今春お亡くなりになり現状商業エロは開店休業状態。一般仕事は継続中だしえっちなのを読みたければ同人もやってはいるとはいえ、その実力を考えればなんとももったいない話ではある。
ともあれこちらにはコンスタントにRINで執筆された作品群をドカドカ収録。残念ながら初出の明記がないもののカヴァー下の作者コメントによればアナログ時代の原稿を除き同誌掲載のものはおおむね入ったとのことだ。愛らしいぷに系のフェイスに少々寸詰まりぎみのボディが組みあわされた独特のキャラデザインはひたすらカワイく、ままならぬ日常に心ささくれ立ちつり上がった君の目尻もすっかり下がること請けあい。
このキュートな造形がもっとも映えるロウ~ミドルティーンで統一のおにゃのこたちは貧乳っ娘から童顔巨乳まで比較的バストサイズには幅があり多様な需要にお応え。乳の大小を問わず身体じゅうにうっすら肉を盛ったような胴体のシルエットが特徴的で、間違いなくスレンダーではないけれどグラマラスとも違う不思議な体躯だ。
天然っ娘に小悪魔系、ボーイッシュに不思議ちゃんと多彩な属性を持つ彼女らとくり広げる物語は鬱度0%のハッピーラヴコメ。以前は修羅場が展開されたりキャラが病んでたりと暗めのネタも描いていたけれど、今回収録のものはそうしたネガティヴな要素を徹底的に除去してある。またタメ年もしくは年の差数歳の同世代カップル話ばかりなのも特徴のひとつで、おこちゃまな彼氏彼女のほのぼのエロスを温かい目で見守りたい貴方にはジャストフィット。
一方でエロシーンもなかなかに健闘しており、奇抜なプレイこそないがじっくり時間をかけた前戯から適宜結合断面図を織りまぜた本番へと至る一連のシークエンスが効果的に勃起中枢をドライヴ。それと体つきはわりとプレーンなのに男女とも性器はむやみに肉感的で、血管バキバキの怒張がぷっくり盛り上がった淫裂にゴリゴリねじこまれる光景がたいそうマーヴェラスなのだ。きわ立ってロングランではない濡れ場なのにやたらと扇情的なのは緻密なちんこまんこ描写によるところが大きい。
おにゃのこ側から積極的に暴れん棒へ手を伸ばしてきては指や舌先で刺戟するものだから、辛抱たまらず秘密の花園めがけそいつをフェードイン。腰を使うたび全身をビクつかせながら小刻みに嬌声を発するその痴態がなんとも悩ましい。粘膜どうしをハードにこすりあわせ子宮口の先までガンガン突き上げるのにあわせ彼女も昇りつめてゆく。言葉にならないあえぎ声をもらしつつ射精を待ちかまえる少女の膣内めがけて大量の白濁液を注ぎこみ任務完了だ。
読み切りはともかく連作ではいささかエピソードに起伏の乏しさを感じるものの、恋する少年少女の感情をストレートに表出させるさわやかな物語展開と性器どうし派手に干戈を交えるガチファックとの競演はたいそう魅力的。それだけに現在エロ漫画業務がお手すき状態なのは大いなる機会損失というべきで、いずれまたどこかの成年誌に定期掲載枠を確保してもらいたいものだ。今作中ではニブチンなボーイッシュ幼なじみをオンナに目覚めさせ「ほずみアップデート」と、セックスに超積極的な彼女の大胆不敵なご奉仕に夢心地「ボクの幼なじみ」がたいそうマイちんこに響いたです。

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