-ことぶきまいむ「たべたいカラダ。」マックス ISBN:9784863790858
話○ 抜○ 消小 総合○
みずからの強烈なジト目に劣等感を抱くヒロインだけど彼氏の優しさに心癒され連作2本+格ゲー好きな女の子は男子のジョイスティックさばきもお上手で連作2本+独立短編6本。ぷにぷにボディのガールズ&レディースがキュートにえっちに乱れまくりの胸躍る後継が視界360度でくり広げられる作者通算3冊めにして当社からの2ndコミックスだ。
今回と同じ版元から2011年4月に発売されている処女作「むっちりずむ!」やその直後に出た他社刊の前単行本「かいけつ!るるこ」は当時からいまに至るまで快く使わせてもらったのだけれど、そこから今作まで1年半もの間コミックス刊行の話がなくてやきもきしていたところにようやく去年の末にリリースの報を聞き俺歓喜。雑誌への執筆はその間も精力的にこなしていたので仮にこのまま本にならないとマックスへの討ち入りも検討していたところ(ウソです)。
大胆なフォント遣いとエロ漫画ではめずらしい青緑系の配色が非常に印象的な表紙では、なにやら淫靡な液体を豊満ボディにトローリかけまわされたエロカワイイ発情女子がぼくらをお出迎え。もっちり感が強調された柔和なタッチは少女漫画/エロゲ絵のハイブリッドな萌え漫画家がズラリと並ぶ「ポプリクラブ」のメインストリームとは若干系統の違う絵柄だが、この健康的でプレーンな筆致は逆に個性的に見えて得していると思う。
年のころハイティーン~20代なかばくらいの女性陣はみな丸っこくあどけないお顔とはち切れんばかりの巨乳を標準装備で、お餅みたく重力にゆっくり屈してゆくようなやわこいお肌のテクスチャが特徴的。またむっちりとはいっても昨今流行りの強烈にコントラストを効かせたトーンワークを用いないので肉感が強調されすぎずさっぱりした雰囲気だ。まあコッテリも悪くないがこの人の伸びやかな描線にはやはりクドい陰影をかぶせない方がfeel so good。
短編メインの「むっちりずむ!」、連載もの主体の「かいけつ!るるこ」ときて今回の単行本は1冊め同様の読み切り中心の形式に回帰。収録は直近2年間のものに集中しているので絵柄のまとまりは既刊中随一だ。またポプリの和姦イチャラヴ路線とよくマッチした元来の作風そのままにどのお話も1on1の甘酸っぱい性春満漢全席であり、恋する彼氏彼女のイチャつきぶりを読者は全力で見せつけられてゴチソウサマ必至。
とまあ作品傾向はみごとに一緒なのだが、陳腐化を防ぐべくヒロイン造形にはいずれも軽くトゥイストがかけられているのがこの作家のいいところ。性格描写なら純真無垢な天然系に典型的なツンデレさん、ハキハキ行動元気っ娘に包容力で勝負のお姉さまという具合に上手に属性をバラけさせ、ルックスでは童顔ほんわか系をベースに目つきを変えてみたり髪型のヴァリエーションをつけたりと細やかに配慮する。金太郎飴的に同じタイプのヒロインを量産する作家も多いなか、多種多様な需要を開拓すべく切り口をさまざまに変えられる技倆はたいしたもの。
幸せいっぱいに突入のエロシーンはコンビニ誌掲載物件ということもあり圧倒的というほどの物量ではないものの必要充分なヴォリュームを確保。比較的シンプルな絵柄なのにたゆんと揺れるバストやほどよくお肉の乗ったまんこなどエロパーツ描写がやらしくていい感じだ。また谷間に男根を挟みこんだり両サイドからわしづかみにしたりと持ち前の巨乳を活かしたプレイも豊富に織りこまれていて、おっぱい星人のニーズに的確にお応えする。
あどけない笑顔のヒロインが恋する男の子のためなら……と恥ずかしがりながらもおずおずとブラをはだけたぎる怒張を2つの双丘の真ん中へ載せたのちお口でご奉仕スタート。レロレロ舌先で亀頭を刺激されお胸の圧力をかけられて辛抱たまらず第1ちんこ汁を発射だ。すかさず反撃とばかりにシャフトを唇から引き抜き虚空にかざしたその刹那彼女も即座にM字開脚くぱぁで迎撃準備完了とな、なんとデキたおにゃのこなのでしょう! さっそく暴れん棒を秘密の花園へこんにちはさせて激しく往復運動させればたちまち女子どもほおを朱に染め随喜の涙を流してアヘりまくり。ぽよんぽよんとビッグバストを振りまわしながらハートマークを四方八方にまき散らす彼女の懇願するままに、ラストはすべすべまんこの奥深くめがけて大量の白濁液をドプドプ注入だ。呼吸を荒くしたまま行為の余韻にひたる彼女の膣内からゆっくり陽物を引き抜く際に収まり切らぬスペルマがどろりと逆流する光景が読み手の劣情をまたしても誘って止まない。
若干ながら前作より濡れ場密度が高まり、ほぼすべてが中田氏フィニッシュになったことで使い勝手はさらにアップ。個人的にはもう少し下の年齢層も読みたいが総じて心もちんこも快い気分にさせてくれる一陣のさわやかな風のごとしだ。今回収録のものでは目つき悪くてネガティヴ思考なヒロインがいじらしくもかわいらしい「ジトカノ」/「ジトヨメ」連作にたいそう心惹かれて大いに我が砲身を酷使致し候。
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