-SHIUN「感じてないもん…」三和出版 ISBN:9784883564842
話△ 抜◎-△ 消極小 総合○
成りゆきで身体を許してしまったヒロインはいつの間にかセックスを心待ちにするようになり表題作本編&フルカラー前日談+最近越してきたお隣さんの母娘丼を堪能中編3話+独立短編6本。華奢な少女から妖艶な熟女まで多種多様なヒロインをさまざまなシチュでゴチになりまくりのたいそう実用オリエンテッドな作者最新刊は5冊めにして当社からの初見参だ。なお先日記事にした久水あるた同様、新刊枯渇期につき1月末発売物件の遅延レヴュウとなる。
キャリア初期は単行本を購入していたもののここしばらくは店頭見本チェックでどうもピンと来ずパスしており、こちらで記事にするのは2010年12月刊の2冊め「らぶいちゃ☆」以来。その間の活動はきちんと追っかけていなかったので、今回の新刊リリースの報を目にしたそのときようやく「コミックマショウ」で定期的に描いていたのを知った次第。まったくエロ漫画ヲタ失格ですなあ俺。
ともあれひさびさの再会となったが、当初より完成形だった一般青年誌調のタッチはあいかわらず高値安定のようでまずは善哉。サッパリ/コッテリの加減が絶妙なその筆致は誰もが抵抗感なく受容でき、読んだそばからスルスルと脳裡に染みわたってゆくスグレモノだ。
もとよりロリから年増までなんでも描きこなす作家で、今回もヒロインの年齢層は10代前半の青い果実から思春期の子供までいる完熟ママンまでワイドレンジ。おっぱいサイズも発展途上から極相到達まで豊富に取りそろえだ。一方で顔の造作は老若男女わりと共通なので、そのぶんボディラインや化粧の多寡など差別化に工夫してそられしくヴァリエーションを構築する。俺はこの人の描くティーン女子が好みでそれが減っていたがために直近の単行本はスルーを続けていたのだけれど、今回は比較的そのへんの年代が多めなのも購入に踏みきった要因。
お話はいい意味でテンプレっぽいというか、抜き以外のよけいなことに気を散らさず摩擦運動に集中させてくれる。ヒロイン造形は基本に忠実でおおむねルックスから想像するとおりの言動をするし、物語はフキダシとモノローグだけですべて説明されていて読者がいちいち行間を読んだり絵ヅラから意図をくみ取る作業を強要されることもない。これがもし一般漫画なら情緒に欠けると評されるだろうが、抜きツールとしてはこれくらいロジカルに組み立てられていた方が脳みそに負担がかからなくてグッド。
和姦ベースの濡れ場は間口の広いものだが、若干強要めいた展開や軽くダマシが入った話があったりで恋愛色はそんなに強くない。といってダークに流れるのではなく最後は女の子がみな気持ちよくイキまくってくれるので快くちんこをドライヴできることだろう。とりわけ流され系のエロを描かせると秀逸で、女の子がとまどい困惑の表情を見せながらも肉体は抗えず徐々に快楽におぼれてゆくさまがたいそう扇情的でよろしい。
これからされる行為を想ってほのかにほおを赤らめ呼吸をかすかに荒くした彼女の衣服をゆっくりとずり下げて艶めく肢体をフルオープン。やわこそうなまんこをくぱぁと広げていきり立つ怒張をゴリゴリねじこんでゆく。脳天を突き抜ける衝撃に身もだえし小刻みに嬌声を発しながら自分でも腰を使い快感をしぼり取ろうとするヒロインの痴態がたまらない。キュンキュン膣内を締めつけ絶頂に達しようとする彼女の子袋の最深部めがけ最後にたっぷりとザーメンの奔流をぶちまけて種つけ完了。
おばちゃんやギャルなど私的嗜好から外れるネタがあったり一部外出しフィニッシュだったりで実用評価にバラつきは出たものの、ちょっと地味めの女の子がとまどいつつも次第にセックスに熱中してゆく一連のシークエンスが我が股間にクリティカルヒット。あえて物語的コクを抑え精液分泌支援に徹した造りも非常に合目的的で好感が持てる。今回収録のものではヒロインがそれとは認めていないながらも結局ちんこのとりこになってゆく過程をじっくり描写のタイトル・チューン「感じてないもん……」と、クラスメイトの頼みを断れないJKさんが言葉巧みに誘導されて初めてのキスも処女も奪われ中田氏までされちゃう「うん、良いよ♪」がことのほかお気に入り。
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