2013-03-05

今週のうたごえ喫茶。

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-竜太「ちちにくりん」ワニマガジン社 ISBN:9784862692382
話○ 抜○-△ 消小 総合△

たゆたゆボディの淫乱ガールズ&レディースがおチチブリブリ揺らして快楽享受しまくり短編全12本。景気よく盛られたロケットおっぱいを標準装備のえっちい女子どもをこれでもかと投入の肉々空間が視界360度どこまでも拡がる作者処女単行本だ。
それなりに長いことエロ漫画フリークをやっているので毎月の新刊本――しかも業界随一のメジャー出版社たるワニの物件は通常なんらかの予備知識があるものなのだけれど、この作家についてはまったく未知だった。初出一覧を見るとこの版元の定期刊行物のなかでは俺がほぼノーチェックな「COMIC失楽天」を本拠地としている人のようで、おのれのもの知らずをまたしても暴露することになり恥ずかしいことこのうえない。こんどからその存在を脳裡に叩きこみます。
ともあれ艶めく巨大な双丘を露出して誘うような視線をこちらに向ける妙齢の美女というなんとも扇情的な表紙がぼくらをお出迎え。フルカラーに比べ中身のモノクロ原稿はもう少し線がシャープな印象だけど、他の出版社と比較して明確に画力至上主義を謳うワニの新人さんだけあってヴィジュアルは最初から完成形。初出の古いものと直近のそれとで若干絵のブレは感じるものの総じて高値安定だ。
クッキリハッキリ迷いのない描線でものされる一般青年誌系の絵柄はなかなかにキャッチーで、いますぐにでも電撃やら角川やらでコミカライズをまかされてもおかしくない。人妻や母親などかなり年長のキャラを描いてもほどよくキュートさが保たれていて俺のような10代女子スキーでも抵抗なく受け入れられるのは大いなる美点。それゆえみやびつづるとか西安とか同じワニ系列の熟女マスターたちを愛好する方々向きとは言えないのだけれど。
コミックス表題からして明らかだしカヴァーイラストでも大いに訴求しているように、登場するヒロインはみなキングサイズのたわわな乳房を装着済み。その形状がまた妙に生々しく、重力にいまにも負けそうな釣鐘型のバストにおっきめの乳暈が乗っかるさまがやたらと淫猥だ。このへん帯のコピーにある「だらしな爆乳」との形容がまさに的確で、同じ巨乳作家でもちょうど昨日レヴュったかいづかの描くいかにも2次元ティックなおわん型おっぱいとは対照的な味わい。
掲載誌がコンビニ売りゆえストーリーラインは後ろ暗いところのない明朗ラヴコメが主体となり、趣向はとりたてて斬新ではないもののエロ漫画的定番を破綻なく料理してみせる。お話のタイトルがダジャレばかりで思わず脱力してしまうのはまあご愛敬かと。一部にH突入が強要ぎみなものもあるが最終的にはみな女の子が気持ちよさそうに乱れてたっぷり中田氏され絶頂のストレスフリーな展開で後味スッキリさわやか。
肉置き豊かな肢体をフル活用の濡れ場は極端なハードコア志向ではないものの必要充分なヴォリュームで、とりわけ行為のさなかおっぱいがさまざまに動き形を変える光景を描かせると天下一品。乳のみならず微妙にたるんだお腹やみっちり肉の乗っかったヒップなどあらゆる部位がマッスとしての存在感を主張しつつ男の腕に組み敷かれて躍動するさまがなんともエロっちい。
ほんのわずか垂れたバストをしどけなく揺らしながら身体を密着させてくる彼女のなすがままにしていると自然に股間のモノがお口や胸の谷間でいたぶり尽くされさっそく漢汁をしぼられる。お返しにすぐさまそいつを秘密の花園へぶっ差して蠕動させれば女子どもたちまちほおを紅潮させ瞳もうつろにハートマーク連射。ひと突きするたびブルンと乳尻を上下動させてアンアンよがり狂い四方八方に淫語をばらまくヒロインの子宮へ最後たっぷりとザーメンをお見舞いだ。
おっぱいの充実ぶりに対しフィニッシュは射精シーン1コマで終了のあっさりめなものが多く若干抜き評価を下げたが、執筆の新しいものだとそのへんがいくらか改善されているので今後は期待が持てそう。あと個人的にはもう少しティーン含有率が高まるといっそうありがたいところだ。収録作のなかではやたらと育った幼なじみ女子の積極アピールに辛抱たまらず「兄様のフェロモン」と、失恋の悲しみを癒すべくデリヘルを呼んだらやってきたのはフラれた当人で……の「デリバリーヘルプ」がマイフェイヴァリット。

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