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コケティッシュな萌えっ娘どもがアンアンとはしたなく乱れまくり短編14本+フルカラーショート1本+巻末描きおろし見開き絵物語風タイトル・チューン。軽快ラヴコメのビートに乗せてガールズ&レディースがアニマルティックに快感追求しまくりの作者最新単行本は黄色い楕円仕様としての通算5冊めだ。
成年向けとしての前作に相当する同社刊「ぷるぷるみるくぷりん」の発売からちょうど2年、その間もエロ/非エロ問わず、また商業でも同人でもドンと来いとばかりに多種多様な媒体で旺盛な執筆活動を続けている。さすがにいまとなっては一般誌の仕事の方に重点は傾きがちな感じではあるものの、いつの間にやら成年誌のキャリアを黒歴史扱いし我々エロ漫画フリークを悲しませる作家も多いなかずっと並行してファックを描き続けてくれているのだからありがたい限り。
キュート/オサレをほどよく混淆したアニメ絵ベースの作画は成年デビュー当初からきわ立ってキャッチーだったが、昨今の快楽天系列だと若干流行りの系統が変わってきて(最近本誌やBEASTでのしてきてるのはHisasiやHamaoあたりの絵柄だろうか）、この人のタッチも最先端ではなくなってきたかなあという印象。とはいえ技術的にはあいかわらず卓越していて、ササッと描いたラフスケッチ風のイラストでさええらく魅力的に見えるのはひとえにその基礎画力の高さゆえ。
描きおろしパートと新人育成誌「COMIC快楽天XTC」に掲載の1本を除きすべて「COMIC快楽天BEAST」を初出とする収録作品は2011-12年執筆と直近のものばかりで、表紙絵とは完全コンパチだからジャケ買いも安心だ。人外さんも含めて登場ヒロインはおおむねハイティーン相当のピチピチギャル(死語)が主流派。若干名年長さんもいるがいずれもアダルト風味よりはかわいらしさを前面に押し出す造形ゆえ熟女スキーは回避すること。あとおっぱいサイズはカヴァーイラストのような巨乳多めではあるけれど、形のよいちっぱいさんも数名投入していてそっちも美味そうに描けている。デカパイも貧乳も等しくいい感じに表現できるのはさめだ小判の美点の1つだ。
コンビニ売り誌掲載ということもありストーリーは完全に和姦ラヴコメ志向。唯一描きおろし作品のみはベタな凌辱系だが、イラストストーリー風の軽いものでページ数も少ないのでとくに読後感を悪化させるものではない。ひとつひとつの物語はワン・アイディアを上手にセックスへとつなげていくライトエロの見本のような熟練の話運びであり、各回ヒロインの多彩な趣向やHをもたらすギミックの巧妙な配置などはとくに慎太郎シール誌でのデビューを考えている作家志望者にはぜひ見習ってもらいたいポイントだ。一部にアンタ歳いくつだよ！的寒めのパロディがあるのはまあご愛敬としてw
こうした達者なストーリーテリングに対してエロシーンは昨今のマークつき物件としてはいささかもの足りなさを覚える。毎回のフォーマットが16ページ固定と昨今ではミニマムな部類なのにお話パートを充実させると必然的にそのしわ寄せは濡れ場に行かざるを得ない。むろん日常場面でえっちぃ仕草やら扇情的なアングルやらを交える工夫をほどこしてなるべくエロ度を下げない工夫はされているのだが、ガチ成年誌のハードコアエロス満漢全席を見慣れた身にはどうしても相対的に薄味に感じてしまうのだ。そうは言っても女の子のほんのりエロい百面相はさすがのできばえであり勃起中枢を効果的にドライヴ。プリプリの美麗まんこを惜しみなくおっ広げては激しくそいつを使役して最後たっぷり膣内射精され放題のヒロインの痴態に愚息を握る手もいっそう熱を帯びようというもの。
なにを措いてもファックの密度を最優先する当ブログの評価基準では申しわけなく思いつつ採点が心もちひかえめになってしまうが、美麗かつキャッチーな作画と軽快な物語展開のコンビネイションはコンビニエロとしての一種の理想型ではある。なによりもヴィジュアル的な眼福度では現代エロ漫画家のなかでも飛び抜けた存在のひとりだけにニヤニヤ観賞用と割り切って購入するのなら非常に好適なセレクト。俺としては爆乳牛娘のおちちのみならずまんこも美味しく頂戴の「も～も～牧場」と、天才飛び級少女とのしっぽり甘やかなラヴ・アフェア「ハイパーバラッド」がグッときたです。
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