2013-05-17

今宵のニグロ・リーグ。

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-流一本「純愛コラプス」ヒット出版社 ISBN:9784894655928
話○ 抜◎-○ 消極小 総合○

彼氏以外の男に犯されたヒロインは調教フルコースですっかり完堕ち表題作連作2本+肉体の秘密を知られ教師たちの慰みものとなる少女は唯一の心の安らぎさえ奪われて長編4話。清楚な女の子が転落の一途をたどり一匹のメスブタとして快楽享受に没頭し白目剥いてイキまくるに至る怒濤のシークエンスをロングランで展開の作者最新刊はトータル12冊めの単行本となる。
前作「NTR少女」から1年経たずにリリースのこちらは、他社作品混淆から本拠地たる「コミック阿呍」で執筆した作品のみの構成となった。まあどこで描こうとすでに作風は完全に固まっているのでテイストにはまったく変化ないのだけれど。
一般青年誌系のオーソドックスな絵柄で問答無用のガチンコファックをくり広げるというデビュー当初からの特徴をよく保ちつつ、作画も作劇も年々ディテイルが洗練されきめ細かく作りこまれるように。師走の翁岡田コウと並んで、質的にも売上的にもいまやヒット出版社のエロ漫画部門を牽引するような存在だ。
今回は読み切り作品がなく長尺もの2つ貼り合わせなので、登場ヒロインはふだんより若干少なめ。とはいっても長編の方は複数の抜きキャラを逐次投入して読者のワガママな要望にもキッチリお応えだ。JC/JD/社会人と各年代を網羅しおっぱいも小さなものから大きなものまで取りそろえと用意周到でございますよ。
前単行本の表題がモロにそのまんまだったように、ここ最近の流一本と言えばNTRが代名詞。今回もタイトル・チューンの「純愛コラプス」はストレートど真ん中の正統派寝取られ作品だ。一方でそちらより分量の多い途中からの長編「さようなら、また明日。」は若干毛色が違い、凌辱調教をメインに据えつつ被害者たるヒロイン側のダークサイドまでガッチリ開陳の一大人生修羅模様。作品の凄惨さにかけてはこちらの方が上で、心優しき者たちがどんどん道を踏み外し冥府魔道へ堕ちてゆくかたわらでゲスい連中がこの世の春を謳歌し高笑いという救いレスの勧悪懲善ワールドに心はすっかり氷点下。
2作品おのおのの主演女優たち――誠実で心優しき彼氏を心ならずも裏切り立派な肉便器へと仕立てられる世間知らずのお嬢さま・西ヶ谷千尋さん、そして両性具有というスティグマを抱え極悪非道の教師どもに凌辱の限りを尽くされる女子中学生・戸田奈緒美たんのいずれも、精神的にはズタズタに引き裂かれ恋は踏みにじられてとおよそこれ以上ない屈辱を嘗めさせられる。しかしながらその肉体はまったく逆に、このうえなく甘美な快楽にしびれ中毒しすっかり依存するというダブルバインドのもとへと置かれるのだ。このアイロニカルな状況をカメラ・アイで淡々と描くことによりいっそうその悲劇性/喜劇性を浮き彫りにする手腕の冴えはこの作家のキャリアの誠実な積み重ねのたまもの。
彼女らおよびサブヒロインたちが卑劣な男たちにこぞって蹂躙される濡れ場はいつもながらにたいへんパワフル&エロティック。しきりに男を拒んでいたのもつかの間、たちまち性感を開発されすっかり情欲の虜となってだらしなくアヘりまくる女子どもの痴態がたまらなく扇情的だ。少女たちは大半がいかにも純真無垢で清楚な出で立ちだったものだから、よけいド淫乱そのもののイキっぷりとのギャップがすさまじくて劣情をそそることこのうえない。
顔面蒼白で必死に抵抗するヒロインの意志などおかまいなく強引に彼女を褥に押し倒し衣服をはぎ取って蜜壷めがけ一気に怒張をインサート。涙声で呪詛の言葉を吐き続ける彼女だけどしきりに内奥を貫かれるうちいつしか口からもれるサウンドは甘くせつない色彩を帯びてくる。子宮口を激しく突かれるその都度白目剥きだらしなくよだれをたらして嬌声を発しはじめたら陥落も間近。いよいよ快感を隠すこともせずハートマークを四方八方にばらまき日本語にならない咆吼を声高に放つエロメスどもの子袋めがけトドメの白濁液を勢いよくぶちまけて調教完了だ。
どこから読んでも強姦輪姦の嵐でわずかな甘ラヴ成分さえ最悪の形で裏切られるという、およそ和姦スキーには悪夢でしかない物件なのでほのぼのエロス嗜好の方は立ち入り厳禁。逆にそのへんに耐性がある方ならば怒濤のごときストロングファックの応酬にちんこの安まるヒマもないことだろう。ふたフォビアの自分はいくらか抜き度が減退したものの、総じて実用性は最強レヴェルでたいそう精嚢のストックを費消した。俺的には「さようなら、また明日。」で正ヒロインに嫉妬の炎→ふたなりちんこゴリゴリねじこまれ昇天の発育良好JC・井川さんがもっともツボで、彼女の景気いいイキっぷりをオカズに愚息を激しくいじめた次第。

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