-高津「白雪騎士ホワイティ(30)」ティーアイネット ISBN:9784887744776
話◎ 抜○ 消小 総合○
かつて正義の騎士として戦ったヒロインは一市民に戻り平和を堪能していたが怪人と名乗る少年との出会いから再び狂騒の日々へ……表題作長編6話&番外エピソード(第0話)&スペシャルトラック×1&ボーナストラック×2。正義と悪、ショタとおばさんが入り乱れ天衣無縫のセックスバトルをくり広げる作者最新単行本は通算6冊めにして当社からの第2弾コミックスだ。
今年3月末にワニマガジン社より前単行本「ハメフェス」が出たばかりなのだが、その興奮も冷めやらぬうちに早くも新作リリースのうえ作者公式WEBではさらなる新刊の予告もされていて今年の高津ファンはちんこの安まるヒマもなし。まあ発売のたび表紙を描きおろしたり加筆修正したりする作者がいちばんえらい目に遭っているのは間違いないのだけれど。
クッキリハッキリ健康的なタッチであたかもボンレスハムのごとく目いっぱいお肉の充填された完熟グラマラスボディを好んで描く人で、そんな芸風ゆえ本作の初出である熟女専門エロ漫画誌「COMIC MILF」との相性はこれ以上ないほどドハマリ。この本の出だし数ページに軽く目を通しただけでもう従来なかったほどに高揚した雰囲気が伝わってきて、さぞかし連載執筆中はノリノリだったのだろうと推測する。
めずらしくティーン主体でアダルトさん皆無だった前作とはうって変わり、今回は高津のもっとも得意とする高年齢ヒロインをこれでもかと絨毯爆撃。作中でもしきりにキャラたちに「おばさん」と言わせているように、女性陣は三十路近辺の熟れ熟れ世代がヴォリュームゾーンとなる。そうは言ってもリアル志向ではなくキュート寄りのキャラ造形をする人なのでかなり歳のいったヒロインでもくたびれ感とは無縁であり、ドメスティックな生活臭満ちあふれるガチババア嗜好の方向きではないかも。なんとなれば熟女フォビアの自分ですらたやすく受容できるのだから。
かくもアダルティな女たちと対峙するのはオスの匂いなどとはいまだ無縁の可憐なショタっ子連中。メインヒロインの相方たる怪人少年・海野愛昼(うみのあひる)きゅんをはじめ出てくる男の子みな庇護心をそそられまくるミラクルボーイだらけなので好色少年大好きっ漢は歓喜雀躍。単行本のどのページを開いてもオスキャラはみなこの調子でありおねショタ原理主義の極致と称すべき物件といえよう。
そんな彼ら彼女らがくり広げるお話は表紙絵や帯コピー等でも一目瞭然の、バトルヒーロー系特撮/アニメ作品への愛があふれるパスティーシュ。高度成長末期以降の日本社会でオスガキとして生きてきた人間に対してはおそらく注釈一切不要の臆面もない戦隊もの/変身ヒーローもののお約束をドカドカ投入だ。各回サブタイトルもまたいかにも戦隊シリーズ的テイストのそれだし、そのほか魔法少女ネタやカードバトルの知識などジャパニーズ・サブカルチュアの最良の部分をパパッとセンスよくまぶしてゆく作劇の妙にはうなるほかない。
このすこぶる豊饒な物語空間のなか、メインカップルのほのぼのハード和姦を軸に据えつつサイドで正義/悪それぞれヴァラエティ豊かなおばちゃんたちがショタっ子を美味しくいただきまくるのが濡れ場のメインディッシュ。少年の華奢なボディに似合わぬ立派な男根を目にして興奮したアダルトさんたちが豊満ボディを惜しげもなく開きちんこまんこの真剣勝負に挑むハードコアファックがてんこ盛りだ。ヒロインの大柄な肢体にしがみつき稚拙ながらも必死に腰を振る男の子、というこの作家得意の構図が惜しげもなく多用され読者の興奮を効果的にかき立てる。
まるんと脂が乗りツヤツヤ光るドスケベボディを緊張しきった少年の目前に見せつけながら秘密の花園をオープンセサミしてショタちんこを誘導。ピキピキ元気な暴れん棒をねじこまれたちまちだらしないトロ顔さらしてBBA絶頂だ。子宮口をハードに突き上げられ小刻みな蠕動運動にさらされるたび獣のごとく咆吼しハートマークをまき散らす光景が浅ましくもエロっちい。永遠に思えるほど長時間シャフトを出し入れされて延々アヘり狂ったあげく子袋のなかへ大量のザーメンを流しこまれておばさんファイナルアクメ。
個人的に高津キャラでは10代女子がより好みではあるものの、作者本来のショタ/おばさん嗜好が全開となった本作の方が前作とは比較にならぬほど気合が入っているのはよくわかる。エロシーンの恐ろしいまでの熱量はむろんのこと、過剰なほどにオタ的ガジェットを投入しつつもまったく破綻なくまとめ上げ楽しく読ませてしまうウェルメイドな作劇とも併せて、これまでのコミックス中では最高傑作と言っていいできばえ。いろんな箇所に仕込まれた小ネタもおもしろく、エロ要素抜きになん度も再読に耐える良質のエンターテインメントだ。多数参戦する女性陣のなかでは主演女優たる書店バイト眼鏡女子・森野六花女史(30歳)のドエロい痴態は当然として、お堅い委員長タイプな太眉っ娘・竹林月乃さん(28歳)がえっちではすっかり豹変しちんこパワーに屈するするさまにたいそうおっきしたです。
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