2013-07-06

今週の中国嫁日記。

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-希有馬「EROフィギュア(上)(下)」海王社 ISBN:9784796404488 ISBN:9784796404495
話△ 抜○-△ 消中 総合△

白磁のごとき柔肌を精液で汚され男どもの蔑みの言葉にまみれながら少女たちは快楽の淵へと堕ちてゆき……短編全13本(上巻7/下巻6本)。異色の同人フィギュア付属エロ漫画を集大成した作者成年向け商業初単行本は2冊まとめて同時リリースだ。内容的にも併読が前提となっているので両者併せてのレヴュウを実施する。
この作者および所属サークル「希有馬屋」といえば俺のようなオサーンヲタにとっちゃもっぱら男性向けの薄い本や立体物などでおなじみなのだが、現在ではエロ仕事よりむしろチャイニーズ・ワイフとのラヴラヴ新婚web漫画でもって広く人口に膾炙している。すっかり商売のターゲットを一般人へ変更してこっち方面はなかば店じまいしているのかと思ったらほんの数日前に本作発売のニュースを目にしてビックリだよ!
いわゆるエロ同人の再録はたとえばオークスや三和出版などがよくやっていて、今回も最初話を聞いたときはてっきりそういう流れなのかと思った。じつを言うとこのサークルが以前出したハルヒエロ同人が壮絶に抜けたので、もしやそれが載ってるのではとちょっと期待して購入を決定した次第。しかしながらいざ買ってみるといささか趣向が違っていて、これまで出したフィギュアの付属冊子に掲載されたものを集めたとのこと。そもそもそうした試みをしていたこと自体知らなかったので、当然のことながら収録作品はすべて初見。
ややクセはあるもののたいそう扇情的なオタ絵はなにも知らないリア充向けに偽装しているほのぼのタッチの某中国嫁漫画とはまったく異なるもので、とりわけ女の子の紅潮したイキ顔を描かせると絶品だ。未曾有の快楽に全身を打ち震わせ歯を食いしばりながら衝動に耐えるはしたない痴態でなん杯でもおかわりできそう。
一方でオハナシには筋らしい筋がほとんどなく、まるで本来あるべき話からいくつかの印象的なシーンだけを切り出してきたみたくエロシチュのみに特化。そもそもここに登場する女の子の元ネタであるゲームなり企画なりを知っていることが前提でストーリーが展開されているのでその背景を知らずにこの漫画だけ読んでも訳ワカメなのは当然ではある。それでも最低限の情報は各話開始前の作品解説で提示されるので、そこを読んで「まあこういう世界観なのだな」とテキトーに脳裡へ留め置けばそれでよろしいかと。
餌食となる女性陣は推定ミドルティーンから20代前半あたりのゴールデンエイジで、ささやかな胸部をお持ちの方から鏡餅のごとくおみごとなブツを誇示する娘まで乳サイズは多彩。ただ全体的には巨乳寄りだし漫画中のプレイもバストを大いにもてあそぶ系統のが多いのでどちらかというとおっぱい星人向けといえようか。
くり広げられる濡れ場はスケベなオッサンやら発情した同僚女子やらに無理やり押し倒されてなすすべなく主導権を奪われる強要系のそれが圧倒的多数。また原作にファンタシー風味の話が多いらしくエロピンチ凌辱ネタはとくに充実しており、KTC社漫画などお好みの方にはとくにオススメ。甘口和姦もなくはないのだが無理やりエロの方が明らかに印象が強いので、夫婦イチャラヴの延長的雰囲気を期待してこちらを手にした某漫画読者には鬼門ですのう。
ふよふよのお胸をあらわにしすべすべまんこを怒張でこじ開けられておにゃのこたちまちハートマークをはしたなくマシンガン連射。高速ビートで刻まれる擬音をバックに従えながらハードに子宮を貫かれて女子どもすっかり恍惚の表情。乳首をつままれクリトリスを弾かれて電流のようにほとばしる衝撃を真っ赤な顔してこらえ続け苦悶する痴態におっきが止まらない。なん度となく強制絶頂を迎えさせられなおも全身をくねらせ快感に身もだえする彼女の子袋の奥深くへこれが最後とばかりに白くねばつく液体をドプドプ流しこみファイナルアクメ。
背景がほとんどなく人物のアップばかりで構成されたヴィジュアルは漫画としての読みやすさに欠け、またまんこのビラビラを囲むように黒塗りする性器修整は残念無念で評定をマイナス。とはいえたたみかけるようなアヘ声絨毯爆撃や紅潮しきったトロ顔などエロ喚起力は間違いなく高く、個人的にちんこ勃たないレズネタがなかったらさらに抜き評価に加点したところだ。作者の大ブレイクがなければお蔵入りしていた可能性もあったであろうレアな成り立ちの作品群であり、コレクターズアイテムとしても持ってて損のない物件といえよう。登場する娘のなかではいかにもサブキャラらしい帽子逆かぶりソバカス整備兵・中島茜さんがボーイッシュなくせにやたら乙女ティックだし意外におっぱいデカいしで最ヌキヒロインでございました。

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