-ZUKI樹「媚薬ガ私ヲ牝ニスル」ティーアイネット ISBN:9784887744868
話○ 抜○ 消小 総合○
天才校医が製作のマジカルポーションで生徒職員みなHに乱れまくり長編5話+人類人外仲良く暮らす世界で男子女子性春真っ盛り連作シリーズ3本。クールでソリッドなタッチでもって奇抜なアイディアてんこ盛りのコミカルラヴを展開の奇妙なミスマッチがなんとも心地よい作者最新単行本は抜き物件としての通算15冊めにして成年仕様/本レーベル発行の7thコミックスだ。
この作家のことはかなり早い段階からその存在を認識しており、以前にもいくつかの単行本を購入している。しかしながら直近数年は自分の得意分野とは言えない獣姦ものが続いてついごぶさたになってしまっていた。しかしながら今回は店頭サンプルをパラ見したところ人間どうしがセックスしていたのでひさびさに読ませてもらおうと在庫を手にしてレジへ。当ブログで記事にするのは2010年刊の「ハッピーガール」以来という体たらくでありまことに申しわけなく思う次第。
ベタついた情緒とは無縁の乾いたタッチはデビュー当時からとても印象的だったが、最新作であるこちらを読んでもその感想は変わらない。どちらかというとカラーより白黒原稿の方がはっきりと特徴の出る筆致で、良くも悪くも読み手を選ぶ強烈な個性だ。ともすれば抑揚に乏しく思えることもある人工的な絵柄なのだけれど、後述するように物語はむしろハートウォーム基調でありその不思議なギャップに引きつけられる。
収録作は大きく2パートに別れ、前半部は人格破綻の天才女医を物語の触媒/狂言まわしに据えた長尺もの「保健医の先生のお薬の時間です。」、後半部はKTCティックな人外/ヒューマン混在ワールド舞台のオムニバスという具合。どちらも学園舞台ゆえ登場する女の子は教員や外部侵入者といったイレギュラーを除けばハイティーン専科と言ってよい。後半では低身長コボルトだの手のひらサイズの妖精さんだの「ホンマにこの娘とセックスするの?」的女子も登場するのだが、彼女らもしっかりエロに参加するので安心だね!(なにがだ)
冒頭「保健医の~」は乱交メイン、後ろの連作は基本1on1と行為の趣向は若干異なるものの、どちらも明るく楽しくちょっとおバカなライトエロで読後感は良好だ。絵柄はクールなのに物語は秘められた情熱をついに開放したり恋する気持ちをすなおに押し出したりの心温まる恋愛模様をくり広げるという作劇の妙はこの人がはじめて手がけた一般作品「きんぱつへきがん関西版」にも共通しており、普遍的なラヴストーリーの心地よさを軽快なギャグといっしょにたいそう美味しく頂戴。
どこかほのぼのした物語世界とは裏腹に濡れ場はたいへん出入りの激しいハードコア志向のもの。ボディサイズに関係なく大きめに盛られたバストをブリブリ揺らし肉厚のビラビラを目いっぱい押し広げてたぎる怒張を飲みこみセックスに没頭するヒロインの艶姿が勃起中枢を大いに刺戟せしめる。激しく内壁をこすられ随喜の涙を流して快感に打ち震える女の子へドプドプ中田氏三昧だ。あと自分的にはそれほどグッとくる要素ではないのだけれど、思いを遂げるそのときまで封印してたヴァージンをようやく捧げる女の子がやたら多いので処女スキーならば興奮も5割増しかと。
とまどい恥じらいながらも少女は男の前にその白くきめ細やかな素肌をさらしてアプローチを待ちかまえる。ググッと侵入してきたシャフトの痛みに耐えながらも同時に想い人と結ばれた喜びも混じり得も言われぬ表情だ。おもむろにはじまった性器どうしの激しい摩擦運動にいつしか熱中しきつく抱きあいながらはしたない嬌声を発する痴態がなんともエロっちい。感極まり随喜の涙を浮かべながら初アクメを迎える彼女のJKまんこの最深部へ最後たっぷりと白濁液を叩きつけ性愛の交歓にフィナーレ。
冒頭長編は最重要人物の借金魔女医が自身セックスにはまったく関与しなかったり最終話で突如いわくありげな人物とともに立ち去ったりと尻切れ感満載でややノれなかったものの(というかこれは以後に継続前提のシリーズなのかも知れない)、後半の多種族混在学園ものはエロも話もじつに興味深く読ませてもらった。もとより作画のクオリティは高値安定であり、そこに加えてムチャな趣向を無理なくラヴコメフォーマットに押しこんで自然に受容させてしまう力業に乾杯。てなわけで最愛ヒロインはトガリ耳&羽根装備の手乗り妖精生徒会長であり、彼女のミニマムまんこをボコボコ貫く体格差無視のストロングファックで大いにマイサンを酷使したですよ。
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